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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2006年6月21日

東京メトロ10000系お披露目。

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▲新木場方先頭車CT1(10100形)を先頭にした10000系第1編成。'06.6.21 綾瀬工場 P:RM(高橋一嘉)

metoro100001.jpg5月30日付けの本欄でレンダリングをご紹介した東京地下鉄(東京メトロ)の10000系が今日お披露目となりました。すでにご存知のように、この10000系は東京メトロ発足後初の新形式車で、なおかつ平成19年開業予定の13号線乗り入れに対応したこれまでとまったく違うコンセプトの車輌です。設計にあたっては“ゼロに立ち返る”という観点から、前身である営団地下鉄発足後最初の新車であり、日本の高性能電車実用化の嚆矢となった丸の内線300形を意識されたとのことです。全体のデザインは半世紀以上の時代の流れで大きく変わりましたが、言われてみれば前灯のデザインはそのDNAを感じさせます。当面の投入線区は有楽町線。同線にとっては07系以来14年ぶりの新車となります。今年度と来年度の新製輌数は10輌編成20本、総計200輌と発表されており、遠からず有楽町線の新しい顔として定着してゆくに違いありません。
▲東京メトロ製作のプレスリリース(表紙)もなかなかの力の入りよう。

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▲近未来的なセンスの良さが感じられる客室内。間接照明風の天井照明にも注目。'06.6.21 綾瀬工場 P:RM(高橋一嘉)
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▲全面ガラス張りとなった貫通路(左)と運転台(右)。運転台には車内放送用のマイクが用意されている。'06.6.21 綾瀬工場 P:RM(高橋一嘉)

今日は14時から綾瀬工場内で第1編成のお披露目があり、テレビ在京各社をはじめ、通勤車の新車公開としては異例の報道陣が詰め掛けていたそうです。取材に行った編集部の高橋一嘉君によると、近年にない“凝りに凝った通勤車”というのが第一印象だったとのこと。たとえば、全面ガラス張りの実に見通しのよい貫通路や、一直線にレイアウトされた間接照明風の天井照明、さらにリサイクルを意識したアルミ製袖仕切など、まさに一昔前で言えば優等車並みの凝りようと言っても過言ではないでしょう。また、警笛にはタイフォンとともに、なんと、かつての銀座線と同じ“ポッ”という独特の温かい音色を発する空気笛(トロンボン笛)が備わっています。こんなところにも、東京メトロのこの電車へのひとかたならぬこだわりが感じられます。

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▲オールダブルスキン鋼体を採用し、リサイクルにも留意が払われた車体。(東京メトロのリリースより)

詳しくは本誌次号でご紹介いたしますが、今日は速報として東京メトロのプレスリリースから先頭車(CT1)の竣功図と主要諸元表をご覧にいれましょう。この9月からは有楽町線で営業運転に入るという10000系、通勤ラッシュもこの車に当たればちょっと得をした気分になること間違いありません。

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▲編成形態図。中間のTc1+Mc1の2輌が抜けるようになっているのは、将来的に東急東横線に直通した際に8輌でも運用可能なように考慮されているため。(東京メトロのリリースより)
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■CT1(10100形)竣功図 (東京メトロのリリースより)
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■主要諸元表 (東京メトロのリリースより)
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