鉄道ホビダス

2006年1月11日アーカイブ

第八回:氷雨のブーラワークス。
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シャノンブリッジのパワーステーション(火力発電所)は、街から遠く離れた荒野のような場所に聳え立っていました。列車の走行写真をと思ってしばらく待ったのですが、いつまで経ってもローディング・ポイントに並んだ列車に動きはなく、やむなく断念。スケジュールも押してきたので、次の目的地ブーラワークス(Boora Works)を目指すことにしました。

アスローン地区のボード・ナ・モナ路線網は、ブラックウォーターワークスが管掌する西側のエリア(シャノン火力発電所)と、ブーラワークス管理化の東側エリア(ファーバン火力発電所)とに大別され、双方は延長30kmほどの本線で結ばれています。明日はこのアスローン地区から遠く離れた別の路線網を見にゆく予定ですから、今日中にもうひとつの拠点・ブーラワークスも見ておかねばなりません。
▲ピート・ボグの中を一直線に貫く田舎道をブーラワークス目指してひた走る。ついに氷雨が降りはじめた。'02.10.21

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10月末ともなるとアイルランドの日照時間はただでさえ短く、そこにきて小雨まじりの天気となってきたこともあって、すれ違う車も皆スモールライトを点灯し始めています。手書きの路線図と道路地図を対照しながら田舎道を進むものの、辺りに人家もなく、道の両側にはどす黒いピート・ボグが地平線まで続くばかり。探しあぐねた末、ようやくブーラワークスにたどり着いたものの、呼べど叫べどだれもおらず、そのうちに辺りが暗くなってきてしまってタイムアウト。結局、Cシリーズと呼ばれるレールカーも多数在籍するはずのブーラワークスを見学することはかないませんでした。
残念ながらこの日はこれで打ち止め。再び2時間近くをかけてダブリンのホテルへと戻りました。
▲牧場を挟んでブーラワークスを遠望する。右端にはCシリーズと呼ばれるレールバスの姿も見える。'02.10.21

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なお、このアスローン地区ではボード・ナ・モナ自体が「ウエスト・オファリー鉄道」(West Offaly Railway)のネーミングで観光シーズンだけツアー列車を運行しています。ブラックウォーターワークス内に設けられた「シャノンブリッジ駅」を起点にした9kmほどのボグ・ツアーで、専用塗色のワゴンマスター機がボギー客車を牽き、45分ほどをかけて湿地帯を巡ります。毎年4?9月にかけて運転されているそうで、料金は6ユーロ。残念ながらすでに運転期間は終わってしまっていましたが、再訪の際は是非とも乗車してみたいものです。

さて、正月から始めたアイルランド紀行はまだまだ続きますが、さすがにあまりのマイナーさゆえか人気がなく、このところページビューが減ってきてしまっていることもあって、一旦中休みとしてレギュラー記事に戻し、続きはまた週末にでも再開することにしましょう。
▲ウエスト・オファリー鉄道のボグ・ツアー列車。ガイドも乗り込んだ全行程45分のエクスカーションだそうだ。(ボード・ナ・モナ絵葉書より)

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