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余部橋梁まもなく工事着工。

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春の訪れとともに、あの余部橋梁の架け替え工事がいよいよ始まります。昨年秋の「全国鉄橋サミット」で現地入りした時には、まだまだ先の話と思っていたのに、あれよあれよという間に運命の時は迫ってきていたのです。
▲高さ41.5m、まさに天空に聳える大トレッスル橋を国鉄色のキハ58系が行く。この西側(餘部駅側)3本の橋脚が保存候補となっている。'06.10.22

amarubefinal2n.jpg架け替え工事はまず工事用資材の搬入ルートの確保から始まります。現在、国道横にトイレを伴って設置されているパーキング・スペースと展望台を閉鎖して資材置場とし、さらに横を流れる長谷川を重機が渡れるように仮設橋を設置する作業が今月末から4月にかけて行われる模様で、この時点であの余部橋梁の全景を支障なく見渡すことはできなくなってしまうはずです。工事用車輌が往来するなど本格的な工事現場のような状況になるのは恐らくゴールデンウィーク明け頃と思われ、95年にわたって親しまれた大トレッスル橋はついにファイナルステージを迎えます。
▲香住駅で普通列車と交換するキハ181系の特急「はまかぜ」。キハ181系と余部橋梁の組み合わせが見られるのもいつまでだろうか…。'06.10.22

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ところでこの余部橋梁の架け替え後の取り扱いを検討していた「余部鉄橋利活用検討会」の第5回会合が今週月曜日に行われ、具体的な方法は明記していないものの、「一部保存」で提言がまとめられました。この提言をもとに兵庫県が来年度中に方針を決定、最終的には県がJRから現橋梁を譲り受けるかたちで保存されるようです。昨年の「全国鉄橋サミット」をはじめ積極的に余部橋梁顕彰事業を繰り広げてきた地元の香美町では、11本ある橋脚のうちの西側(餘部駅側)3本を残し、あわせて展望台機能を備えた「鉄橋記念館」の新設や、道の駅の誘致など観光資源としての活用を期待しているとのこと。もちろん近代化遺産としての登録有形文化財への登録も視野に入れているとのことでした。
▲国道沿いの駐車スペース・展望台(画面右端)が仮囲いされて資材置場となり、画面中央の長谷川に重機を通すための仮橋が設けられるという。なお、新橋梁は現橋の南側(山側)約7mの位置に架けられ、4年間ほどかかって完成後、約2週間の運休期間で新橋にレールを付け替えてから現橋が解体される予定。'06.6.17

この24日(土曜日)からは一週間あまりにわたってDD51牽引の「想い出のあまるべ」号が運転されます。おそらくこの列車が今までどおりの美しい姿の「余部橋梁」を渡る最後のイベント列車になるはずです。

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