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長野支社の「いろどり(彩)」誕生。

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この3月末で引退するJR東日本長野支社のジョイフルトレイン14系“浪漫”に代わる新型車輌として、このたび485系「いろどり(彩)」がデビューしました。昨日、雪晴れの長野総合車両センターで報道公開が行われましたので、今日はさっそくその様子をご報告いたしましょう。
▲長野総合車両センターで並ぶ新旧のジョイフル車輌。14系“浪漫”は3月末までに引退する。'07.1.9 P:RM(新井 正)

irodori1n.jpg485系「いろどり(彩)」は元新潟車両センターの485系6輌が種車。編成は松本方1号車からクロ481-1503(T’sc)[ クハ481-1503]+モロ484-1024(M’s) [モハ484-1024]+モロ485-1024(Ms)[ モハ485-1024]+モロ484-1007(M’s)[ モハ484-1007]+モロ485-1007(Ms) [モハ485-1007]+クロ481-1502(Tsc)[ クハ481-1502] ([ ]は種車車号)となっており、このうち先頭車が北海道仕様の1500番代車である点が特筆されます。
各号車は以下のように長野県にちなんだモチーフと配色がなされ、それぞれロゴマークとイメージカラーとして各所に活かされています。
1号車:県の花/りんどう(ふじいろ)
2号車:県の動物/カモシカ(こきくちなし)
3号車:特産品/りんご(ときいろ)
4号車:信州の自然(びゃくぐん)
5号車:特産品(ふじいろ)
6号車:出荷数日本一/カーネーション(ときいろ)

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注目の車体外観は、前面はライト類を下部から上部へ移設、愛称表示機は市販のワイド液晶テレビ40Vに交換され、種車のイメージを拭い去っています。愛称表示器に市販のテレビが活用されたのはちょっとした驚きでもあります。さらに1500番代のシンボルであった運転席屋根上の2灯ライトと検電アンテナは中央線の狭小隧道対策から撤去され、後者は後位へ移設されています。同様にモハ484の屋根上に搭載されているパンタグラフはシングルアーム式のPS32に交換されていますが、これは485系では初です。
▲各車で異なる配色を施した485系“いろどり(彩)”。愛称表示機はなんと市販のワイド液晶テレビ40V!。ライトはその上部に付けられ独特な顔つきとなった。両先頭車は北海道仕様の1500番代が種車だが、シンボルの一つ運転室屋根上の2灯ライトは中央線の狭小トンネル限界対策で撤去されている。'07.1.9 P:RM(新井 正)

irodori5n.jpg車体色は白をベースに、車体上部に各号車ごとのイメージカラー、裾部にベージュを塗装。また、各側扉の隣接部には“いろどり(彩)”のロゴが添えられています。
室内はリクライニングシートを配した車輌をはじめに、小グループでもプライバシーが守られる簡易コンパートメント、カラオケや多目的室を設けたフリースペースなど車輌毎に趣を変え、内装色も変えられています。詳しくは写真と平面図をご覧いただくとして、ちょっと微笑ましいのは3号車車端に備えられた“マッサージチェア”ではないでしょうか。ついに団体専用車輌にはマッサージチェアまで備わる時代になったのです。
▲モハ484には485系初となるシングルアーム式パンタグラフPS32が搭載された。これも中央線乗り入れ対策の一環。'07.1.9 P:RM(新井 正)

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▲1・6号車の室内は1列+2列の回転リクライニングシートをレイアウト。写真左は6号車。写真右は1・6号車の運転室背後に設ける談話スペース。32Vの液晶モタニには前面展望画面も映し出される。'07.1.9 P:RM(新井 正)

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▲2・3・5号車は4人用簡易コンパートで構成され、テーブルも用意。モケット色は各号車で異なっている。写真左は3号車。簡易コンパートの腰掛はフルフラットにすることも可能(右)。'07.1.9 P:RM(新井 正)

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▲4号車の多目的ルーム(左)。フリースペースでソファとテーブルを備えている。天井には「BOSE」製のスピーカーが吊るされている。4号車の車端部に設けられた多目的室(右)は扉で仕切ることができる。'07.1.9 P:RM(新井 正)

irodori12n.jpgこの「いろどり(彩)」は長野総合車両センターで2006月5月?12月の間で改造され、「N201」という編成番号をもらっています。営業開始は新団体列車デビュー記念“山梨よくばりツアー”として1月21日、長野→甲府、塩山→長野間の予定。冒頭に記したように、この「いろどり(彩)」の完成で同センターの14系“浪漫”は本年3月末をもって引退することとなりますが、そうなるとそれ以降のJR東日本の団体用客車は、尾久の“ゆとり”、高崎の旧型と12系のみとなり、一世を風靡した団臨用ジョイフル客車の時代は終わりを告げることとなります。
▲3号車の車端にはマッサージチェアが鎮座。鉄道車輌では初の試みとなる。'07.1.9 P:RM(新井 正)

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▲「いろどり(彩)」車内レイアウト。(JR東日本提供)   クリックするとポップアップします。

※昨日付け「年のはじめはドコービル詣で」の中で、当初“このメーカー形式「B112」と呼ばれるナベトロ”と記述してアップいたしましたが、直後に今井 理さんより「B112」はナベトロそのものの品番ではなく軸箱の品番であるとのご指摘をいただきました。改めてここに訂正させていただくとともに、今井さんにお礼申し上げます。

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