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レイル・マガジン編集長自らが作る編集日記。

2005年7月11日

続・“N電”健在。

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一昨日、梅小路公園の“N電”のことを書きましたが、ご存知のように“N電”は国内ではもう一箇所、博物館明治村でも動態保存されています。というよりも、こちらは1967(昭和42)年から動態保存されており、間もなく保存開始から40年になろうという大先輩です。

博物館明治村は元名古屋鉄道会長・土川元夫氏らが、高度成長下で次々と取り壊されてゆく明治期の建造物を惜しみ、その屋外保存を目指して1965(昭和40)年に開村した施設で、1874(明治7)年シャープ・スチュワート製の12号や、1912(明治45)年ボールドウィン製の9号蒸気機関車も動態保存されており、一度は訪れてみたいミュージアムです。

ほぼ原形に復された"N電"は、園内の市電名古屋駅?市電京都七條駅?市電品川燈台駅間を1時間に3往復(所要10分程度)ほどし、先頭部に乗ると直接式のコントローラーや、ガラガラと盛大な音を立てて巻き取るブレーキハンドルなど、いわば電車の原点を体感することができます。

保存されているのは旧番8号と15号(現在は1・2)の2輌で、保存にあたって前後2本のポールを1本に復元しているため、終点では例のポール回しも見られます。

100万平方メートルと広大な園内には歴史的施設が67も点在しており、緑豊かな自然とあいまって、夏休みにはお薦めスポットです。
ところで、メインゲートを入ったすぐのところには、神戸で明治20年頃から「牛鍋」を出していたという大井牛肉店の洋館があり、この二階では実際に炭火の牛鍋を賞味することができます。少々お値段ははりますが、これからの季節、開け放した窓からの風だけをたよりに食べる牛鍋は格別なものがあります。'03.8.31撮影