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小田急が新型通勤車4000形を発表。

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昨日、小田急電鉄から東京メトロ千代田線への新たな直通運転用新型通勤車輌「4000形」(二代目)の概要が発表となりましたのでさっそくご紹介してみましょう。
▲4000形の完成予想図。E233系ベースながら地下鉄線内の車輌定規の関係から断面形状は異なる。(小田急電鉄提供)

何よりも特筆されるのはこの新型通勤車輌4000形がJR東日本のE233系をベースに設計され、東京メトロ線内の運行に必要な設備を搭載していることでしょう。E233系の特長である運行障害の低減のための電気機器や保安装置など主要な機器・回路の2重系化はもとより、ホームとの段差縮小や優先席エリアの明確化など、バリアフリー化をより一層推進するとともに、一人あたりの座席スペースを拡幅し、居住性を向上させている点もE233系を踏襲しています。

oer40003n1.jpg小田急電鉄から発表されている主な特長は以下のようなものです。
■車両性能・デザイン
JR東日本のE233系をベースとし、東京メトロ線内の運行に必要な設備を搭載します。 2007年9月の就役後は、現在の通勤車両1000形に替え、主に東京メトロ千代田線への直通運転用車両として使用する予定です。また、車体外観はステンレス製の車体に鮮やかな インペリアルブルーの帯をあしらい、前面部には当社独自のデザインを採用します。
■安 全 性
①電気機器や保安装置などの主要機器・回路を2重系化することにより、「故障に強い車両」とし、運行障害の低減を図ります。
②車体側面の柱や屋根材の強化により、車体強度の向上を図ります。
■バリアフリー化の推進・居住性の向上
①一人あたりの座席幅を460mmに拡幅します。(1000形比で20mm増)
②車両床面を低くしてホームとの段差を縮小します。(1000形比で20mm減)
③出入口部の床面や戸当たり部分を黄色にして目立たせるほか、優先席エリアについては、 つり革、壁面、床面等の配色を一般座席付近と変更することで明確化します。
④握り棒は人間工学に基づいた曲線形状とし、7人掛けの座席間は2ヵ所に増設します。また、荷棚の高さを1,730mmに下げます。(1000形比で60mm減)
⑤各車両出入り口上部にLCD(液晶)表示装置を設置し、停車駅案内、乗り換え案内や運行情報を表示します。
■環境面への配慮
①当社の通勤車両としては初となる全密閉式の主電動機(モーター)を採用するほか、コンプレッサーや冷房装置等についても低騒音型のものを使用します。
②車体前面、屋根上空調装置カバー、座席詰め物等に再利用可能な素材を使用し、重量比で90%以上のリサイクル率を実現します。

▲優先席部のレンダリング。(小田急電鉄提供)

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▲車内全景。淡い暖色系の色調の内装となるようだ。(小田急電鉄提供)

この4000形は7編成70輌が東急車輌によって製造され、本年9月より順次、東京メトロ千代田線への直通運転用車輌として営業運転を開始します。最初の編成が竣功するのは5月の予定とのことですので、その際はまた本誌誌上で詳しくお伝えできるはずです。

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