鉄道ホビダス

2007年7月25日アーカイブ

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▲ひと足先に定期運用から旧型車が消えた志度線今橋車庫では、すべての機器類を外された30形27号が静かに最期の時を待っていた。長年ペアを組んできた28号はすでに解体されてしまっている。'07.7.22 今橋

高松で会合があり、旧型車の置き換えが2週間後に迫った高松琴平電鉄を訪ねる機会を得ました。思えば「琴電」を訪れるのはずいぶんと久しぶりのことで、まずはJR高松駅の変貌ぶりにびっくり。愛用(?)だった駅前広場横のさぬきうどん屋さんなど跡形もなく、近代的な駅ビルの正面には駅前広場が広がっています。

kotoden2n.jpg本誌今月号でも詳細なガイドをお送りしているように、全線の完全冷房化を目指す高松琴平電鉄では、もと京浜急行1000形後期車を新形式1300形として投入、唯一定期運用(増結用)として長尾線に残されていた旧型車を淘汰する計画で、Xデーは8月3日(金曜日)朝の増結運用とされています。まさにファイナルカウントダウンを迎えたなか、まず訪れたのはつい先日、7月7・8日に30形さよなら運転が行われたばかりの志度線今橋車庫です。
▲番号板も切り抜かれた車体はこの日の夜、解体業者のもとへと搬出されるという。'07.7.22 今橋

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▲バトンを渡した600形が並ぶ横で佇む27号。窓枠も外され、特徴であった大きな側窓がいっそう大きく見える。手前に連結されているアントは1994年製ANT20W形。'07.7.22 今橋

もと名古屋市交の600形がずらりと並んだ今橋車庫には、取り外せるものはすべて取り外された30形27号の哀れな姿が…。うかがったところではすでに僚車28号は解体されてしまい、この27号もこの日の夜仏生山車両所から搬入される長尾線611号(志度線転入後は631号に改番予定)と入れ替えで長年住み慣れた今橋車庫を後にし、解体業者のもとへと向かうのだそうです。かつて一世を風靡した京浜急行の名車230形の生き残りであっただけに、残念でなりません。

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▲仏生山車両所からトレーラーで搬出される611号の車体。この日の夜に今橋車庫へと運ばれ、入れ代わりに27号の車体が解体場へと運ばれてゆくという。'07.7.22 仏生山

kotoden6n.jpgさて、一方の仏生山車両所では志度線へと転属する611号の搬出作業が行われていました。瓦町で接続している琴平線、長尾線、志度線の3線だけに、現地をご存知ない方はオンレールで移動できると思われるでしょうが、志度線とはレールがつながっておらず、今橋車庫への車輌の搬入はすべて“陸送”となっています。専用のトレーラー台車に載せられた611号の車体は、狭隘な構内から四苦八苦の末に引き出され、深夜の搬出を待ちます。そして朝日が今橋車庫を照らす頃には、この611号が検修庫の前に置かれ、あの27号の車体は消え去ってしまっているに違いありません。
▲台車はラフターで別のトラックへと積まれて今橋を目指す。'07.7.22 仏生山

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