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廃止10年…「横軽」復活!?

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「横軽」…あの碓氷峠在来線が長野新幹線にその任を譲って廃止されてから来年で丸10年、なんとその10年目にあたる来秋に横軽間11.2kmが“復活”を遂げることになりそうです。
▲一昔前までは昼夜をわかたず目にすることができたシェルパ“ロクサン”による碓氷峠の押し上げも、今や伝説と化しつつある。P:RM

yokokawa2a.jpgこれは現在同区間の“廃線跡”を管理・整備している財団法人「碓氷峠交流記念財団」が明らかにしたもので、さる11日の臨時理事会で2000(平成12)年施行の改正鉄道事業法に基づく「特定目的鉄道」として国土交通省関東運輸局に許可申請(通常の鉄道事業の許可権限は国土交通大臣だが、特定目的鉄道は地方運輸局長に委任されている)を行うことを決めたもの。「特定目的鉄道」とは、改正鉄道事業法施行規則第5条2項で「景観の鑑賞、遊戯施設への移動その他の観光の目的を有する旅客の輸送を専ら行うもの」と規定された鉄道に対し、運行本数や運賃などの規制を大幅に緩和する新法です。当初、政府に観光鉄道の構造改革特区申請を検討していた同財団は、国交省からの助言もあって、この「特定目的鉄道」としての“開業”を目指すこととなったのだそうです。ちなみに申請が認められれば、全国初の「特定目的鉄道」の誕生となります。
▲横軽間廃止目前の横川駅。再び軽井沢行きの切符を買える日がやってくることになる。P:RM

yokokawa3a.jpgご存知のように、「碓氷峠鉄道文化むら」を運営する同財団は、現在、文化むら?峠の湯間2.6km区間で遊具扱いのいわゆるトロッコ列車を運行していますが、当然このトロッコ列車で最大勾配66.7‰を擁する軽井沢まで11.2kmを往復するのは不可能で、“開業”にあたってはそれなりの機関車が不可欠となります。私たちファンとしては“ロクサン”EF63の復活を願いたいところですが、非電化での開業が予定されているため、ブレーキ力など安全基準を満たしたディーゼル機関車を新製、横軽間を1時間15分程度で往復させる予定だそうです。ただ、被牽引車は文化むらで保存されている189系「あさま」編成の活用も検討されているとのことですから、来年の紅葉シーズンにはあの峠をゆく「あさま」の姿が再び見られることになるかもしれません。
▲横川で「あさま」に連結しようとするEF63。1963(昭和38)年にアプト式から粘着式に切り替わって以降、廃線まで峠の主として君臨したロクサンが再び軽井沢まで登ることはないが、いったいどんな機関車が新しい峠の顔になるのか楽しみだ。P:笹本健次

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