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2016年9月15日アーカイブ

備後庄原駅は今...。

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▲「18切符使用期間中はお客さんも割といますが、それが終わると学生主体の毎日です」と清原さん。堂々とした駅舎に人気はないが、駅前広場の植栽を含め、清々しく整備されているのがわかる。'16.9.13 備後庄原 P:清原正明
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旧三次市文化会館の48650号機の保存整備を続けておられる清原正明さんから、芸備線では最大級の木造駅舎が残る備後庄原駅の現状をお送りいただきました。実は清原さん、国鉄勤務のご縁でこの8月から庄原市の委託職員として備後庄原駅に勤務、乗車券類の販売、駅構内の掃除などをしておられるそうで、備後庄原駅はまさに"わが家"同然というわけです。

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▲備後庄原駅を発車するC58 247〔新〕牽引の芸備線下り貨物列車。ホーム上屋の形状が現在も変わっていない点に注意。'71.3.10 P:清原正明
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備後庄原駅は築83年(1933年築)。国鉄時代は貨物扱いを含めて芸備線の中核駅のひとつで、駅員も多く配置されていたそうです。JR化後、ワンマンカーが導入され、続いて駅の無人化とお定まりの歴史を歩んできました。

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▲備後庄原駅本屋。右(東)側から待合室、改札口と続き、出札事務室は線路側の旧駅務室の一部を使用している。手前(駅前広場側)も含め、西側は庄原市子育て支援センター(庄原ひだまり広場)が利用している。'16.9.13 P:清原正明
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▲駅正面に掲げられた駅名標(左)と、「昭和8年6月」の文字がある建物資産標(右)。'16.9.13 P:清原正明
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▲駅本屋正面。オリンピック女子平泳ぎの金メダリスト金藤理絵選手の出身地であることから、記念の横断幕が掲げられている。そしてもちろん広島カープ優勝の横断幕も...。'16.9.13 P:清原正明
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▲駅本屋を東端から見る(左)。右は構内の駅名標。'16.9.13 P:清原正明
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現在は駅舎の半分を「子育て支援センター」として活用し、駅の窓口業務は先述のように庄原市役所が委託を受けて乗車券の販売を行なっています。ただこの備後庄原駅、都市計画で駅周辺の再開発が始まっており、4年後には路線バスが駅前に乗り入れるかたちとなります。

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▲起点(備中神代)方を背にして構内全景を見る。2番線は上下列車兼用で、定期運用では朝の352D~353D、午後は358Dだけが利用する。開業時からの駅舎は画面(左)の手前側、少し高い向こう側は後に増築された部分で、国鉄時代は貨物や手荷物扱所があった(現在では子育て支援センターが利用)。'16.9.13 P:清原正明
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▲三次(広島)方を背にして構内を撮影。向かって左から、1番線(上り列車専用)、2番線(上下列車兼用)、3番線(下り列車専用)となる。軽自動車が停まっているのは旧貨物ホームで、突き当り、尻を向けているトラックの辺りに積み込み線があった。右側には現在では無人となったCTCの建物がある。ちなみにこの区間の閉塞方式は特殊自動閉塞。'16.9.13 P:清原正明
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▲駅舎に接した3番線(左/下り列車専用)。足跡のペイントは有人駅時代、列車待ち受けの立ち位置を示している。ホーム上屋の木組も壮観(右)。'16.9.13 P:清原正明
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▲荷渡し用のトロリー設備の跡(左)。クロスしてトロリーの線路が敷設されていたが、民営化前に撤去された。写真右の真新しいコンクリートやフェンス部分は旧貨物線跡を活用した駅前再開発工事の一環。以前の駅前商店などはすでに画像の右手に移動している。'16.9.13 P:清原正明
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▲2020年完成予定の駅舎改装イメージ(上)と庄原駅周辺地区土地区画整理事業の完成イメージ図。P:清原正明
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この堂々とした木造駅舎の行く末が気になりますが、清原さんのお話では再開発後も駅舎は改造して使用し続けられるとのこと。次々と歴史的鉄道建造物が姿を消してゆくなかで、まずはひと安心といったところでしょうか。

※明日は弊社40周年イベントの準備のため休載させていただきます。

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