鉄道ホビダス

必見「サンパチ豪雪 雪中横断記」。

sannpati1n.jpg地球温暖化の影響か、はたまた代替輸送機関の整備の成果か、このところ豪雪による鉄道の輸送障害が社会問題化することも少なくなりましたが、ひと時代前まで、雪国にとって雪害による鉄道の不通は、そのまま生命線の分断にも等しいものでした。その最たるものが気象庁が史上初めて正式に命名した「昭和三十八年一月豪雪」、通称「サンパチ豪雪」です。前年1962(昭和37)年暮れから激しく降りはじめた日本海側の雪は、年明けとともにますます強さを増し、1月末には北陸地方を完全に孤立させる未曾有の大豪雪となりました。

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撮影旅行中この未曾有の大豪雪に遭遇し、得がたい体験をされたお仲間がおられるのを、一昨年秋に同志社大学鉄道同好会OB会(クローバー会)の会合にお邪魔した際に伺いました。『内燃動車発達史』の湯口 徹さんもそのおひとりで、なおかつ愛用のニコンSPを駆使して克明にドキュメントを残しておられるとのこと。いつの日か是非ご発表を…とお願いしておりましたが、今週末発売の本誌次号巻頭でようやく皆さんのお目にかけることができるはこびとなりました。

sannpati3n.jpgちなみに、湯口 徹さんと聞くと内燃車輌をはじめとした車輌史の研究がご専門と思われがちですが、実は写真の“腕”も並大抵ではありません。学生時代には写真の道を志そうとされたこともあるやに伺っておりますが、レンジファインダー・ニコンを使いこなしてのドキュメンタリー調の作品群は、既成の鉄道写真の枠をはるかに越えた域に達しているとも称せましょう。これまでにも紀行を中心としたご著書のなかではその片鱗を感じさせるものが少なからずありましたが、今回の「サンパチ豪雪 雪中横断記」はまさにその真骨頂といっても過言ではありません。

sannpati4n.jpgこの1月末で「サンパチ豪雪」から44年。RM本誌としてはコンテンポラリーなテーマ以外が巻頭を飾るのは異例のことですが、時代は移れど鉄道を見つめるファンならではの視線、さらにはその並々ならぬ情熱は、必ずや若い読者の皆さんの共感も呼ぶものと確信し、あえて巻頭でご紹介することといたしました。豪雪禍はもちろん願い下げですが、鉄道趣味のひとつの原点をも物語るドキュメンタリーとして、ぜひご覧ください。

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