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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2006年10月12日

“瀬戸蔵”の名鉄モ754。

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名鉄600Vの聖地であった谷汲線が廃止されて、早いもので5年の歳月が流れました。廃止時に使用されていた3輌のモ750形のうち、755号が旧谷汲駅に保存されたのはご存知の通りですが、では残り2輌はどうなったのでしょうか。751号は車体のみが北方町のパン屋さんに、そして最後まで岐阜工場に残されていた754号はカットモデルとなって瀬戸市で保存されていると聞きます。
▲ミュージアム入口から入るとまず見える光景。電車の行先は栄町ではなく堀川。'06.9.25 P:高橋一嘉

setoden3.jpgその瀬戸市に保存されたているモ754号を編集部の高橋一嘉君が訪ねてきましたので、ハイライトシーンの画像とともにご紹介してみましょう。
 モ754号が展示されているのは名古屋から30分ほどの名鉄瀬戸線の終点・尾張瀬戸駅と目と鼻の先にある瀬戸市の市民会館の代替施設“瀬戸蔵”(せとぐら)の中の“瀬戸蔵ミュージアム”です。この施設は“瀬戸のやきもの博物館”的な施設ですが、かつて瀬戸に多くあった「陶房」(やきものの造る工房/“モロ”と読むそうです)とともに懐かしい尾張瀬戸駅の旧駅舎が再現されており、その一角にお目当てのモ754号が展示されています。
▲待合室から見た754。雰囲気は抜群。'06.9.25 P:高橋一嘉

setoden4.jpgモ754号は1928(昭和3)年日本車輌製。昭和30年代から昭和40年代にかけて瀬戸線の顔として親しまれた車輌です。“瀬戸蔵”での保存にあたっては、塗色は瀬戸線時代を再現した懐かしくも美しいダークグリーン一色に復元されています。また、車内もピンクとベージュの中間のような色からグリーンとなり、吊り掛けモーターの音とかつての瀬戸線の車内放送も再現されて、雰囲気を見事に盛り上げています。しかもホームの一部がガラス張りになっており、鏡で弓型イコライザーの台車を見せる工夫がされているのはちょっとした驚きです。こうなると、雰囲気やコンディションが抜群なだけに、かえすがえすも車体が半分しかないのが惜しまれます。
▲ホームから見た台車。ホームをガラス張りにして、鏡で見せる工夫がなされている。'06.9.25 P:高橋一嘉

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▲754の車内(左)。1輌まるごと…と一瞬思うが、よく見ると切断面に鏡がはめ込んである。2001(平成13)年に惜しまれつつ解体された尾張瀬戸駅の駅舎がこうして復元された(右)。かつてはレストランだったといわれる2階部分は事務所なのか、残念ながら非公開である。'06.9.25 P:高橋一嘉

なお、瀬戸蔵ミュージアムでは10月15日(日曜日)まで「101年目のせとでん展」を開催中で、瀬戸電に関する貴重な写真・資料や模型展示が行われています。また、ミュージアムショップでも754をモチーフにしたグッズ類を多数販売しています。この機会に立ち寄ってみては如何でしょうか。

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