鉄道ホビダス

ナローゲージ・コンベンションの旅 (第7回)

ギャッロピンググースとの再会
goosea1n.jpg
今年のコンベンションでもっとも楽しみにしていたのが、例のギャロッピンググースとの再会です。グースへの長い“偏愛歴”はつい先日もこのブログでご紹介したとおりですが、ここ5年ほどご無沙汰しており、再びアニマス渓谷をゆく姿を見られるのを心待ちにしていたのです。
▲デュランゴの市街外れで線路は初めてアニマス川を渡る(画面後方の橋梁)。線路と並行する遊歩道は絶好のランニングコースで、早朝ジョギングやマウンテンバイクのアスリートたちが、見慣れぬグースとささやかなデッドヒートを繰り広げる。'06.8.23 Durango

goosea1.jpg
goosea2.jpg
▲これが5番グースの車内。コーチ側の端にはご覧のようにスナックカウンターが設けられ、GGHSのメンバーのおばさんが、飲み物やらノベルティーグッズやらを売っている。下は極めてプリミティブなキャブ内。初日にサードギアが入らなくなり先行きが懸念されたが、なんとか最後まで走り抜いてくれた。'06.8.22 Rockwood

事前のアナウンスによると、今回のグースの走行はナローゲージ・コンベンションというよりも、D&SNG鉄道のレールフェストの一環として行われるもので、体験乗車の予約もすべて鉄道側の仕切りによるものです。また、残念ながらどういう事情かは知りませんが、リッジウェーの1番グースレプリカや、ゴールデンの博物館の2番グースなどの来訪はなく、ドロゥレスの5番のみの参加とあって、その面では少々寂しい再会劇となりそうでした。

goosea7.jpg
運転スケジュールは火水木の3日間がデュランゴ~カスケードキャニオン間(約42キロ)の往復、金曜日がデュランゴ~シルバートンの片道全線、土曜日がシルバートン~エルクパーク間(約10キロ)の往復、最後の日曜日がシルバートン~デュランゴ間の復路という“老体”にはいささかタイトなスケジュールが組まれていました。実際のところ、初日の段階でサードギアが入らなくなり大遅延。このぶんではとてもスケジュール消化は不可能ではないかと思われたものの、結局は直し直し完走を遂げることができたようです。
▲D&SNGの線路を借りてデモ運転をしているだけに、レギュラートレインには道を譲らねばならない。ロックウッドのウァイに逃げて後から追ってきたレギュラートレインをやり過ごす5番グース。'06.8.22 Rockwood

goosea3.jpgそれにしても今年の“グース人気”は計り知れないものがありました。もともと定員が少ないこともあって体験乗車のチケットはコンベンション前にすっかり完売。“日本人チーム”の中では、運良くキャンセル分2枚を入手できた加藤社長親子が乗れただけの狭き門となりました。5年前、岡山君と乗った時には、あなたたちがチケットを買わなければこの便の運行はキャンセルになっていましたと告げられたのを考えると、まるでうそのような盛り上がりぶりです。
▲レストアしたとはいえ、年代モノだけに手間がかかることおびただしい。各駅停車状態でストップしては、床下に潜り込んで要部に注油せねばならない。'06.8.23 Hermosa/font>

goosea4.jpg
▲グースの体験乗車予約はコンベンション開催前にあっという間にソルドアウト。レギュラートレインとあい前後してデュランゴを発車するグースは、一般客からも注目の的! '06.8.25 Durango
goosea5.jpggoosea6.jpg
▲幸運にもチケットを手に体験乗車に乗り込むエントラントたち。体験乗車といっても途中でのフォトランも組み込まれた所要6時間近いエクスカーションだ。'06.8.25 Durango

ところで、私にとって5番グースとの再会は、そのまま懐かしい人たちとの再会をも意味していました。その筆頭は、なんと言ってもギャロッピンググース・ヒストリカル・ソサエティー(GGHS)の会長でありモーターマンも兼任しているブラウンさんでしょう。昔とまったく変わらずサンタクロースのような立派な髭をたくわえたブラウンさんは、遥か極東の島国からまたしてもやってきた物好きな日本人会員を大きな身ぶりで歓待してくれました。こちらも久しぶりの再会に備え、先般のこのブログ(連載「愛しのギャロッピンググース」)のカラー出力を簡易製本しておいたものを差し上げましたが、これには心底喜んでおられました。もちろんブラウンさんが日本語を読めるはずがないのですが、全体を通してそこはかとない熱意を感じ取っていただいたのでしょう。

本邦初!(?)グース動画第一弾は下記をクリック!
動画:デュランゴをあとにUS550号線踏切をゆく5番グース

※上をクリックすると動画がご覧になれます。 音声付ですので周囲の状況をあらかじめお確かめください。 なお、Macでは再生できない場合がございます。

レイル・マガジン

2006年9月   

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
「編集長敬白」が携帯電話でもご覧になれます。下記アドレスもしくはQRコードを読み取ってアクセスしてください。
http://rail.hobidas.com/blog/
natori/m/

ホビダス・マーケット新着MORE

  • 俺がイル
ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2018 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.