鉄道ホビダス

最新鋭機・ペンタックス*ist DL2を使う。

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私は決してコアなペンタックス・ユーザーではありませんが、考えてみると、なんだかんだこの30年近く、常にペンタックスのカメラが手もとにありました。学生時代にまるで手足のごとく“使い倒した”デカペンことペンタックス67はもちろんのこと、現在いつも持ち歩いているオプティオS4は、今日現在で累計撮影枚数が5800枚を超えています。一昨日ご紹介した「スペーシアついに新宿に!」の画像もすべてペンタックス・オプティオによるものです。
▲残照に映える名残の東京駅駅舎。DA50-200mmF4-5.6EDの35mm判換算200mm相当+プログラムオートで狙った。もちろん手持ち。季節感を盛り込むために手前に冬枯れの街路樹を入れ込んだが、強化されたAFセンサーは惑わされることなく瞬時に駅舎にピントを合わせてくれた。'06.2.11

そんなペンタックスから最新鋭のデジタル一眼「ペンタックス*ist DL2」が発売になると聞き、さっそくデモ機をお借りして試写をしてみました。同時にお借りしたレンズは望遠ズームのDA50-200mmF4-5.6EDと超広角ズームDA12-24mmF4ED AL [IF]、それに単焦点のパンケーキ・レンズDA40mmF2.8 Limitedの3本です。いずれも形式名に冠された「DA」が示すとおり、CCDサイズに合わせた設計によって小型軽量かを実現したデジタル一眼専用レンズで、レンズ側に絞りリングがない構造となっています。

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ペンタックス*ist DL2は先行機種ペンタックス*ist DLでは3点だったAFセンサーを5点に増加したのが大きな特徴です。センサーは中央、上下、左右に配置され、シチュエーションに合わせて自動的に最適なセンサーが選択されるAUTOモードと、任意で中央のみを使うSPOTモードを備えています。今回、“走り”から夜景までいろいろなシーンを試してみましたが、AUTOモードであらゆるシチュエーションに実にストレスなく合焦し、クロスセンサー化した強みを改めて実感しました。
▲今回お借りしたのは望遠ズームのDA50-200mmF4-5.6ED(左)と最新鋭の超広角ズームDA12-24mmF4ED AL [IF](右)、それに単焦点のパンケーキ・レンズDA40mmF2.8 Limited。この3本があればほとんどの撮影にストレスなく対応できる。

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基本的スペックは、APS-Cサイズ相当の有効610万画素CCD、記録解像度は3008×2000/2400×1600/1538×1024ピクセル、RAWモードのみ3008×2008ピクセル、設定可能感度はISO 200/400/800/1600/3200。コマ速は2.8コマ/秒、最大6コマまでの連写が可能となっています。重量は実に470g! この軽さは何ものにも代えがたく、厚さわずか15mmのいわゆるパンケーキ・レンズDA40mmF2.8 Limitedを装着すれば、通勤バッグの中に入れても苦にならない質量です。
▲丸の内北口のエントランス・ドームを仰ぎ見る。このドームが見られるのもあとわずか…。ちなみに、こういったシチュエーションでは超広角ズームDA12-24mmF4ED AL [IF]が絶大な力を発揮する。12mm=35mm判換算18.5mmで撮影。'06.2.11

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そしてもうひとつ、特筆すべきは2.5型低温ポリシリコン液晶(21万画素)が見易いことと、このクラスのデジタル一眼としては驚くほどファインダーが明るいことです。かねてからファインダーの見易さが写欲を左右すると主張して憚らない私だけに、これは大きな得点です。もちろん一眼レフの宿命で、装着レンズのF値にファインダーの明るさが左右されてしまうのは致し方ないところですが、単焦点のDA40mmF2.8 Limitedを装着していると、その見易さはレンジファインダー並みと言っても過言ではないでしょう。
▲さまざまな撮影シーンに合わせたシーンモードが1ダイヤルに収められているのも便利。もちろんマニュアルモードも設定できる。

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結局十日ほど試用させてもらいましたが、実に使い勝手の良いデジタル一眼で、正直言って、返却するのが惜しくなってしまう思いでした。もちろん有効610万画素、2.8コマ/秒あたりは、ハイエンドの作品創りを狙う鉄道写真家には多少の不満があるかもしれませんが、その軽量・コンパクトさはそれを凌ぐ大きな美点に違いありません。私の実感としては、このペンタックス*ist DL2に今回お借りしたレンズ3本があれば、世の中の鉄道写真の9割くらいは撮影可能なはずです。
ちなみに気になるお値段ですが、オープンプライスとアナウンスされているものの、量販店のネットなどによれば、店頭価格は6万円(ボディのみ)程度のようです。
▲間もなく休業となる東京ステーションホテルのエントランス階段。ストロボオフモードに切り換え、あえて感度設定を上げずに超低速シャッター(1/2秒)で雰囲気を写し取った。(12mm=35mm判換算18.5mm・手持ち)'06.2.11

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2006年2月   

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