鉄道ホビダス

新型ロマンスカー・MSEを発表!

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つい先日50000形ロマンスカーVSE車が鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞したばかりの小田急電鉄から、今日夕方、東京メトロ千代田線直通運転用の新型ロマンスカー製造開始の発表がありました。
▲新型ロマンスカー“MSE”の先頭部デザイン。流線型は6連の小田原方と4連の新宿方、貫通型は6連の新宿方と4連の小田原方に採用される。 (小田急電鉄提供)

mse7.jpgすでにご承知のように、昨年5月に小田急電鉄と東京地下鉄(東京メトロ)はロマンスカーの千代田線乗り入れに合意しており、再来年春から直通運転を開始します。今回発表になった新型ロマンスカーは、形式60000形。20mボギー車6輌固定編成(4M2T)と4輌固定編成(2M2T)からなり、分割・併合しての運転が可能となっています。10輌フル編成時の乗車定員は578名。観光ユースを主眼としたVSE(50000形)に対し、ビジネス特急としてより多くのニーズに応えられるキャパシティーとなっています。
▲小田急センチュリーサザンタワー21階で行われた報道発表に臨む大須賀小田急電鉄社長(右)と岡部デザイナー(左)。'06.9.20 P:
RM(新井 正)


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注目のエクステリア・デザインは、VSEで実績のある岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表の岡部憲明神戸芸術工科大学教授がインテリア・デザインともどもトータルに担当し、流線型の車体は地下鉄線内でも空と海のさわやかさ、明るさを感じさせる「フェルメール・ブルー」を基調に、ロマンスカーが継承してきた「バーミリオン・オレンジ」の帯を配した鮮やかな塗色となります。
▲フェルメール・ブルーに伝統のバーミリオン・オレンジの帯を巻いた60000形編成外観。(小田急電鉄提供)

mse3n.jpg車内は2.3mの天井高を確保するほか、蛍光灯による間接照明と電球色のLED式直接照明の採用によって落ち着きのある居住空間を創出するように努められており、多目的トイレや車椅子対応型の座席などを配置し、バリアフリー化にも充分配慮がなされています。さらにはアルミ車体や全密閉式の主電動機の採用による走行音、車内音の低減にも心配りがなされています。
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▲流線型の先頭部形状を持つTc1(10号車)完成予想図と平面図。こちらの先頭車にはプラグ式ドアを採用。(小田急電鉄提供)

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▲かたや貫通型の先頭部形状を持つTc1'(6号車)完成予想図と平面図。新ロマンスカー“MSE”には伝統の補助警笛(オルゴール)も搭載されるという。(小田急電鉄提供)

mse5n.jpg注目の愛称ですが、多彩な運行が可能な特急列車という意味を込めて「MSE」(Multi Super Express)に決まりました。特急料金・停車駅は未定ながら、東京メトロ千代田線湯島駅から小田急線町田・相模大野方面に平日の夕方から夜間の帰宅に便利な時間帯に6連編成が運行される計画で、土休日は6+4の10輌編成が箱根湯本・江ノ島方面への運用に充当される計画だそうです。ちなみに新製輌数は6連2本、4連1本、すべて日本車輌によって製造され、製作費用は約38億円と伝えられています。竣功は来年9月。小田急ロマンスカーの輝ける歴史に、また新たな1ページが加わることになります。
▲蛍光灯による間接照明と電球色LEDの直接照明の融合によって居住性を追及した客室内。(小田急電鉄提供)

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▲客室断面図。天井高は2.3mを確保している。ちなみに地下線内を走るため、VSEに採用されていた難燃木材は使用されていない。(小田急電鉄提供)
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▲6号車と7号車の連結面イメージ。なお、現時点では御殿場線への乗り入れ運用は想定されていないという。(小田急電鉄提供)

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