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2006年9月26日アーカイブ

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このところ各社で検測車(観測車)のニューフェースが続々と誕生していますので、今日は最近の編集部取材分のなかから、彼らのプロフィールを簡単に(詳しくは本誌次号にて…)ご紹介してみることにしましょう。
▲軽量ステンレスの車体にイエローの帯が映えるキヤ141系新型総合検測車。写真はキヤ141形を先頭にした姿。'06.9.15 P:RM(新井 正)

kiyadaisya.jpgまずご紹介するのがJR西日本の新型総合検測車キヤ141系です。現在、JR西日本には非電化区間の地上設備の検測用としてマヤ34形2輌(2005、2007=いずれも京キト)とキヤ191+キヤ190形1編成(3=広クチ)が在籍していますが、いずれも老朽化・陳腐化が進んできており、新型総合検測車キヤ141系はこの置き換え用として新製されたものです。機能的には山陰線で活躍中の特急気動車キハ187系をベースに、キヤ141形(Mzc)+キクヤ141形(Tzc)の2輌固定となった編成には、線路状態を検査する軌道検測装置、軌道中心間隔測定装置、軌道状態を画像で撮影して解析する軌道画像測定装置、さらには信号通信設備の状態を検査する信号通信関係検測装置などが搭載されています。配置区所は京都総合車両所(京キト)。この秋から実際の検測走行に入るそうです。
▲軌道検測装置取り付けが可能な構造となっているキクヤ141形の付随台車WTR247形。'06.9.15 P:RM(新井 正)

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次にご紹介するのが相模鉄道の「入換用電車」モヤ700系です。「入換用電車」とはいうものの、架線検測車や救援車の機能も兼ね備えており、今回誕生したのは2連2編成。かしわ台電車基地構内で入換用として使用されているED10形電気機関車と、架線観測車、救援車および入換用として使われているモニ2000形電動貨物車の老朽化にともなう置き換え用として、7000系4連を種車に改造されたものです。改造にあたっては4連の中間電動車2輌(7136・7134)を先頭車化改造、横浜方からモヤ701+モヤ702(架線観測車)、モヤ703モヤ704(救援車)の2編成としています。
▲先頭車化改造された側から2編成を見る。上が救援車モヤ704、下が架線観測車モヤ702を先頭とした姿。モヤ702の屋根上には架線状態を観測するための監視カメラや投光機が搭載されている。'06.9.21 P:RM(新井 正)

soutetusyanai.jpg従来モニ2000に搭載されていた架線観測機能はモヤ702(旧7136)に搭載され、モヤ704(旧7134)は横浜方の両側ドアに救援機材積み下ろし用の回転式ジブクレーンが各1基設置されています。塗色は先代のモニ2000形を踏襲したイエローで、側面上下には10000系と同様のピーコックグリーンの帯が入っています。
▲定格過重150kgのジブクレーン2基が設置されたモヤ704車内。'06.9.21 P:RM(新井 正)

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そしてもうひとつ、近鉄に登場した新型電気検測車がその名も「はかるくん」です。これまで夜間に行っていた架線やATSなどの検査を昼間に効率的に行うことを目的に新造されたもので、最高速度110km/hでの検測機能を持つ電気検測車は関西私鉄では初の登場となります。2輌編成の車体はチェック(=測る)柄を取り入れ、「はかるくん」のキャラクターも描かれるなど非常に親しみやすい外観となっています。現在は試験中で、正式なデビューは来年3月とアナウンスされていますが、はやくもファンの注目を集めはじめているようです。
▲全体にすっきりとしたデザインの「はかるくん」。営業列車と同等速度で各種の電気検測を行なえるすぐれもの。P:RM

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