鉄道ホビダス

2006年9月13日アーカイブ

プレジデント・レセプション
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デュランゴのヤードは1989年2月10日に大きな悲劇を体験しています。早朝に発生した火災でラウンドハウスがほとんど焼け落ちてしまったのです。まさに存亡の危機に立たされたわけですが、たいへんな努力の末に翌年再建され、以後、ラウンドハウスの一部はミュージアムとして公開されています。
▲ミュージアムスペースはD&RGW時代からの歴史を物語る品々が実に見やすくディスプレーされており、レールフェストの期間中でなくとも見学できる。'06.8.25

yard4.jpg今年の“レールフェスト”ではそのミュージアムを会場に“プレジデント・レセプション”と呼ばれるパーティーが催されました。8月23日水曜日の18時から始まったこのレセプションは、レールフェストの参加者なら誰でも参加できる特典です。博物館そのものが会場なだけに、普段では味わうことのできない雰囲気のパーティーを体験できます。
▲テンダーに貼られた米国保存鉄道協会のヘラルド。なぜか「9.11」以降全米を席捲する例の“GOD BLESS AMERICA”の文字が…。'06.8.25

その名のとおりD&SNG鉄道社長のウェルカムスピーチで幕が落とされたレセプションは、生演奏の響くミュージアム内で参加者が和気藹々と食事とドリンクを楽しむという実に贅沢な趣向です。かつてこのブログでもご紹介した交通博物館閉館記念レセプションの際、菅館長が拘っておられたミュージアム内での理想のレセプションそのもので、こんなオープンな参加方法で貴重な展示品に囲まれたパーティーが開催されることに軽い羨望を感じずにはいられませんでした。

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キャッシュ・バーでワンコインの飲み物を買い、ケータリングされた食事を自由にとる方式ですが、これがどうして、結構バラエティーに富んだ料理が用意されていてちょっとびっくり。最初は一緒に参加している水沼さんと岡山君がタコスやらなにやらメキシコ料理ばかりとってくるので、これは場所柄メキシカンばかりなのかと落胆していたのですが、なんと展示機関車をはさんで逆サイドにはイタリアンなど別メニューがどっさり! とてもタダとは思えない充実ぶりでした。
▲ミュージアム内で行われた“プレジデント・レセプション”は、保存車輌や展示物に囲まれ、生演奏を聞きながらのパーティーとあって格別の雰囲気。バックは静態保存されているRGSのC-17クラス42号機。'06.8.23

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▲開会にあたって挨拶にたつD&SNG鉄道社長(左)。ブッフェスタイルの軽食とはいえ、予想以上に各種の料理が用意されていた(右)。'06.8.23

ちなみに余談をひとつ。ロッキーナローファン御用達のビールとして知られるのがコロラド・レールロード・ミュージアムのすぐそばに工場のあるご当地ビール“Coors”ですが、日本式に「クアーズ」と発音してもまず通じません。かねてよりそのプロナンシェーション(発音)をいろいろ試してみていたのですが、今回、もっとも通じる確率の高いのは何と「国府津」だということがわかりました。つまり国府津、鴨宮の「こうづ」です。ヘタに英語発音に拘ろうと思わず、東海道線の駅名を言うがごとく“Do you have 国府津?”と言えば、すんなりと“Regular or light?”(最近ではライトが主流)と答えが返ってくるはずです。このプレジデント・レセプションでもキャッシュ・バーで「国府津」をたのんだのは言うまでもありません。

yard12.jpgところでミュージアムを見学していた際、片隅でなにやら見慣れたナンバープレートを見つけました。「58654」…そう、JR九州の「SLあそBOY」ことハチロクの5万54号機のプレートではないですか。そういえば「SLあそBOY」とD&SNG鉄道は1989年10月21日に姉妹提携を結んでいたはずです。改めて調べてみると“西部劇映画によく登場し、アメリカで最も人気がある「デュランゴ・シルバートン鉄道」のSLと姉妹列車提携を結”んだのだそうですが、まさかここまできてハチロクのナンバープレートに出会おうとは…。しかも解説には“姉妹提携を結んだ日本で走っている機関車”云々とありますが、ご存知のようにすでに58654は冷たくなって小倉工場で保管されています。これまたなんとも複雑な思いの邂逅でした。
▲そのミュージアムの片隅でどこかで見たようなナンバープレートを発見! でも気分はちょっと複雑…。'06.8.25

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