鉄道ホビダス

2007年7月26日アーカイブ

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▲屋島をバックに志度を目指す600形(もと名古屋市交)624。冷房化とともにラッピング車輌の姿も目立つようになってきた。'07.7.22 八栗?六万寺

旧型車が消え去った志度線は600形、700形、800形のもと名古屋市交トリオによって固められ、すっかり様変わりしてしまった感があります。しかも私が前回訪れたのは“旧型”などという言葉さえなかった十年以上前のこと。まだ屋島ケーブルも営業していた時代ですから、その変貌ぶりにはまさに浦島太郎状態でした。

kotoden12n.jpgかねてから志度線きっての撮影地であった“房前の鼻”の海岸線は現在防潮堤のかさ上げ工事中で、そこを鮮やかなラッピングを身にまとった冷房車が行き交う様には時代の流れを感じざるをえません。それでも終点・琴電志度駅をはじめ、いかにも琴電らしいストラクチャーのいくつかは健在で、志度線はちょうど新旧入り混じった変貌の最中にあるといえましょう。
▲終点の志度駅で発車を待つ722号。手前ではためいているイルカの幟は琴電独自のICカード、その名も「IruCa」のキャンペーン用。'07.7.22

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▲趣ある琴電志度駅の駅舎とその内部。JR志度駅とは国道をはさんで100mほどの位置にある。'07.7.22
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さて、旧型車の動向ですが、現在在籍しているのは6輌(20形1輌、60形1輌、1000形1輌、3000形2輌、5000形1輌)で、動態保存を前提として今橋車庫で保管されている20形23号以外はすべて長尾線所属となっています。このうち8月3日までの増結運用に充当されているのは3000形2輌(300・315)で、60形と1000形は仏生山で休車状態、5000形は動態保存を前提とした全般検査中でした。

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▲志度線に唯一残された20形23号。1925(大正14)年川崎造船所製で、もと近鉄モ5620形である。とりあえず解体されることはなく、動態保存車として仏生山車両所へ移動する予定とのこと。'07.7.22 今橋
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▲来週一杯で運用から離脱する予定の長尾線3000形315号と300号(左)。右は1913(大正2)年天野工場製と現有旧型車中最古の歴史を持つ60形65号。'07.7.22 瓦町/仏生山
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訪問が日曜日だったため、残念ながら運用に入っている姿を目にすることはできませんでしたが、さすがに開業時から走り続けている3000形(1926年日本車輌製)の存在感は群を抜いており、後ろ髪をひかれる思いで琴電をあとにしました。

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▲仏生山車両所では5000形500号の全般検査が行われていた。腐食した車体側板を部分的に切り接ぐなどかなり大掛かりな修復作業で、出場時の晴れ姿が今から期待される。'07.7.22

ちなみに旧型車のなかで唯一かつての赤+クリームの塗装で残されている500号は現在全面的な修復作業中で、遠からず美しくレストレーションされた姿を披露してくれるはずです。ただ、その一方で保存対象から外れた3000形315号は、8月11日・12日に琴平線で行われる予定のさよなら運転を最後に解体されてしまう運命だそうで、残された旧型車の命運もこの夏で大きく分かれることになります。

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