鉄道ホビダス

2005年8月 1日アーカイブ

pikespeak.jpg
はやいもので今日は8月1日。6月1日に弊社が趣味のポータルサイトとしてこの「ホビダス」を立ち上げてから2ヶ月が経過したことになります。そしてご覧いただいている私のブログ「編集長敬白」も今日で62回目、丸2ヶ月お付き合いいただいたことになります。

当初はどれほどの皆さんにご覧いただけるか半信半疑でしたが、7月に入ってから予想以上に多くのアクセスを頂戴するようになり、意外なところで意外な方から「ブログ見てますよ!」と激励をいただくことも一再ではありません。なかには毎日プリントアウトして揃えて下さっている熱心な“読者”の方もおられ、見よう見真似でブログを始めたアナログ世代としては万感迫る思いがします。

さてなにはともあれ、8月のスタートです。まずはこのブログにお付き合いいただいている皆さんに…
暑中お見舞申し上げます。

一時は冷夏も懸念された東京ですが、このところ連日30℃を超える猛暑が続いています。そこで多少なりとも涼をとっていただこうとお見せするのが、標高4300m(14110ft)パイクス・ピーク山頂のスイスロコ製DCです。

場所はヨーロッパ・アルプスではなく、アメリカはロッキー山脈、コロラド州コロラドスプリングス近郊です。ロッキーの中でも、急峻な山頂が文字通り槍のように突き出しているパイクス・ピーク山頂までコグ・レイルウェイ(歯車式鉄道)が建設されたのは、1891年、つまり明治24年と言いますから驚きです。当初はボールドウィン製のB1タンク機が客車1輌を押し上げていましたが、現在ではご覧のようなスイスロコ製のディーゼル動車が、250‰勾配を攀じ登り、森林限界を超えてピークを目指しています。

標高4300mというと、富士山より1000m近くも高く、当然日本国内では体験できない高さです。山頂駅に降りたってみると、その気温の低さや風の強さにも増して、「あれっ」と思うほどの空気(酸素)の薄さを実感できます。ちょっと動いただけでもぜーぜーと息が切れる感覚は逆に新鮮でもあります。

このパイクス・ピーク、正確にはManitou & Pikes Peak Railway(マニトゥ&パイクス・ピーク鉄道)
には2回ほど訪れたことがあります。いずれもロッキーのアスペン・ツリーが黄金色に色づいた気持ちの良い秋でしたが、最初に訪問した時はある事情を知らずにえらい目にあいました。

その事情とは…トイレです。起点のマニトゥ・スプリングス駅で撮影に夢中になり、発車間際の列車に乗り込んだのですが、これが間違いでした。まぁ、考えてみれば予想できそうなことですが、このコグ・レイルウェイの車輌にはトイレの装備がないのです。しかも暖房設備もなく、標高が上がるにつれて室内の温度は下がる一方。山頂までは1時間半ほどですが、途中の列車交換はあってもいわゆる運転停車のみ。やれ右側にエルクがいただの、こんどは左側にマーモット(巨大ネズミのようなヤツ)だのと車内の観光客は大喜びで窓という窓は全開状態です。森林限界を超えたあたりから、こちらは景色を見るどころではなく、一刻もはやく山頂駅に着いてくれるのを祈るばかり…。

もし今後この鉄道に行かれる機会があれば、ぜひともその点をご留意なさいますよう、暑中見舞に添えて、老婆心ながらお伝えしておきます。('98.9撮影)

レイル・マガジン

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