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27回を迎えた日本鉄道模型ショウ。

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今年で実に27回目となる「日本鉄道模型ショウ」(日本鉄道模型連合会主催)が、京急蒲田駅前の大田区産業プラザ(PIO)で今日から始まりました。どちらかというと16番系の出店が多いのが特徴のこのショウだけに、会場内には旧交を温めるベテランモデラーの姿も目立ちました。
▲初お目見えのメーカー「リアル・ライン」の1/150スケールのD51に注目が集まっていた。写真は来年発売予定とアナウンスされる4バージョンのうちのひとつD51 241追分区現役仕様。'06.10.28

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さて、そんないつもは“N色”の薄い印象のショウながら、今年は青天の霹靂と言えましょうか、とんでもないN製品がまったく新しいメーカーから発表されて来場者の度肝を抜いていました。「株式会社リアル・ライン」のNスケールのD51で、プラのインジェクションによる本格的な量産製品です。
▲戦陣をきって12月に発売されるのは追分区で本線蒸機終焉時まで活躍した710号機と711号機。“あの日”を知る世代にとっては涙モノに違いない。'06.10.28

tetumoren10n.jpg徹底してディメンションに拘ったというこの製品、いわゆる機炭間距離が実物さながらに接近しているのをはじめ、16番と同様にモーターをボイラー内に収めてキャブ空間を再現したり、第一、第二動輪上部の台枠を実物同様に抜けさせたりと、そのプロポーションは確かに従来のNの概念を超えています。そしてさらに興味深いのが、12月発売と予告されている第一弾が「1975国鉄D51北海道型」と銘打たれたD51 710とD51 711(ギースル)の機番限定2バージョンである点でしょう。
▲「1975年12月24日仕様」のD51 241。磨き出されたさ最終日の姿。'06.10.28

tetumoren3.jpg昨年好評を博した小誌の連載「30年目のカウントダウン」ではないですが、710号機と711号機の兄弟といえば、国鉄本線蒸機全廃を実体験した世代にとっては忘れようもない2輌です。従来の模型の常套手段からすると、最初に標準型を発売し、次にそのバリエーションたる“ナメクジ”やD61を、そしてかなりバージョンが充実してきてから特定番号機を…というのが一般的でした。その辺の事情を開発に当たった同社の榎本専務にお聞きすると、なんと専務ご本人があの時代を同時代体験されておられるのだそうで、まず最初にあの時代、あの日ありきで開発を進められたとのこと。「ということはラストランナー241も…」と水を向けると、もちろんですとばかり試作品を見せていただきました。しかも追分区現役仕様と「1975年12月24日最終日仕様」の2種類が用意されているとのこと。ついに機番限定どころか、“日付限定”まで製品化される時代になったのです。
▲もちろん弊社もブースを構えて鉄道部門の各種出版物を展示販売。'06.10.28

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ちなみに710号機と711号機に続いて来年発売とアナウンスされているのはこの241号機2バージョンのほかに“ナメクジ”のD51 4深川区仕様、D61 1留萠支区仕様の合計4バージョン、なかなか拘り抜いています。
▲大田区産業プラザ(PIO)での開催もすっかり恒例となった。広い会場内にはモデラーたちの熱気が渦巻く。'06.10.28

tetumoren5n.jpg“老舗”も負けてはいません。かの天賞堂は近々発売となる「ハイグレード製品」のC56(1/80)5バージョンのサンプルを展示。飯山の96号、大糸の126号、小海の149号・150号、そして梅小路保存機の160号と作り分けられた上回りは、流石と唸らせるに充分なものがあります。同社からは今後の16番ラインナップとして、プラ製の9600(10タイプ)、さらには同じくプラ製のキハ17系などもアナウンスされ注目を集めていました。
▲天賞堂は「ハイグレード製品」としてC56のサンプル5種類を展示。足回りはないものの、その完成度の高さは要注目。'06.10.28

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▲普段ショップで入手しにくいキットやパーツが対面販売で購入できるのもこのショウの醍醐味。左はGスケールの小型DLペーパーボディー・コンプリートキット(36,500円)の改造加工例。フリーランスながら帝国車輌製ぽい雰囲気。右はリアルな雪情景が手軽にできるモーリンの「雪職人」。大理石の微粉末をマットメディウムで固着する。'06.10.28

この「日本鉄道模型ショウ」、一般流通ルートになかなか乗らない逸品や掘り出し物が見つかる楽しさに加え、普段は直接接することのできないメーカーの皆さんと、まさにカウンターの内外でコミュニケーションが取れるのも大きな魅力です。明日も下記要領で開催されておりますので、是非おいでになってみられては如何でしょうか。
「日本鉄道模型ショウ」
日時:10月29日(日曜日) 10:00?17:00
場所:大田区産業プラザ(PIO)
   大田区南蒲田1?20?20/京急蒲田駅東口より徒歩4分
入場料:1000円(保護者同伴の小学生以下無料)

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