鉄道ホビダス

2006年1月17日アーカイブ

旧万世橋駅特別公開。

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今日は仕事の打ち合わせで交通博物館の菅館長を訪ねたのですが、博物館のエントランスがなにやらただならぬ熱気に包まれています。冬の平日とあれば、来館者もぱらぱらといった状況だったと記憶していますが、とにかく入館券の受け渡しが追いつかないほどの盛況ぶりです。

いったい何が起こったのかと思って伺うと、先週から始まった「旧万世橋駅遺構特別公開」が大人気なのだそうです。しかも先週末には、この5月に交通博物館が閉館する旨とこの特別公開が全国紙3紙に写真入りで大きく報道され、見学者が急増。職員の皆さんは連日対応に大わらわの様子です。
▲温室状に囲まれて旧ホーム上に張り出した展望スペースから中央線をのぞむ。特別公開に合わせて万世橋ホーム跡にはレトロな駅名標も設置されている。きちんと裏面もレタリングされているそうで、上り中央線車中からも「まんせいばし」の文字が見えるはず。'06.1.17

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打ち合わせの後、菅館長の直々のご案内で旧万世橋駅遺構の公開内容を拝見しましたが、この特別公開に合わせて整備されたとあって、なかなか見ごたえのあるプログラムとなっています。1組20名ほどの見学者は、まず高架下のレンガアーチ部に設けられたスペースで上映時間6分ほどのビデオを見て予備知識を得ます。旧万世橋駅の時代から交通博物館(鉄道博物館)の誕生、そして現在までの歩みを極めてコンパクトに、しかも印象的にまとめられたこのビデオはなかなかの秀作です。
▲旧ホームへと続く階段。左上に見える明かり部が旧ホームの展望スペースとなっている。'06.1.17

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ビデオ上映の後は説明員の方に誘導されていよいよ旧万世橋駅ホームへと向かいます。建築完成以後94年目を迎えたレンガ造りの壁面を眺めながら階段を上ると、そこにはぽっかりとホームから差し込む明かりが見えます。この部分こそ唯一旧ホーム上に出られる出口です。実はかつても何回か拝見したことがあるのですが、従来は小さな扉から恐る恐るホーム上を覗く感じでした。それが今回の特別公開に合わせて温室ドーム状の展望スペースが設置され、格段に見易くなっています。ひとことで言えば、昨今人気の旭山動物園のシロクマ展望ドームのように周囲を見渡せるわけですが、シロクマならぬ中央線の201系が目の前の「萬世橋」旧ホームを通過してゆく様は大迫力で、これだけでも一見の価値充分です。
▲オランダ積みのレンガが94年の歳月を物語る。琺瑯の駅名標はレプリカ(左)。ホームの展望スペースより階下をのぞむ(右)。'06.1.17

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昨年の12月16日から始まり、閉館となる5月14日(日曜日)まで続く「交通博物館さようならキャンペーン」は、この「旧万世橋駅遺構特別公開」(4月28日まで。事前予約制)のほか、特別記念きっぷ「再現硬券シリーズ」の無料配布や「閉館記念ライトアップ」(ともに最終日5月14日まで)など魅力的な内容が盛りだくさんです。詳しくは交通博物館ホームページでお確かめいただくとして、これから一般メディアへの露出機会も急増することが予想されますので、今のうちにお出でになってみては如何でしょうか。
▲旧万世橋駅構内の高架下レンガアーチ部は特別公開にあわせてライトアップされ、万世橋駅と交通博物館の歴史を綴るビデオが上映されている。'06.1.17

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