鉄道ホビダス

次のRMLは上田丸子電鉄です。

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ご好評をいただいている清水 武さんの「東濃鉄道」に続いて、RM LIBRARY次号はやはり地方鉄道ネタ「上田丸子電鉄」です。執筆下さっているのは元・東急電鉄車両部長で、RMLバックナンバーでも「草軽 のどかな日々」などいくつかをご担当いただいた宮田道一さん、メインの写真は上田丸子電鉄にひとかたならぬ思い入れをお持ちの諸河 久さんです。

今でこそ上田?別所温泉間11.6kmのみのミニ鉄道となってしまった上田交通ですが、かつて上田丸子電鉄を名乗っていた頃には、この別所線以外にも丸子線、西丸子線、それに真田・傍陽線を擁して一大ネットワークを築いていました。

今回のライブラリーはこの全盛期の上田丸子電鉄時代にスポットを当て、丸子線の上巻、真田・傍陽線、別所線、西丸子線の下巻と2冊に分けてお送りします。

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今日は表紙の校正が上がったとあって、宮田さん直々にお出ましいただき打ち合わせです。校正が一段落すると、宮田さんが手提げ袋からやおら妙な物体を取り出しました。「これ知ってる? 上田をやるからにはこれを取り上げないとね…」と差し出されたこけしのようなもの、何と護符なのだそうです。聞けば、信濃国分寺(通称・八日堂)で毎年1月7日の夕刻から翌日にかけて行なわれる縁日で売られるものだそうで、「蘇民・将来・子孫・人也・大福・長者」の文字が朱と墨で記された木片です。

なんでも、この文字にもある蘇民将来という人物が、薬師如来の化身である旅人を歓待したことにより災厄を免れたという伝説に由来するものだそうで、長野県内はもとより、北関東に広く信心されてきたようです。上田丸子電鉄丸子線にはその名も「八日堂」という駅があり、同線廃止後の現在では、上田?大屋間にしなの鉄道の信濃国分寺という駅が造られています。かつては電鉄建設の大きなファクターのひとつが「参宮」だと言われていましたが、上田丸子電鉄にも「参宮」の側面があったとは知りませんでした。

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上田は個人的にも足しげく通った地であり、諸河さんから送られてきた写真にも思わず見入ってしまいました。ことに晩秋の塩田平の風情は今でも忘れられません。昇圧後は何かのついでに3回ほど行っただけで、残念ながらかつてのようなシンパシーを感じることは出来なくなってしまいました。

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