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泉北高速鉄道7020系誕生。

otk7020frontnn.jpg中百舌鳥から和泉中央まで14.3kmを結ぶ泉北高速鉄道(大阪府都市開発)では、1996(平成8)?1998(平成10)年にかけて導入した7000系に続く後継新型車輌7020系を新製、4月30日から営業運転を開始しました。この7020系は7000系をベースとしながらも、さらに、車内空間の快適性・利便性の向上、省エネルギー化による環境負荷の低減を図った車輌で、まずは6輌編成1本が投入され、将来的には4輌編成、2輌編成のバージョンも誕生する予定です。

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▲3000系の置き換え用として登場した7020系。今回は6輌編成だが将来的には4連・2連も製作される。'07.4.26 光明池車庫 P:RM(高橋一嘉)
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▲車内。腰掛は片持ち式となり、中間部にスタンションポールが設置されている。'07.4.26 光明池車庫 P:RM(高橋一嘉) 
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otk7020lcdnn.jpg外観デザインは従来車7000系と同様に、白いボディーに泉北高速鉄道のシンボルカラーであるブルーの濃淡の帯を配したもの。客室内は車内のドア上に、文字だけでなく画像による多彩な案内情報を表示する液晶式(LCD)の案内表示器を設置しているのをはじめ、おおむね以下のような改良が施されています。
・混雑するドア付近通路部に吊手を追加するとともに、吊手の高さを3種類とし、従来のものより低い高さの吊手を設置。
・出入り口付近及び座席の中央に、スタンションポール(握り棒)を新設。
・視認性を高めるため、優先座席を明確に色分け。
・各車輌に車いすスペース設置。
・一人当たりの座席シート幅を、20㎜広げ、460㎜に拡幅。
・窓ガラスには、紫外線をカットするUVカットガラスを採用。
・ドアの開閉を知らせるドアチャイムを新設。
機能的にもVVVF制御装置に最新の技術を採用することで省エネ化を図り、空調装置の冷媒にはオゾン層破壊に影響のない代替フロンを使用するなどの配慮がなされています。
▲初めて採用されたLCDによる案内表示器。現在は各扉上に1画面だが、2画面対応の準備工事が施されている。'07.4.26 光明池車庫 P:RM(高橋一嘉)
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senpoku2n.jpgちなみにこの泉北高速鉄道という路線、関東在住の皆さんにはあまり馴染みがないかもしれませんが、大阪府南部・堺市から和泉市にかけての丘陵地帯を宅地開発した泉北ニュータウンの足として、大阪府を中心とする第3セクター「大阪府都市開発」が事業者となって1971(昭和46)年に開業(中百舌鳥?泉が丘間)した路線で、開業当初は600V電圧(1973年1500Vに昇圧)の電気鉄道でした。当初から南海高野線と相互乗り入れ運転を行っており、1995(平成7)年に最後の延伸区間である光明池?和泉中央間が開業、今では一大通勤路線として重要な役割を担っています。今回誕生した7020系も泉北高速鉄道線(中百舌鳥?和泉中央)及び南海高野線の一部区間(難波?中百舌鳥)で運用される予定です。
▲7020系の増備によって3000系は次第にその姿を消してゆく。'06.3.25 P:名取紀之

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▲光明池駅全景。左へ分岐してゆくのが車庫線で、その先に光明池車庫がある。'06.3.25 P:名取紀之

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