鉄道ホビダス

2005年7月 7日アーカイブ

"プレスリリース"の話。

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あまり知られていませんが、JR各社には国鉄時代から延々と続く記者クラブ組織があり、定例記者会見をはじめとして、毎日さまざまな“プレスリリース”がこの記者クラブ宛に配信されます。新聞各社などは広報部内に各社専用のポストが用意されており、業界用語で言うと、ここにリリースが「投げ込まれる」わけですが、鉄道誌の場合は当番制で各社に配信する形をとっています。

このリリース、ダイヤ改正時や各社の決算発表、事業計画の発表などの際は膨大な枚数になり、ひととおり目を通すだけでも結構大変です。さらに時には、やはり業界用語で言うところの「しばり」のかかっているものもあります。「しばり」とは、公表できるタイミングを制限することで、例えば「新聞=〇日夕刊以降、テレビ=〇日18時ニュース以降」のような条件が付されるケースです。「報道」の本旨からすればちょっと奇異に感じられるかもしれませんが、無用の混乱を避けるためには避けて通れない面もあります。

写真は昨日(6日)付けのJR各社のプレスリリースで、参考までにどんなものがあるか列挙してみましょう。
●「Suicaペンギングッズの発売開始について」=JR東日本本社広報部報道グループ
●「エキナカ商業施設第2弾『ecute(エキュート)品川』10月1日グランドオープン」=JR東日本本社広報部
●「臨時列車『特急コンサドーレ号』運転と応援ツアー発売のお知らせ」=JR北海道本社広報
●「流山温泉に『ふれあい牧場』オープン!」=JR北海道本社広報
●「石北本線無人駅探訪と丸瀬布温泉・SL森林鉄道・ローカル線の旅 参加者募集開始」=JR北海道旭川支社広報
●「超電導リニア試乗会参加者募集」=JR東海本社広報
●「さよなら『SLあそBOY』企画・第1弾記念オレンジカード発売決定」=JR九州本社広報
といった具合です。

実はこの日のように比較的“平和”な話題ばかりとは限らず、鉄道“趣味”誌編集者としてやりきれない残念な思いを抱くことも再々です。できることならば、日々前向きなプレスリリースにお目にかかりたいものです。

そうこうしているうちに今日(7日)付けのプレスリリースが流れてきました。「東京ミレナリオ開催決定・12月24日から…」、もうクリスマスシーズンの話です。同リリースには、続いて「東京ミレナリオ2006年以降の休止について」との見出しもあります。東京駅丸の内本屋が1914(大正3)年創建当時の3階建てに復元されるにともない、その工事期間中(本年度末?2011年竣工予定)は開催できなくなる…というものです。そう、戦後生まれの私たちには見慣れたあの丸の内本屋も、間もなく見納めとなってしまうのです。

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