鉄道ホビダス

“よみがえった”ボールドウィン。

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「よみがえれボールドウィン実行委員会」が7月から取り組んできた、林野庁森林技術総合研修所林業機械化センターのボールドウィン(もと置戸森林鉄道3号機)の修復が完成、一昨日の日曜日「森林鉄道フェスティバルin根利」と題して盛大にお披露目が行なわれました。
▲見違えるほど美しくなってお披露目されたボールドウィン。わずか3ヶ月ほどの短期間でも、ボランティアの力が結集すればこれだけのことができる。'06.10.29 P:木村一博

img_0047n1.jpg前夜は小雨も降ったようで、晴れ舞台の天候が気になるところでしたが、朝から清清しい秋晴れに恵まれ、ちょうど見頃となった山々の紅葉と合わせて絶好の公開日和となりました。残念ながら私は伺うことができませんでしたので、前回のレポートに続いてボランティアメンバーの木村一博さんの写真をお借りして当日の様子をお伝えいたしましょう。
▲コンプレッサーでエアーを込めた汽笛が吹鳴されるといよいよ除幕。感動の瞬間だ。'06.10.29 P:木村一博

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午前11時、「よみがえれボールドウィン実行委員会」の丸山龍一会長の挨拶で幕を開けた式典は、来賓各位の祝辞に続いて子供会員が汽笛レバーをひき、そのかん高い汽笛を合図にいよいよ除幕。幕の一部が煙突に引っかかるハプニングがあったものの、磨き上げられた美しいボールドウィンが目の前に現れると、会場から一斉に「おぉー」と歓声がわき上がりました。
▲地元紙やケーブルテレビで紹介されたこともあって地元の皆さんでもおお賑わい(左)。実に述べ500人が詰めかけたという。センター内では林鉄関係の資料等が展示された(右)。'06.10.29 P:木村一博

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除幕のあとは記念撮影タイム。ボールドウィンをバックに記念撮影をしていると、風向きが変わって隣で運転されている5インチライブスチームの煙がボールドウィンを包み、何ともいえない感動だったと木村さん。額に汗して修復に取り組んだボランティアならではの、万感迫る思いだったに違いありません。
▲周囲に敷設された5インチライブには草軽のジェフリーも登場(左)。右は西陽に燦然と輝く現役当時の3号機のプレート。'06.10.29 P:木村一博

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▲暑かった夏をはさんで苦闘すること3ヶ月。よみがえったボールドウィンを前にしてボランティアの皆さんの記念撮影。どの顔にも達成感があふれている。'06.10.29 P:木村一博

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丸山会長によるとこの季節、根利地区は落葉松の花粉が多く、公開前は花粉まみれになってしまったボールドウィンを再び磨き上げるのに四苦八苦だったそうです。誰言うでもなく、花粉に塗れた姿は“ゴールドウィン”。そんな最後の最後までご苦労を積み重ねての晴れ舞台です。
▲そして夜。照明に照らし出されるボールドウィンは、まさに新しい生命を吹き込まれたかのようだ。'06.10.29 P:木村一博

今後の予定を丸山会長に電話でお伺いすると、ボールドウィンは並んで展示されているホイットコム製ガソリン機関車とともに、来週にはセンター展示棟屋内に移動され、この素晴らしい状態を維持するように努めるとのこと。代わって現在駐車場脇に保管してある上松運輸営林署141号ディーゼル機関車(協三工業製10t)を現在のボールドウィンの位置に移動し、いずれはこちらもレストアを…と夢は尽きません。これから根利地区は厳しい冬となりますが、ボランティアメンバーにも、“動態保存”を含めた更なるステップへの意欲がみなぎっているとのことですので、このプロジェクトに“冬眠”という文字はなさそうです。
今回のフェスティバル会場に置かれた修復募金箱に入れられたドーネーションは総額61,590円。たいせつに次なる修復作業に使わせていただきます、と丸山会長は何度も、何度も繰り返しておられました。

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