鉄道ホビダス

2006年10月 5日アーカイブ

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▲梅小路運転区屋上から転車台・扇形庫を俯瞰する。右端に見える給水塔など、細部にいたるまで蒸気機関車全盛期の有り様をそのまま現在に伝えている。この光景すべてが“群”として準鉄道記念物に指定されることになる。

umekouji1nn.jpg来週10月14日の「鉄道の日」に、梅小路蒸気機関車館が準鉄道記念物に指定されることが決まりました。準鉄道記念物は、国鉄が1958(昭和33)年に制定した鉄道記念物制度を拡大し、地方においても歴史的文化的に重要な鉄道遺産を鉄道記念物に準じて顕彰しようと1963(昭和38)年に発足した制度です。これまでに全国で鉄道記念物39点、準鉄道記念物46点が指定されており、JR西日本管内では鉄道記念物8点(「義経号」、EF52 1など)、準鉄道記念物12点(クハ86+モハ80、古文書=山陽鉄道旅客事務通達類纂など)が登録されています。
▲転車台上のC62 2。1号機はすでに準鉄道記念物指定を受けているが、今回の指定でこの2号機も準鉄道記念物の仲間入りを果たす。

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▲なぜかこれまで鉄道記念物にも準鉄道記念物にも指定されていなかった残存唯一の3気筒機C53 45も今回の指定で準鉄道記念物に仲間入り。

JR西日本の発表によれば、今回この準鉄道記念物に指定されるのは梅小路蒸気機関車館に保存されている18輌の蒸気機関車と、扇形庫や転車台などの関連設備、さらには同館に移設保存されている旧二条駅駅舎で、一連の車輌・施設を包括的に捉えたこれまでにない“群”としての指定となります。実は18輌の保存機のうちC62 1は1976(昭和51)年にすでに準鉄道記念物に指定されており、今回は再度指定枠に入るかたちです。

umekouji90.jpg20線を擁する扇形車庫(1914=大正3年竣工)は一昨年暮れに国の重要文化財指定を受けており、今回の準鉄道記念物指定で二重に保護・管理される体制となったわけです。また、旧二条駅もすでに京都市有形文化財に指定されており、開設92年目を迎える「梅小路」は、日本を代表するヘリテージセンターとしてますますその重要度を増してくるはずです。
▲梅小路の栄光の歴史を一冊に凝縮した『梅小路90年史』(発行:JR西日本、発売:ネコ・パブリッシング)も好評発売中!

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