鉄道ホビダス

DELと3連接電機、後日談。

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ここ数日のこのブログで採り上げた機関車に関して、あいついで興味深いレスポンスをいただきましたのでご紹介してみましょう。

まずは9日付けの「もうひとつのディーゼル・エレクトリック」に関してです。DF200登場まで国内唯一の電気式DLとして孤塁を護ってきた釧路臨港鉄道(太平洋石炭販売輸送)のDE601が、輸出を視野に入れた試作であったとのくだりに、大阪の高間恒雄さんから面白い写真が送られてきました。「宅ふぁいる便」(※注1)で電送されてきた画像は高間さん所蔵の絵葉書だそうで、南米ボリビアで活躍するDE601の“そっくりさん”です。
▲ボリビアの“そっくりさん”。エンジンはキャタピラーのD398で、最高速度は62mph(99.2km)と紹介されている。所蔵提供:高間恒雄

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絵葉書の解説ではボリビア国鉄(ENFE)の東部セクションのサンタ・クルーズで写された同国鉄(メーターゲージ)のDE975号機で、やはりキャタピラー製ディーゼルエンジンを搭載した1000HP機だとあります。ただしメーカーは米国のGENERAL ELECTRIC(GE)で1977(昭和52)年製。改めてGEのサイトを米国ヤフーで検索して調べてみると、このタイプは同社の「U10B」と呼ばれる量産型スイッチャーで、1964(昭和39)年の製造開始以来、かなりの輌数が延々と製造され続けてきたロングセラー機であることがわかりました。ということは、1970(昭和45)年製の釧路臨港鉄道DE601は日車がGEと提携して“開発”したものではなく、GEのスタンダードモデルをライセンス生産したものだったことになります。

調べれば調べるほど同形機が世界各地におり、DE601は思わぬ“国際派”だったわけです。
▲高間さんが一緒に送ってきてくれたほぼ同角度の釧路臨港D601と製造銘板。銘板には確かに“model U10B”、“manufactured under assistance agreement with GE”の文字が…。'85.5.13 春採 P:高間恒雄

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さて、もうひとつは昨日の「3連接の凸電」に関してです。京都の高橋 修さんから送られてきたのは鞍山製鉄所で働く同形の1519号機の写真です。高橋さんは17年も前から自動車競技の「ラリー」をやっており、現在では近畿地区のオフィシャルも務めておられ、「シュコダ」はラリー界では有名なチェコの自動車メーカーなのだそうです。現在ではVWグループの一員で、国際ラリーの最高峰WRCの常連で、先日北海道で行われたラリージャパンにも参戦していたそうです。

さっそく東欧の自動車事情に詳しい『Model Cars』誌の長尾編集長に聞いてみると、自動車のみならず、軍用車輌のメーカーとしても広く知られているそうです。電動トロリーバス製造でも世界のリーダー的存在とのこと。いやはや、ここ数日のブログで逆にいろいろと勉強させていただきました。
▲鞍山製鉄所で働くシュコダの1519号機。こちらはサイドコンタクト用の集電装置は持っていない。'02.11.24 P:高橋 修

▲※注1:「宅ふぁいる便」とは大阪ガスグループの㈱エルネットが運用管理している無料の大容量ファイル受け渡しサービスで、最大50MBまでのデータが送れる。画像の送信などにこれは便利!

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