鉄道ホビダス

わかやま電鉄の“猫駅長”。

tama1n.jpg今日は始発の「のぞみ」でわかやま電鉄の“猫駅長”に会いに来ています。“猫駅長”と聞いても何のことかおわかりにならないと思いますが、同電鉄の終点・貴志駅で正式(?)に駅長を拝命した猫、その名もたまちゃんです。
さらに何で私が“猫駅長”に会いに来なければならないのか…その辺の事情をご説明しなければなりません。実は社内事情から昨年より弊社の刊行するペット誌、その名も『NEKO』の名目上の編集責任者を仰せつかってしまっておりまして、今日はRMではなく『NEKO』誌の取材というわけです。
▲小山さんに抱かれて駅頭に立つ(?)たま駅長。特製の制帽も支給されている。'07.1.30

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両備グループが経営を引き継いで再出発したもと南海貴志川線、現在のわかやま電鉄は、起点の和歌山駅以外は全駅が無人となっていますが、終点の貴志駅駅舎内には「小山商店」という日用品店が併設されており、ここに3匹の猫が飼われています。母猫の「みーこ」(茶トラ)とその子供「たま」(三毛)、そして血縁関係はないもののタマちゃんが育ての親の「ちび」(茶白)の3匹です。もともと駅利用者から親しまれてきた3匹ですが、わかやま電鉄では三毛のたまちゃんを今年1月5日付けで正式に「駅長」に任命、特製の制帽も用意して“プレスリリース”まで発行しています。
▲貴志駅待合室には「駅長のたまです」と書かれた大きなポスターまで掲示されている。ちなみにほかの2匹、みーことちびは“助役”を拝命しているそうな…。'07.1.30

tama5n.jpgこのニュースに飛びついたのがテレビ・新聞といった一般マスコミです。地元紙はもちろんのこと、全国ネットのテレビでまで紹介されるにいたってその人気は爆発! いまやたまちゃん目当てのお客さんが続々と貴志駅を訪れるまでになっています。飼い主の小山商店さんのお話では、見にきてくれるお客さんへの対応で肝心の店舗の方に手が回らないほどだそうで、たま駅長もこのところちょっと取材疲れぎみだとか…。実際、今日も午前中はほかに一社、関西の地元誌の取材がバッティングしていました。
▲貴志駅本屋と棟続きの「小山商店」が猫駅長の“本宅”。正面に誂えられた大きなケージの中で3匹が仲良く暮らしている。'07.1.30

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「いちご電車」に続いて今度は猫駅長と次々と新機軸を打ち出してくるわかやま電鉄ですが、実際に現地を見聞してみると、一時は廃線が決まったローカル路線を地域と一体になって立て直そうという姿勢がひしひしと感じられます。フリークェンシーの向上はもとより、例えば各駅に山のように置いてある時刻表(しかもポケット時刻表を含めて各種ある)など、もう一度鉄道に振り向かせるための地道な努力の表れに違いありません。猫駅長にしても、際物視するのは容易いことですが、メディアを通してわかやま電鉄の名をひろく知らしめるには絶大な効果があり、ひいては再生への一里塚となるに違いありません。
▲「いちご電車」の入線を出迎える“猫駅長”たまちゃん。日曜日はお休みとのことなのでご注意のほどを。'07.1.30

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