鉄道ホビダス

2006年7月18日アーカイブ

jnrexp1.jpgRMモデルズ誌上で2004年10月号?2006年4月号にかけて隔月連載し、実車ファンの皆さんからもたいへんご好評をいただいた、結解(けっけ)学さんの「JNR EXPRESS ?昭和50年代を駆け抜けた国鉄特急・急行列車たち?」が単行本になりました。結解さんは1970年代に高校・大学時代を送ったまさに“ブルトレブーム”真っ只中の世代。その後プロカメラマンとして数々の著作をこなし、現在では広田尚敬さんのあとを受けて日本鉄道写真作家協会(JRPS)の2代目会長を務めておられます。

jnrexp3.jpg改めて本書を見て驚くのは、随所にちりばめられた“編成記録”です。ご本人はあとがきで「EF57の車号チェックのついでに編成をメモしたのが始まりだった」と述懐しておられますが、十数輌の長大編成の特急・急行列車の車号をよくこれだけ記録したものと、ほとほと感心します。この車号チェック、一度でも試したことのある方なら実感としてお分かりになると思いますが、正直言って結構大変です。停車時間がある程度とってあるターミナルならともかく、入線から発車までほとんど時間のない、しかも10輌以上の編成ともなると、それはもう短距離走の世界です。上野のような頭端式ホームの場合でも、車号のみであれば入線時から定点観測的に記録することも可能ですが、所属標記の確認までとなるとどうしても編成全長を歩かないわけにはゆきません。幾度となく同じ辛酸を舐めた身としては、結解さんのこの記録が一冊の本となって結実したことがなによりも嬉しく思えます。
▲写真もさることながら、本書の見所のひとつは詳細な“編成記録”。単行本化にあたっては、RMM編集部の瀧口君がイラスト化を図り、より一層見やすくなった。

jnrexp2.jpgさて、方面別に7パート、さらに読者の皆さんから寄せられた“編成記録”2パートを加えて合計9章だてとなった本書は、単行本化にあたって編成図をよりビジュアルな編成イラストに変更、見るだけでも楽しい仕上がりとなっております。
思い返せばJNR EXPRESS=国鉄特急・急行列車が本当の意味での最後の輝きを放ったのは、東北新幹線開業の1982(昭和57)年まででした。あれから来年でちょうど四半世紀。現在30?40代の方にはどの頁もが懐かしく、忘れがたい記憶として甦ってくるに違いありません。
A4版変形=297×234㎜、180頁、定価:2800円(税込)

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