鉄道ホビダス

南海大阪軌道線モ217を訪ねる。

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先週、わかやま電鉄貴志駅の「猫駅長」たまちゃんを訪ねた際、途中の交通センター前駅前の交通公園に保存されている南海電気鉄道大阪軌道線(現・阪堺電気軌道)のモ205形217号を訪ねてきましたので、その様子をご覧にいれてみましょう。
▲冬枯れの公園内は…と言いたいところだが、さすが和歌山、日差しは春のような温かさを感じる。画面左手が交通センター前駅のホームである。'07.1.30

nankaimo217a5.jpgこの217号は1938(昭和13)年に木造車の鋼体化により誕生したもので、ブリル77E1を履いたボギー車ながら、全長11m強というまとまったスタイルの小柄な車体が魅力です。晩年は今池?平野間を結んでいた平野線を中心に活躍していましたが、ワンマン化や平野線の廃止などにより1980(昭和55)年11月に廃車となりました。廃車前年にはすでに休車となっていた同車が、なんば駅地下街で催された鉄道用品バザールで売りに出されたこともあったようですが、同車に掲出されている説明板によれば、日本宝くじ協会からの寄贈により現在地に保存されたとのことです。
▲コントローラーの天板にはゼネラル・エレクトリックの文字と数々のパテントが鋳出してある。鋼体化以前からのものなのだろうか…。'07.1.30

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▲実に好ましいまとまりを見せる217号。塗装こそ塗り重ねられてはいるものの、全体的に保存状態は良好。'07.1.30

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▲木製座席など木部の多い車内も比較的良好な状態を保っている(左)。右は今や貴重品となってしまったブリル77E1台車。'07.1.30

nankaimo217a6.jpg交通公園内には免許試験場も併設されているため、交通センター前駅は結構な乗降客数があるようです。お目当ての217号は駅ホームからほんの数メートルの所に展示されており、さすがに交通公園を名乗るだけあって、展示開始から27年も経つにも関わらず管理も行き届いており、車内も見学することができます。運転台には伝統のゼネラル・エレクトリック(GE)のコントローラーがしっかりと残されているのも嬉しい限りです。「いちご電車」に「猫駅長」となにかと話題の多いわかやま電鉄貴志川線ですが、訪問の際はこの217号も訪ねてみられることをおすすめします。
▲車体側面には最後に活躍していた時代の南海社紋が残る。'07.1.30

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2007年2月   

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