鉄道ホビダス

2006年7月31日アーカイブ

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夏休みとあって、このところ写真展をはじめとしたエキジビションの話題が続いていますが、明日8月1日より、今度は旧新橋停車場鉄道歴史展示室で企画展「夜行列車~新橋発2007年鉄道博物館ゆき」が始まります。財団法人東日本鉄道文化財団が運営する旧新橋停車場鉄道歴史展示室での展覧会はこれまでにも折りにふれてはこのブログで取り上げており、去る6月30日付けでも7月17日まで開催されていた写真展「昭和の鉄道写真100景 ?復興から高度成長へ?」をご紹介しています。
▲これまでの写真展とはうってかわってところ狭しと体感型の実物が展示された展示室内。交通博物館なきあと、ワンテーマとはいえ、都心でこれだけの展示が行われるのは驚き。'06.7.31

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今回の企画展「夜行列車~新橋発2007年鉄道博物館ゆき」は来年開館する大宮の鉄道博物館プレ企画展と位置づけられるもので、先日の交通博物館閉館から来年秋の鉄道博物館オープンまでを、“鉄道博物館という朝を目指して夜の帳の中を走り続ける夜行列車”になぞらえて紹介しようというものです。
▲情景再現展示されている寝台車の旅から…。オロネ25のA寝台は「モーレツ銀行マンの出張の旅」(左上)。サントリーオールドのミニボトルとセブンスターが泣かせる(右上)。そのほかにもナハネフ22B寝台「昭和団地族の親子帰省の旅」(左下)やオハネ25B寝台「サッカー学生サポーター上京の旅」(右下)など、当時の週刊誌やスニーカーなどの小物も必見!'06.7.31

IMGP8335.jpg展示車輌第一弾として大宮に搬入されたナハネフ22形に因んだということもあるのでしょうが、この「夜行列車」展示、鉄道博物館の大きな特徴でもある“情景再現展示”のプレビューとしても注目度大です。近年、欧米の鉄道博物館ではただ単に車輌を展示するだけでなく、その時代性をビジュアルに再現する試みが積極的になされています。来年オープンするさいたま市の鉄道博物館もこの“情景再現展示”を全面的に導入する計画だそうで、今回の新橋での展示は規模こそ小さいながらその予行演習といった意味合いも感じられるものとなっています。
▲車内放送が体験できるコーナーも設けられている。例の“客車チャイム”は思わず何回も鳴らしたくなってしまう。'06.7.31

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▲夜行列車にまつわる各地の逸話や寝台車の発達は解説ボードのQRコードに携帯電話をかざして見る。限られたスペースを利用するいかにも現代流の展示方法。'06.7.31

IMGP8358.jpg入口を入ってまず目につくのがナハネフ22やオロネ25といった一世を風靡した寝台車の車内再現です。博物館と異なり期間限定の展示ということもあって壁面こそ車輌構体ではなくパネル張りですが、「団地族の親子 帰省の旅」やら「モーレツ銀行マンの出張の旅」などとセグメント化された“情景再現展示”は、これまでの博物館にはない臨場感と親近感を持って迫ってきます。脱ぎ捨てられた汚れたスニーカーや読みかけの週刊誌、寝酒をあおったであろう空のボトル等々、同時代体験を積んだ者にとってはまさに「感動の所在地」の立体版といったところでしょうか。鉄道博物館での本格的な“情景再現展示”に期待が膨らみます。
▲鉄道博物館展示のためのレストレーション工程も展示されている。写真は付加空気溜の修復前、錆落とし後、錆止め塗装後、そして仕上げ塗装後をわかりやすくひとつのタンクで再現したもの。'06.7.31

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今回の企画展はあわせて鉄道博物館の開館準備作業の進捗状態を紹介する場にもなっています。本誌でも今月号から毎月カウントダウン企画の連載を開始いたしましたが、この企画展では実物の座席や部品などを展示しつつ、その修復作業の実際をわかりやすく伝えてくれています。会期は11月19日まで。土日も開館しておりますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
▲つい先日津軽鉄道から搬入され、現在展示用に化粧直し中のオハ31の座席も修復プロセスを追って展示されている。右はその搬入シーンの展示。'06.7.31

■企画展「夜行列車~新橋発2007年鉄道博物館ゆき」
・会期:8月1日(火曜日)~11月19日(日曜日)
※ 毎週月曜日休館
・開館時間:11:00~18:00(入場は閉館15分前まで)
・会場:旧新橋停車場鉄道歴史展示室
    (JR新橋駅下車徒歩5分)
・主催:財団法人東日本鉄道文化財団
・入場無料

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