鉄道ホビダス

2006年7月15日アーカイブ

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■6番ワークグースのこと
末期まで生き残った6輌(No.2?No.7)の“ギャロッピンググース”の中で異端児と呼べるのがNo.6です。ほかの仲間が基本的にメールサービスを任務として生を受けたのに対し、6番グースは保線や救援用として誕生した全長7.8mほどの小型車(?)です。
▲D&RGW(デンバー&リオ・グランデ・ウエスタン)のC-19形N0.346と交換するワークグース…といってももちろんこれはコロラド・レールロード・ミュージアムでのデモシーン。'94.9.3 CRRM

6goose2n.jpgその用途から“ワークグース”(Work Goose)と愛称されるこの6番は、RGS晩年もほかのグースのようにエクスカーション用に転用されることはなく、事業用として裏方の仕事に徹してきました。最終的には廃線となったRGS路線の撤去用として1952(昭和27)年まで使われていたと言います。その後、デュランゴのヤードで廃車となっているところを、やはりボブ・リチャードソンさんに助け出され、コロラド・レールロード・ミュージアムに保存されています。
▲巨大なカウ・キャッチャーが印象的なフロントビュー。'94.9.3 CRRM

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▲キャブサイドにRGS(リオ・グランデ・サザン)のレタリングと控え目な「6」のナンバリング。6番グースも時代とともにレタリングが二転三転するが、ギャロッピンググースのヘラルドが入れられることはなかった。'92.9.13 CRRM

1934(昭和9)年1月13日にリッジウェーのワークショップで誕生した6番は、1926年ピアース・アロー製の“model 33”と呼ばれる車体にビュイックの6気筒エンジンを合わせたものでした。その後、ボディーは同じくピアース・アローの“model 36”(1928年製)に、エンジンはシボレーの6気筒に換装されて現在のスタイルとなりました。

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▲屋根上にはフューエルタンクとマーカーライトが載る。ボンネット上部は運転席への反射を防ぐために黒く塗られている。'94.9.3 CRRM
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▲エンジンは換装されたシボレー製6気筒。フロントデッキ上の円筒形のものはサンドボックスで、その右は備え付けの工具箱。ファイナルドライブはグース定番の外掛けチェーン。エキゾーストパイプは直管だ。'94.9.3 CRRM

ビッグ・グースと通称されるバスボディーの3・4・5番グースに比べ、どちらかというと地味な存在の6番ワークグースですが、その割りには根強い人気があります。しかもビッグ・グースのようにアイドル的人気ではなく、どちらかというとエンスー系の人気で、模型の世界でもエンスージァスティックなラインナップで知られるグラントライン(Grandt Line)が極めて精密なOn3キットを発売しています。もちろん私もいつかは組み上げようとこのキットをストックしていますが、残念ながらいまだ果たせてはいません。

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