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2016年8月17日アーカイブ

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▲通勤車の6200系を改造して誕生した16200系"青の交響曲(シンフォニー)"。前照灯間の行先表示器は撤去され、行先は車掌側窓部に表示される。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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近畿日本鉄道では、南大阪線・吉野線沿線に注目を集め観光振興を図るため、通勤車6200系(3輌編成)を改造した観光特急16200系を投入することを発表していましたが(→こちら)、このほど車輌が完成し、8月3日に鉄道雑誌社向けの撮影会が開催されました。

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▲大阪寄りの先頭車で1号車のク16300形16301。ク6300形6311を種車に改造したもので、2号車側には車椅子対応の多目的トイレ、男性用トイレ、洗面台が備わる。また、床下に汚物タンク、水揚装置などを搭載する。定員は28人。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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16200系は「上質な大人旅」をコンセプトとしており、沿線を「青色の列車」が走り、魅力的な観光資源と調和し響きあうことをイメージして"青の交響曲(シンフォニー)"と命名されています。

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▲2号車のモ16250形16251。モ6200形6222を種車に改造したラウンジ車輌で、車体側面のバーカウンター部には大型のエンブレムを標記する。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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外装は落ち着いた濃紺色(メタリック塗装)とゴールドのラインとされ、前面と側面にはエンブレムなどの特別な装飾が施されています。なお、エンブレムは吉野駅改札口の壁面にある装飾をモチーフにしたとのことです。

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▲吉野寄りの先頭車で3号車のモ16200形16201。モ6200形6221を種車に改造したもので、ク16300形と同様、客室内は座席スペースで構成される。定員は37人。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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20160817145439-7dab3caf68d02907aae5d61553f50f4095ee0a4c.jpg3輌編成のうち、1号車と3号車は2列+1列で幅広のデラックスシートで構成され、シートはグループ向けにテーブル付席「サロン席(3~4人用)」、「ツイン席(2人用)」も設けられているほか、1号車には車椅子対応席、1・3号車の乗務員室背面には1人席が設置されています。なお、テーブル付席と乗務員室背面の1人席は固定座席で、このうち乗務員室背面の1人席は窓側に向けて斜め配置となっています。また、座席・カーペット・カーテンには、それぞれ質感のある素材が使用され、座席の肘掛、インアームテーブル、背面テーブルなどには地元の吉野地域の竹材が使用されています。

▲モ16200形16201の前面。"青の交響曲(シンフォニー)"のエンブレムは、吉野駅改札口の壁面にある装飾のデザインをモチーフにした。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲2列+1列のデラックスシートで構成されたモ16200形の客室内。座席の背ずり上部の形状は吉野の山並みを表現している。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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中間車の2号車はラウンジ車輌で、革張りのソファが20席配置されています。室内はLEDの間接照明とクリスタルガラスを用いた照明装置により上質な空間が演出され、吉野寄りに設置のバーカウンターでは地元の特産品を用いたスイーツやアルコールなどが販売されます。

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▲バーカウンターとラウンジスペースで構成されたモ12650形の客室内。側窓の天地幅は400mmで、ソファに座った時に景色が見られるようにしている。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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なお、改造に際しては、制御装置などの基本性能は変更されていません。ちなみに、車輌デザインは近鉄グループの全日本コンサルタント株式会社が担当し、車輌改造費用は約2億円とのことです。

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▲テーブル付席と乗務員室背面の1人席以外は、回転式リクライニング機能とインアームテーブルが装備されている。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲テーブル付席は向かい合わせの固定席で、テーブルには照明装置が備えられている。写真は3~4人用のサロン席。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲乗務員室背面の1人席は窓側に向いた固定席。なお、各座席の窓下にはコンセントが設置されている。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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この16200系"青の交響曲(シンフォニー)"は9月10日より運行を開始する予定で、大阪阿部野橋~吉野間で1日2往復、週6日運行されます(基本水曜日は運休)。列車は全席座席指定(定員65名)で全車禁煙(喫煙室なし)、停車駅は特急停車駅と同じとされています。
取材協力:近畿日本鉄道株式会社

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