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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2006年10月23日

「全国鉄橋サミット」見聞録 (上)  動画付き

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先週後半からの出張続きで本ブログの配信ができませんでしたが、足掛け5日にわたる出張の報告を兼ねて、本日より再開することといたします。
▲いまや山陰の一大観光スポットとなった余部橋梁。町が管理する“お立ち台”には多くの人が列車の通過を一目見ようと押しかけている。'06.10.22

IMGP9469n.jpgちなみに出張の旅程は18日夕方に東京駅から新幹線で名古屋へ、日本鉄道保存協会総会でゲストとして特別講演をお願いした台湾・阿里山鉄道の皆さんをアテンドして翌19日は木曽・上松へ。総会と視察を終えて20日午後に青木栄一先生をエスコートして「全国鉄橋サミット」が行なわれる山陰本線香住駅へと向かい、21日・22日とサミットに出席、22日夜の最終便で鳥取空港から東京へ戻るという強行軍でした。ことに上松から香住への移動がタイトで、上松を昼過ぎに出ても香住駅に到着するのは何と20時43分。日本地図上での直線距離はたいしたことないのにちょっと驚きの不便さです。ちなみに、同じ時間に上松を出て台湾中部の嘉義へと戻る阿里山の皆さんは、中部国際空港→台北空港→高速バスの経路で嘉義のご自宅には21時頃には到着できるとのこと。その話を聞いて青木先生ともども多少ならずショックを受けたのでした。
▲休日ともなると餘部駅は大混雑。臨時の出札もできて、アナウンスもある。もうこうなるともはや「無人駅」ではない。'06.10.22

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さて肝心の余部ですが、「全国鉄橋サミット」の報告は後日にして、とにかく想像以上の賑わいぶりにただただ驚かされました。橋梁下の国道には観光バスがずらりと並び、駅へと登る山道はさながら蟻の行列のごとく人、人、人。香美町企画課のお話では、イベントのあるなしとは関係なく、このところ休日にはほとんどこんな混雑ぶりだそうで、いまや余部橋梁は鳥取砂丘や出雲大社にも伍する山陰地方の一大観光名所となったようです。
▲急行「あまるべ」が走る日。ホームから“お立ち台”を見上げる。とにかくどこもかしこも人、人、人…。'06.10.21

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ただでさえそんな賑わいぶりなのに、21日土曜日は国鉄急行色のキハ58系4連による「急行あまるべ」が運転されるとあって、徹夜組も含めて信じられないほど多くのファンが繰り出しました。例の“お立ち台”は混乱を避けるために、町の誘導で時間単位での総入替え制となる有り様。幸い天気も良く、終点・浜坂に到着した「急行あまるべ」の編成は快速扱いで浜坂?香住間を2往復する意気なはからいもあって、撮影組の皆さんは再び見ることかなわないシーンをこころゆくまで堪能されたようです。
▲橋梁下の集落から駅へと上がる山道は登り下りの人で常にこの有り様。橋梁下の民家は軒先で「あまるべせんべい」まで売り出した。'06.10.21

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▲「急行あまるべ」はとにかく大人気。かの“お立ち台”で撮影しようとする人があまりに多く、町は急遽一時間の総入替え制に…。数時間後の“お立ち台”入りを目指してホーム横には長蛇の列が続く。06.10.21

IMGP9335n.jpgそれにしても観光バスによるツアー客の多いのには圧倒されます。しかもほとんどが香住駅でバスを降りて列車に乗り橋梁を渡って餘部駅へ(もしくはその逆)というパターン。時刻表をご覧になればお分かりになりますが、現在この区間を走る列車はほとんどが城崎温泉?浜坂間のワンマン2輌編成です。そこにバス何台分ものツアー客が乗り込むわけですから、香住?餘部間の混雑ぶりはちょっと想像を絶します。
▲ホームの待合室にはここを訪れた人たちのメッセージが記されたノートが置かれている。中を拝見するとどれもが熱い思いに満ち満ちている。'06.10.21

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▲“お立ち台”はともかく、喧騒から離れて遠望する橋梁も格別のものがある。色づきはじめた山々をバックに浮かび上がる大鉄橋は、神々しくさえある。'06.10.21

というわけで、今回は余部の賑わいぶりを実感していただこうと、動画を撮影してきました。第一弾は鎧駅から餘部駅への普通列車の車内・車窓風景です。東下谷隧道を出た途端に余部橋梁に飛び出すスリルは何とも言えないものがあります。それにしてもこの動画は「急行あまるべ」のような特別の列車が走るわけではなく、通常の休日(22日撮影)の賑わいぶりなのですから驚きです。
動画:鎧から餘部へ
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