鉄道ホビダス

復活するC56 44。

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昨日は“鹿島のカバさん”ことDD901の解体という悲しいニュースをお伝えせねばなりませんでしたが、今日はうって変わって明るい話題をお送りしましょう。ボイラーの不具合により3年以上前から休車状態となって先行きが懸念されていた大井川鐵道のC56 44号機が復活することになったのです。
▲復元されるタイ国鉄時代の姿の模型と大修繕を待つ実物のC56 44。キャブ屋根が曲面ではなく平面構成なのはタイ時代の名残り。'07.2.27 P:金盛正樹

_I3F4003n.jpgおととい新金谷で行われたこの記者発表にカメラマンの金盛正樹さんがお出でになり、さっそくその様子をレポートしてくださいました。発表によれば、1980(昭和55)年1月から営業運転に充当されてきたC56 44号機ですが、運転開始から二十年以上を経て殊にボイラーの劣化が激しくなり、2003(平成15)年12月より運用を離脱してしまっていました。今回、大井川鐵道では沿線自治体の支援を受けつつ、約2600万円の予算を計上して、ボイラーの交換、ATSの設置、および車体細部の変更と全塗装を行うこととしたものです。
▲C56 44を前に新金谷構内で行われた記者発表には地元メディアをはじめ多くの報道陣が集まったという。'07.2.27 P:金盛正樹

DPP_0162n.jpg今回の大修繕で注目されるのが、タイ国鉄で活躍していた当時の姿に復元される点でしょう。ご承知のようにこのC56 44号機は現在靖国神社で保存されているC56 31号機とともに1979(昭和54)年6月に“帰還”を果たした機関車で、それまではタイ国鉄735号機としてメーターゲージのタイ国鉄線を走っていたものです。折りしも今年は日タイ間の修好120周年にあたり、大井川鐵道ではこの復元を機に、静岡県および関係団体と連携してタイ国との国際交流を深めるとともに、再来年開港予定の富士山静岡空港と沿線地域の活性化に寄与してゆきたいとしています。
▲遥かタイから帰還して大井川鉄道で運転を開始したのが1980(昭和55)年。写真はその当時の記念乗車券で、タイ国鉄時代の様子と船から卸されるシーンが収められている。'07.2.27 (大井川鐵道提供)

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▲大修繕完成後はこのようなタイ国鉄スタイルとなる。折りしも今年は日タイ修好120周年の記念すべき年とのこと。'07.2.27 (大井川鐵道)

注目の復活予定ですが、この日の発表では今年10月上旬。「鉄道の日」のイベントや、静岡浅間通り「山田長政祭り」との同時開催を予定しているとのことです。秋景色の川根路をゆくタイ国鉄仕様のC56 44、果たしてどんな風情となるのかぜひ見てみたいものです。

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