鉄道ホビダス

2006年5月11日アーカイブ

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今朝方、いよいよ閉館まであと3日となった交通博物館をのぞいてきました。いやはや、小雨模様の中、入口の入館券券売機には長蛇の列。館内も半年前までの森閑としていた雰囲気はどこへやら、とにかく各階が人、人、人…人で溢れかえっています。
▲2階ピロティーから見下ろした機関車ホール。ゴールデンウィークはこの位置から床面が見えなくなるほどの混雑だったとのこと。'06.5.11

IMGP6807n.jpg学芸員の方のお話では、これでも今日はまだすいているほうだそうで、ゴールデンウィーク中は連日入館者が1万人を超える大混雑だったと言います。ひと口に1万人と言いますが、これはあの決して大きくはない博物館にとってはたいへんな数です。入館時間は9時30分から16時30分までの7時間ですから、1万人とすると、単純計算で1時間あたり1428人、1分あたり約24人があの狭い正面玄関をくぐる計算となります。9時半の開館前には券売機に並ぶ列が万世橋を越えて秋葉原方の石丸電気付近にまで達する日もあるそうで、閉館フィーバーはいよいよピークとなりつつあります。
▲名物のパノラマ運転場もご覧のような大盛況。さながら騎馬戦のように子どもたちの肩車が並ぶ。'06.5.11

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▲さようなら交通博物館のヘッドマークを掲げたTc167(左)と1階機関車ホールの賑わい(右)。'06.5.11
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▲正面入口を入るとすでにこの有様で売店も黒山の人だかり(左)。玄関の券売機にも長蛇の列ができている(右)。'06.5.11

平日のせいもあってか、館内を見回してみると、思いのほか高齢の方の姿が目につきます。お孫さん連れといった風情の方も多く、その姿が、今やアナログを超えてレトロの域に達してしまった感のある展示物と妙にマッチしています。そんな様を見ていると、ふと、いまさらながら「博物館」本来の姿を垣間見たような気にさせられました。シミュレータに象徴されるデジタルな“体験展示”は、確かにその場での高揚感には勝りますが、将来それが「記憶」となり、果ては何かの糧となってゆくかというと、いかにも不安です。親が子に語り継ぐ近・現代史としての博物館、将来に記憶として残る博物館を、生まれ変わる「鉄道博物館」にはぜひとも期待したいと思います。

最終日は5月14日(日曜日)。「交通博物館」の扉が閉まるのは、あと3日後です。

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