鉄道ホビダス

2006年5月 9日アーカイブ

続“流改”のC55。

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5月6日付け「“流改”のC55」に関して、先日大井川鐵道にご一緒させていただいた西尾恵介さんから、さらに詳しい情報を頂戴しましたので、ご紹介してみることにしたいと思います。
▲ランボード縁に白線が入っているためにキャブ裾の“ヒレ”の形状が一層よくわかる吉松区のC55 26。'70.1.9 吉松 P:笹本健次

西尾さんはC55 20?40の21輌中、23号機を除く20輌について、キャブ下の切り欠き(西尾さんは“ヒレ”と表現されています)を現車や写真で確認されたそうです。C55 30と同様の“ヒレ”を持つのは、20・21・26・28・29・30・33・34号機の合計9輌で、いずれも鷹取工場と小倉工場の改造。また鷹取工場改造の22号機は同タイプながらヒレが小ぶりなのが特徴とのこと。逆に一般型と同じキャブ裾を持つのは25・27・31・32の4輌で、25が浜松工場、27が小倉工場、31・32が鷹取工場改造と、3工場すべてで施工されています。

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残る24・35?40の7輌はドア下はストレートながら簡単なヒレ(それも一様ではない)が付いており、このことから浜松工場施工機には30号機と同様の大型のヒレは存在しなかったのではないか…と西尾さんは推理されています。唯一未確認の23号機(1965年に豊岡区で廃車)は鷹取工場施工機ですが、果たしてどのタイプだったのでしょうか。
▲一般型と同じキャブ裾を持つ小倉工場施工の27号機(左/'69.4.4 粟野)と同じ小倉施工ながらヒレ付きの26号機(右/'70.1.9 吉松)。 P:笹本健次

1950(昭和25)年改造時点ではヒレ付きだったものが、その後の全検などで普通型に再改造されてしまった可能性も否定はできません。だいいち、肝心のヒレ自体がいったい何の名残なのか、まだまだ興味は尽きません。

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▲昭和11年版形式図に見るC55流線形(上)と、昭和25年の“復元改造”後の形式図(下)。流線形時には煙突がかなりの角度をもって斜めになっている。改造後のスペックでは、カバーが除去されて空車重量が変わり、軸重が軽減されたことがわかる。
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