鉄道ホビダス

今度は同志社大学で講演。

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同志社大学鉄道同好会(DRFC)のOB会であるクローバー会副会長の福田さんから、湯口さんの『内燃動車発達史』の出版祝賀会を兼ねて集まりを催すのでお出でいただけないだろうかと打診を受けたのは、確か夏前のことだったと思います。

ほかならぬ湯口さんの出版記念をやっていただけるとあっては、版元としては何をおいても馳せ参じねばならずとお受けしたのですが、先週になって実は40分ほどの講演をしてほしい旨のメールをいただきました。いや、正直いって軽い挨拶程度で済むものと思っていただけに、これは予想外の展開です。場所は同志社大学今出川キャンパス至誠館21番教室。何でも当日は同志社大学のホームカミングデーで、これに合わせてOB会が開催されるとのことです。
▲先の阪南大学で行われた鉄道史学会に続いてまたまた大学の演台で講演するハメになってしまった。現役の皆さんにも多少なりとも興味のある話をと努めたつもりだが、何しろ一夜漬けならぬ新幹線片道漬け。如何だっただろうか…。

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40分の講演とあっては、それなりの準備をせねばならないのですが、例によって後手にまわり、結局A4判2ページのプロットは行きの新幹線の車中でパソコンを叩くハメとなりました。

午後から始まった講演会のトップを務めるのはもちろん湯口さんの「気動車調査あれこれ」。教室を埋めたOB・現役会員を前に、日本の気動車研究がどれだけ基本的検証を怠ってきたかが、独特のユーモアを交えて分かりやすく語られました。とりわけ日車の実用新案であった逆転機保持方式を当時の鉄道省が我がものにしてしまうくだりは、『内燃動車発達史』で校正段階から幾度となく読んでいるにも関わらず、ご自身の口から語られるとまた格別な説得力があります。
▲講演する湯口さん。すらすらと気動車の構造の核心に触れる図が黒板に描かれてゆく。押しも押されぬ気動車研究の第一人者だけあって、その解説は一言一句ツボを押さえている。流石!

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この湯口大兄の後を受けての二番手が私です。「テーマは何でも結構です」という福田さんの言葉にあれこれ考えたあげく、結局、餅は餅屋、昨今のIT化に伴う情報の価値、そしてその延長線上にある紙媒体の現状をお話することにしました。クローズドな会合だけに、多少はオフレコ的裏話を交えつつの40分でしたが、果たしてお楽しみいただけたかどうか…。

この後、小林純爾さんの立山砂防軌道のビデオ上映、沖中忠順会長のインドネシア・ジャカルタのJABOTABEK鉄道網についてのスライド上映等が行われました。とかくこの手のOB会記念行事というとただ再会を祝して気勢をあげるだけに終始してしまいがちですが、私の講演はともかくとして、何とも実り多い会合に映り、他校だけに羨ましい思いも募る一日でした。
▲今日の同志社大学はホームカミングデーとあって、学内は久しぶりの母校に感無量のOB・OGたちで溢れかえっていた。ちなみに、講演会の後、現役の皆さんに学生会館のボックスを見せていただいたが、私の世代が抱く「学館」のイメージとのあまりの違いに唖然。昨今の大学はどこも整然として奇麗だ。なにはともあれ、同志社大学鉄道同好会の皆さん、今後も頑張ってください!

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