鉄道ホビダス

生まれ変わる都電荒川線。

toden1n.jpg
東京都交通局は都電荒川線の活性化策として、来る5月から昭和初期の東京市電をイメージした特別仕様の新型車を導入すると発表しました。あわせて三ノ輪橋停留場を地域の活性化のためレトロ調のデザインで整備する予定で、この春から都電荒川線は大きくイメージチェンジすることとなります。
▲9001の番号が見てとれる都電の新型“レトロ調”車輌。集電装置はワンアーム・パンタグラフのようだ。(東京都交通局提供)

toden2n.jpgまず注目されるのは都電荒川線としては実に14年ぶりとなる“レトロ調”の新車です。レンダリングに見られるようにダブルルーフ、丸窓、エンジとクリームのツートンカラー、木目調で統一された床と壁面、真鍮風の手すり、さらには電球色の半間接照明の採用など、従来の一般営業用車とはまったく異なる、都電としては初めてのコンセプトカーです。もちろんレトロな外観とは裏腹にVVVFインバータ制御や速度制御装置、デッドマン装置、液晶モニターなど最新の技術を活用した車輌となる予定です。
▲木目調の室内に電球色の温もりがマッチする室内。(東京都交通局提供)
クリックするとポップアップします。

一方の三ノ輪橋停留場のリニューアルは「昭和30年頃のイメージを統一コンセプト」とし、ここに掲げた完成予想図のように停留場全体をレトロ調に整備する計画です。第一期工事として、まずホーム、時計塔、ガス灯風の照明などを整備し、続いて第二期工事として公衆トイレ、地域情報コーナーなどを整備する予定とのこと。もちろん、リサイクルを想定した資材の選定、省エネルギータイプの照明の採用など、環境負荷の低減やメンテナンス負担の軽減にも配慮がなされています。第一期工事は本年5月、第二期工事は本年秋以降の完成予定と発表されています。

toden3n.jpg
toden4n.jpg
▲三ノ輪橋停留場のリニューアル完成予想図。さながら「昭和」のテーマパークのように生まれ変わる。(東京都交通局提供)

ついでにもうひとつ、ファンにとっては嬉しい発表がありました。この都電荒川線の活性化策の一環として、荒川電車営業所内に旧型車輌2輌を展示保存する施設が整備されることになったのです。新たに整備のうえ保存・展示されるのは5500形5501号と7500形7504号の2輌。ことに「PCCカー」(Presidents' Conference Committeeの略)と通称された1954(昭和29)年製の5501号は、米国から技術導入を図った低騒音・高加速の日本の路面電車史に残る名車で、ながらく荒川車庫の奥で非公開のまま留置されていただけに、実に嬉しい配慮です。車輌に沿って停留場風のウッドデッキを設けるとともにイベントスペースも確保されるそうですので、5月以降はたびたびこの2輌に接するチャンスが訪れるはずです。

■ホビダス RM新ブログ「今日の一枚」オープン!
『Rail Magazine』の「新世紀カレンダー」をホビダス・ブログで「日めくり式」に展開いたします。ネットで投稿していただいた写真は、原則として即日または翌日アップ!(土・日・祝日は除く) 各撮影日の写真1点を「新世紀カレンダー」に掲載させていただきます。特典は「新世紀カレンダー」と同じ。まずはアクセス! リニューアルしたRail Magazineトップページからお入りください。

http://www.rail-magazine.jp/

レイル・マガジン

2007年2月   

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28      
「編集長敬白」が携帯電話でもご覧になれます。下記アドレスもしくはQRコードを読み取ってアクセスしてください。
http://rail.hobidas.com/blog/
natori/m/

ホビダス・マーケット新着MORE

  • 俺がイル
ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2018 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.