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「オハ31」大宮に到着!

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▲慎重なクレーン作業で降ろされるオハ31のA車体(?)。輸送の関係で実は2分割にされた片方の車体だ。'06.7.4 P:RM(新井 正)

交通博物館閉館から間もなく2ヶ月、時の流れの速さにとまどうばかりですが、かたや新設される「鉄道博物館」の方は着々と準備が進んでいるようです。今週火曜日にははるばる津軽鉄道から運ばれてきたオハ31 1が大宮に到着、45年ぶりにJR(国鉄)の線路上に降ろされる様子が報道公開されました。

oha316.jpgオハ31形客車は1927(昭和2)年から1929(昭和4)年にかけて512輌(編入含む)の多くが生産された17m級戦前型鋼製客車のスタンダード車種で、ダブルルーフの屋根が時代を感じさせます。このオハ31 1(国鉄時代はオハ31 26)は1961(昭和36)年に津軽鉄道に払い下げられ、以後いわゆる“ストーブ列車”の客車として長らく津軽平野を走ってきました。1970年代初頭、私も津軽鉄道を訪れた際には2度ほどこのオハ31にお世話になっており、実に懐かしく、大宮の地で再会できるのが今から楽しみでもあります。
▲「鉄道博物館」のフロントマスクを付けたトレーラーで運ばれる車体。完全にシートで梱包されている。'06.7.4 P:RM(新井 正)

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さて、去る6月28日に保存してあった芦野公園で津軽鉄道とJR東日本関係者による贈呈式が執り行われ、先週日曜日=2日の夜から世紀の輸送作戦が開始されました。実は長年にわたって公園内で積雪にさらされていたこともあって、車輌の状態は決して良好ではなく、やむなく車体中央からばっさりと2分割されて運搬されることになりました。4日未明に大宮に到着したのはシートで丁寧に梱包された10mにも満たない2つの“包み”。荷卸しのためにシートを解かれると、そこに現れたのはまるで“Bトレ”のようなかわいいオハ31の姿だったそうです。
▲実はこのように2分割にされている。もちろんこれから車体を結合のうえ、フルレストレーションが行われる。'06.7.4 P:RM(新井 正)

oha315.jpgすでに搬入されているナハネフ22に続き、これからいよいよ保存展示車輌が続々と大宮へと集結してくるはずです。また、博物館用地そのものも基礎土木作業が終わり、すでに一部では建物の鉄骨が組み立て始められています。“目玉”のひとつと思しきターンテーブルもピットが出来上がっており、私たちの想像以上に「鉄道博物館」は着々と開館に向けて進んでいるのです。本誌では運営する東日本鉄道文化財団のご協力を得て、今月号から毎月、鉄道博物館開館へ向けてのカウントダウンを連載形式でお伝えいたします。どうかご期待ください。

▲別に運搬されてきたTR11台車と車体が再会。側板にはくっきりと津軽鉄道の社紋が見える。'06.7.4 P:RM(新井 正)

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