鉄道ホビダス

2006年1月 7日アーカイブ

テッド来日。

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10月27日付け「テッドからの贈り物」でご紹介した英国人ファン、テッド(Ted)ことエドワード・タルボット(Edward Talbot)さんが来日、日本でのコーディネーター役を買って出ているカメラマンの都築雅人さんのお誘いで、昨晩は親交のある何人かのファンが銀座に集うことになりました。

〆切まっただ中とあって、たどり着いたのはもう宴たけなわの21時近く。テッドと会うのは、私は去年の春、同行の編集部・山下は昨秋のドイツのプランダンプ以来です。聞けばクリスマス休みを使ってのプライベートな来日だそうで、日本型蒸機も大好きなテッドは久しぶりの撮影行を楽しみにしていたそうですが、折からの豪雪で断念。おまけに知人を訪ねて渡道した帰路の車中では“ジャパン・レールパス”を落としてしまう不運にも見舞われ、なんともお気の毒な限りです。
▲日本在住も長く、当然かなりの日本語は知っているはずだが、頑として日本語をしゃべらないテッド。理由を問いただすと「私は英語の教師だから」。

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人のことを“strange man”呼ばわりしながらも、テッドは私に必ずナロー関係の資料や書物をお土産に持ってきてくれますが、今回もご自身も深く関わりのあるウェールズ地方のふたつの保存鉄道、フェスティニョグ鉄道とウェリッシュ・ハイランド鉄道のガイドブックを持ってきてくれました。

英国西部のカーディガン湾の港町・ポースマドックから2方向に伸びる1'11 1/2"(597mm)ゲージの保存鉄道、フェスティニョグ(FFESTINIOG)鉄道ウェリッシュ・ハイランド(WELSH HIGHLAND)鉄道は、星の数ほどある英国の保存鉄道の中でも、今もっとも元気が良く注目を集めている保存鉄道です。両者ともにかつての軌道跡をボランティアの手で復元・復活、どんどん延伸しつつあり、遠からずポースマドックで両者が接続し、一大保存鉄道網を形成するに違いありません。
▲テッドが持ってきてくれたフェスティニョグ鉄道とウェリッシュ・ハイランド鉄道のガイドブック。ことにフェスティニョグの方は路線復活への20年をグラフィックに回顧したなかなか見ごたえのある一冊。

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テッドの話では車輌のレストレーションに関しても両者の技術力は当代一流で、私はまったく気付かなかったのですが、一見オリジナルに復元したとおぼしきフェアリー(飽和式)も実はスーパーヒーターを組み込んで過熱式としたり、ガラットの蒸気パイプを最新テクノロジーのフレキシブル・パイプに変更したり、外見を損なわずに性能と保守を配慮したレストアがなされているそうです。どこまでオリジナルに拘るべきかはわが国の動態復元でも常に議論となるところだけに勉強になります。

さて、これまたテッドに教えられて気付いたのですが、ウェリッシュ・ハイランド鉄道でレストア中だった“タスマニア・ガラット”と通称される最古のガラットがついに復活、昨秋は初めて列車牽引に充当されたそうです。確かに帰宅後にソサエティーのホームページを開いてみると、復活後の試運転時の動画なども公開されています。ウェリッシュ・ハイランドの“タスマニア・ガラット”はかねてより一目見たいと思っていただけに、これは行かずばなりますまい。ぜひ案内させてくれと再三誘ってくれたテッドを頼って、今年はウェールズに足を向けてみましょうか。
▲ポースマドックをめぐるふたつの保存鉄道。ウェリッシュ・ハイランド鉄道はまだ一部区間が未復活。

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