鉄道ホビダス

2016年8月アーカイブ

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▲若狭本郷駅(風の駅)をバックにした"義経"。'16.6.26 P:宮武浩二
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5年ほど前に若狭本郷駅の花博風の駅駅舎とレプリカの義経号をご紹介いたしましたが(アーカイブ「今に残る"花の万博"ゆかりの駅と車輌」参照→こちら)、その時レポートしていただいた宮武浩二さんが若狭本郷駅を再訪され、立派な模型レイアウトなど、まるでミニ博物館のような現状をお送りくださいました。

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▲外形のみのレプリカながら一見したぐらいでは本物と見分がつかない"義経"(左)。右は交通科学博物館時代のホンモノ。'16.6.26/'12.10.14 P:宮武浩二
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先週、若狭本郷を5年ぶりに訪ねました。今回は若狭本郷駅の反対側に隣接している、おおい町情報交差点「ぽーたる」を訪問しました。

20160831124233-beef86cbe8aa392df929712e2040209085fa7dc2.jpg若狭本郷駅は1990(平成2)年に大阪鶴見区で開催された「国際花と緑の博覧会」で、会場のアクセスとして会場内に敷設されたドリームエクスプレスという義経号が牽引する遊覧鉄道の「風の駅」と「山の駅」のうち「風の駅」を移築したもので(「山の駅」は福知山線柏原駅駅舎として現存)、おおい町のシンボル的な存在となっています。

→H.K.ポーターの特徴あるクレスト調の銘板もそっくりに再現されている。'16.6.26 P:宮武浩二
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▲そのバックビュー。テンダーのライニングやレタリングも寸分違わず再現。'16.6.26 P:宮武浩二
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▲テンダー内側(左)のリベットもダミーながら再現。右はテンダー台車のボルスターで、こちらはさすがに刺さっているだけ。'16.6.26 P:宮武浩二
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おおい町としてもさらに周辺の整備を進めて駅の海側におおい町情報交差点「ぽーたる」を開設、館内にはおおい町の観光名所の紹介のほか、地元の特産品の販売、軽食なども利用できる施設として地元の人たちも利用しています。

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▲1/80スケールのパノラマレイアウト。中央スクリーンでは映画が上映されている。'16.6.26 P:宮武浩二
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特筆すべきは館内に鉄道パノラマ模型コーナーがあって地元沿線の鉄道模型をいつでも楽しむことができます。パノラマレイアウトを走る電車は舞鶴線の125系などもあって、一度に2列車運転が楽しめるようになっています。

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▲レイアウトにはもちろん若狭本郷駅もしっかり再現されている。'16.6.26 P:宮武浩二
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また、館外には以前紹介した本物と見間違うような精巧に作られたレプリカの義経号が静かに来館者を見守っています。交通科学博物館当時の本物の義経号と比較してもどちらが本物か、にわかにはわかりません。京都大阪方面からでもアクセスが良い場所なので、少し遠出されたときは足を伸ばして若狭本郷の義経号を訪ねてみてはいかがでしょうか。

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▲おおい町情報交差点「ぽーたる」のフライヤー。
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宮武さんありがとうございます。ちなみにこのおおい町情報交差点「ぽーたる」と丹後街道(R27)をはさんで逆側(海側)からは、かつて本郷軌道という西日本には珍しい人車軌道(4.3㎞)が出ていました。ちゃんとした営業軌道として統計にもカウントされているもので、1950(昭和25)年休止と記録されています。

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▲今回の実証実験には東京メトロ10000系車輌が使用される。P:伊藤真悟
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昨日、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)が鉄道・物流5社による鉄道を活用した物流実証実験を実施すると発表しました。共同実証実験に参加するのは、東京地下鉄株式会社、東武鉄道株式会社、佐川急便株式会社、日本郵便株式会社、ヤマト運輸株式会社の5社。9月から10月にかけて、東京メトロ有楽町線~東武東上線で既存の鉄道施設を活用した物流実証実験が行われます。

20160830182640-834068f3609e71753591260f6494ed7df1b58a4a.jpgこの実証実験は、物流に関する交通渋滞、CO2排出量の削減、トラックドライバー不足などの社会的課題の解決策として、旅客鉄道の輸送力を活用した貨物輸送の可能性を検証するのもで、実験パターンとして、「拠点間輸送」と「拠点~駅間輸送」の2パターンが実施されます。なお、両実験とも、乗客が利用できない実験専用ダイヤを設定し、下記の日程合計10回にわたって行われます。


▲鉄道を活用した物流実証実験イメージ。(東京メトロプレスリリースより)
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実験終了後は、取得したデータや旅客輸送に与える影響、物流各社のニーズなどを勘案し、トラック輸送から旅客鉄道を活用した貨物輸送への転換(モーダルシフト)の実現可能性を検証することとなっています。

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▲鉄道を活用した物流実証実験イメージ。(東京メトロプレスリリースより)
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(1)参画事業者
東京地下鉄株式会社(東京メトロ)、東武鉄道株式会社、佐川急便株式会社、日本郵便株式会社、ヤマト運輸株式会社
(2)活用する鉄道施設(路線・駅)
東京メトロ:新木場車両基地、和光車両基地
      有楽町線 新富町駅・銀座一丁目駅・有楽町駅
東武鉄道:森林公園検修区
(3)実験内容
①拠点間輸送(5社で実施。日本郵便は新木場車両基地~和光車両基地のみ。)
物流各社の拠点からトラックで模擬荷物を新木場車両基地に搬入
  ↓
東京メトロ10000系車輌の1輌に荷物を積載
  ↓
有楽町線・東上線にて実験専用ダイヤで列車運行
  ↓
和光車両基地または森林公園検修区に到着した列車から荷物を下ろし、トラックで物流拠点に搬出
②拠点~駅間輸送(東京メトロ・ヤマト運輸・佐川急便で実施)
物流各社の拠点からトラックで模擬荷物を新木場車両基地に搬入
  ↓
東京メトロ10000系車輌の1輌に荷物を積載
  ↓
有楽町線にて実験専用ダイヤで列車運行
  ↓
新富町駅、銀座一丁目駅、有楽町駅の各駅で、到着した列車から荷物(台車1台程度)を下ろし、駅構内を経由して地上まで搬送
(4)模擬荷物
物流各社が利用者から預かった荷物ではなく、実際の荷物の重量を模した段ボールなどを台車などに積載する。
(5)実験日程
以下の各日に1本ずつ運行する(合計10回)。
9月:9日(金)、10日(土)、16日(金)、17日(土)、30日(金)
10月:1日(土)、7日(金)、8日(土)、14日(金)、15日(土)
(6)実験における検証内容
各作業工程における所要時間・人員数、安全性確保のための人員配置、作業効率性や安全性に資する機器、施設・設備などの必要性と規模、旅客輸送への影響などを把握する。
※詳しくは→こちら

4年後の東京オリンピックを控え、東京の物流に大きな変革をもたらすかも知れない"荷電"復活構想、実験の行方におおいに注目したいと思います。

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「しらさぎ」との再会。

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▲最初期のアルミ合金製車体と局面ガラスを用いた前面デザインは半世紀以上を経た現在でも色あせることはない。'09.9.23
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先月、北陸方面を巡った際、「道の駅山中温泉 ゆけむり健康村」の駐車場に保存されている北陸鉄道6010系「しらさぎ」(クモハ6011+クハ6061)を見てまいりました。地元のベテランファンの方のご案内による見学ですが、実は今から7年前にもこの「しらさぎ」を訪ねたことがあり、期せずしての再会となりました。

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▲先月再訪した際の「しらさぎ」。ボランティアの皆さんの献身的努力によって7年前に訪問した時と変わらぬ姿を見せてくれた。'16.7.24
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20160828234443-f37ffee3dd2525e3546e44aaf088576290c09c2a.jpg北陸鉄道の6010系「しらさぎ」は、同社が山中温泉を擁する加南線(山中温泉~大聖寺間)用に1963(昭和38)年に日本車輌で新製した最初期のアルミ合金製車輌で、前面の曲面ガラスや広幅貫通路など当時としては画期的な電車でした。先行して前年に新製された6000系「くたに」が鋼製車体だったのに対し、「しらさぎ」は当時まだ前例が少なかったアルミ合金の溶接とリベット止めによって車体を構成しており、ロマンスカーとさえ称されたと聞きます。

▲正面に燦然と輝く「しらさぎ」のエンブレム。しらさぎの名称は山中温泉を発見するきっかけとなったとされる白鷺に由来するという。'09.9.23
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▲シンプルながら実にルーミーな客室内。なぜか7年前に付いていたヘッドレストカバーは外れており、少々印象が異なる。'16.7.24
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▲セミクロスシートの客室内には懐かしい転換クロスシートが並ぶ(左)。右は運転台。アナログなスイッチ類が時代を感じさせる。'16.7.24
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大手私鉄ならいざ知らず、昭和30年代に北陸の地に華麗に舞い降りた「しらさぎ」でしたが、就役後それほど経たないうちに加南線の利用客が激減。これには国鉄との接続駅であった大聖寺が特急停車駅から外れ、加賀温泉駅(旧作見駅)が特急停車駅になってしまったことが原因とも言われていますが、結果的に加南線は経営が立ち行かなくなり、1971(昭和46)年7月をもって全線廃止となってしまいました。

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▲大きな特徴でもある広幅貫通路のホロと渡り板部。「カーブを通過するとき危険ですからこの通路に立停らないで下さい」と注意書きのプレートがある。前方車輌のシートにカバーがついているのに注意。'09.9.23
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▲さながら連接車のようなホロ(左)。手前の小さなホロは口径の異なるパイプが竿のように合わさって摺動する。右は腰板部にもガラスが入った側扉。'16.7.24
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▲復元にあたっては北陸鉄道の社紋も再生された(右)。形式・定員・自重標記もアルミ合金製のプレート(右)。'16.7.24
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▲日本車輌昭和38年の銘板(左)。検査標記(右)だけは新金谷車両区の手書き文字が残る。'16.7.24
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就役わずか8年で失職してしまった「しらさぎ」ですが、北陸鉄道としては大型のため石川総線など他線に転籍することもかなわず、僚車「くたに」とともに大井川鐵道に売却され、以後、30年近くにわたって川根路で活躍を続けることになります。私も加南線時代は知る由もなく、もっぱら大井川の「しらさぎ」として接してきました。

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▲大井川鐵道時代の6010系「しらさぎ」。大井川沿いの雄大な風景にも見事にマッチしていた。'84.2.3 地名ー塩郷
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2005(平成17)年の市町村合併に際し、旧山中町を語り継ぐ近代化遺産として里帰りを果たし、以後十年以上にわたって加南線の語り部として大切にされてきました。アルミならではの保存性もさることながら、保存活動に日々努力されているボランティアの皆さんの力なくしてなしえない価値ある保存に違いありません。

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C11 207 東武鉄道に到着。

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▲クレーン作業により線路方向に向きをあわせ取り下ろされるC11 207。画面左側が上り方(浅草方)。'16.8.19 南栗橋車両管区 P:RM(伊藤真悟)
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20160826123717-6748cee03ddcb63654a411b4075ca618404201b5.jpg東武鉄道では、2017年夏の日光・鬼怒川地区における蒸機復活運転に向けて準備を進めていますが(アーカイブ「C11 207 東武鬼怒川線で復活へ。」→こちら)、JR北海道より借り受けとなるC11 207が去る8月19日に南栗橋車両管区に到着し、搬入~線路への移設作業の様子が報道陣に公開されました。

▲南栗橋車両管区の正門付近で待機するトレーラー。すでに公道から敷地内に到着していた。'16.8.19 南栗橋車両管区 P:RM(伊藤真悟)
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同機は8月12日にトレーラーに積載されてJR北海道苗穂工場を出発し、14日に苫小牧港に到着。同日に海路(フェリー)で苫小牧港を出て15日に大洗港に到着していましたが、運搬の都合により19日まで大洗港で待機となっていたものです。

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▲C11の向きの関係から、トレーラーは検修庫前までバックで進入となった。200型「りょうもう」の横を進むC11。'16.8.19 南栗橋車両管区 P:RM(伊藤真悟)
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公開当日は、南栗橋車両管区の正門から新設の検修庫前までトレーラーで搬入。検修庫前で運搬用カバーが取り外されて、C11 207の姿がお披露目となりました。なお、輸送の都合から、前照灯や煙突、砂箱、蒸気ドーム、石炭庫、キャブ屋根といった突起物は撤去されていました。

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▲検修庫前に到着後、運搬用カバーが取り外されて姿を現す(左)。2台のクレーンにより吊り上げを開始する(右)。'16.8.19 南栗橋車両管区 P:RM(伊藤真悟)
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▲従台車は事前に線路上に載せられていた(左)。慎重に降ろしながら、従台車の位置を決める(右)。'16.8.19 南栗橋車両管区 P:RM(伊藤真悟)
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▲線路上への移設が完了。搬入から移設完了までの所要時間は90分ほどであった。'16.8.19 南栗橋車両管区 P:RM(伊藤真悟)
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その後、トレーラーが線路脇まで移動し、2台のクレーンを用いての吊り上げが開始されました。吊り上げられたC11は、上り方(浅草方)を先頭とした状態で線路方向に向きを変え、そこから慎重に降ろされました。さらに事前に線路上に載せられていた従台車を手押しで動かして位置決めを行い、無事に移設作業が完了しました。なお、報道公開はここまでで、その後、同機は移動機により検修庫へと収められ、検修庫内で前照灯などの設置作業が行われたようです。

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▲新設の検修庫を背に佇むC11 207。検修庫は残念ながら非公開。'16.8.19 南栗橋車両管区 P:RM(伊藤真悟)
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▲正門付近から検修庫方向を望む。右側2線が試運転線。'16.8.19 南栗橋車両管区 P:RM(伊藤真悟)
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さて今後のスケジュールですが、C11 207は整備後に火入れを行い、9月には南栗橋車両管区内で構内試運転が実施される予定です。さらに同月にはJR四国より客車を、12月にはJR東日本よりDE10 1099をそれぞれ受け入れ、来年4月には東武鬼怒川線での本線試運転が行われる計画となっています。
取材協力:東武鉄道株式会社

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▲石勝線支線清水沢駅に停車中のキハ40単行。かつて三菱大夕張鉄道が分岐していた交通の要諦も今や見る影がなく、ついに支線そのものの廃止が決まってしまった。'16.5.3 P:三菱大夕張鉄道保存会
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昨年10月に清水沢駅が無人化され、東追分・十三里の両駅が廃止された石勝線ですが、支線部分の新夕張(かつての夕張線紅葉山)~夕張間(16.1キロ)の廃止が確実になりました。

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▲数々のドラマを生んだ夕張線紅葉山駅の給水塔。発車してゆくのは6793レ。紅葉山駅はかつては登川支線を分岐していた。'75.6 P:伊藤保則
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20160824135629-1aa1b9357292814ecdca4878b5dcd7b45c8bea87.jpg夕張市長は今月8日、JR北海道独自で存続が不可能な路線を公表、各自治体との個別協議に入る前に、先手を打つかたちで異例の「廃止容認」を発表しました。その代わりに新たな公共交通体系構築への協力、JR施設の一部無償譲渡、JR社員の市への派遣などをJR側に求めています。協議以前に自治体側から廃止を肯定するのは前代未聞ですが、全国唯一の財政再生団体であり、集落の再編を進める夕張市にとってはやむを得ない選択だったのかもしれません。
▲C11 171牽引で運転された「夕張応援号」。ひさしぶりに夕張の汽笛が響いた。'09.9.5 P:奥山道紀
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1892(明治25)年に北海道炭礦鉄道(北炭)が夕張線として開通させ、9600、D50形の石炭列車が行き交い、D51 241号機が1975(昭和50)年12月24日に我が国最後の蒸気機関車による営業用貨物列車を牽引した、「栄光」の歴史の「夕張線」も早ければ2019(平成31)年3月には廃止されることになります。

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▲1918(大正7)年頃の夕張駅。石炭車オテセを牽く9200形重連。P:三菱大夕張鉄道保存会提供
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そんななか、夕張線から分岐した各私鉄・専用線も含め「石炭」と共に歩んだ、「鉄路」の記録を何らかの形で継承せねばならないと活躍している三菱大夕張鉄道保存会(→こちら)から、恒例イベントと今週末に開催される学習会の案内が届きました。

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▲昨年の汽車フェスタ前夜祭の様子。夜汽車が再現される。'15.9.5 P:三菱大夕張鉄道保存会
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▲モーターカーやラッセル車もライトアップ。'15.9.5 P:三菱大夕張鉄道保存会
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▲汽車フェスタでは保線車輌が大活躍(左)。保存車輌の車内も公開される(右)。'15.9.6 P:三菱大夕張鉄道保存会
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三菱大夕張鉄道(1911年~1987年)の保存車輌が置かれている南大夕張駅跡を会場として年に一度開催される同鉄道保存会による「汽車フェスタ」。今年は9月4日(日)10時から15時までの開催で、例年通り保線車輌の乗車体験や軽食の露店、鉄道模型の運転、グッズ頒布、ライブ演奏の他、石勝線支線の写真展などが予定されています。また、前日9月3日(土)の18時からは「前夜祭」として保存車輌のライトアップが行われます。

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▲現役時代の夕張鉄道14号機。同機は廃車後「SL館」に保存されている。'63.8 鹿ノ谷 P:中西進一郎
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また、現在改修工事が進められている夕張市石炭博物館の学習会が今週末、8月27日(土)13時~15時の予定で開催されます。テーマは「夕鉄(ゆうてつ)を学ぶ」。夕張鉄道の機関士さんが登場し、往時の経験談を語ります。閉鎖中の「SL館」14号も見学可能で事前申込みは不要。石炭博物館エントランスホールが会場となります(主催夕張市教育委員会・協力:三菱大夕張鉄道保存会)。三菱大夕張鉄道保存会では、今後も地道に炭砿の鉄道を記録し続けられるそうです。

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▲今年の「汽車フェスタ」のフライヤー。
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▲台風11号による武利川の氾濫で濁流に飲まれるバンガローエリア側のエンドレス。P:丸瀬布いこいの森オフィシャルfacebookより
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遠軽町丸瀬布総合支所長の只野博之さんからのメールで、一連の台風で丸瀬布いこいの森がたいへんな被害を被っていることを知りました。軌道の路盤や線路が流出するなど、その惨状は目を覆わんばかりです。
先週の台風7号、11号に続き、一昨日は9号が北海道に上陸、いずれも北見地方を直撃するかたちとなり、石北本線も甚大な被害を被って不通となっています。また、報道によれば石狩川をはじめ道内28河川が氾濫したとのことで、丸瀬布いこいの森を流れる武利川も溢れてバンガロー・オートキャンプ場側のエンドレス軌道を直撃、オフィシャルfacebookに掲載された動画では恐ろしいほどの濁流が軌道を飲み込む様が記録されています。

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▲22日昼過ぎの状況。この後、さらに台風9号の直撃を受けてしまった。'16.8.22 P:丸瀬布総合支所提供
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一般営業鉄道と異なり、丸瀬布のような保存鉄道の被害状況はなかなか伝わりにくく、只野さんのメールによれば、今年度中の本格復旧は難しいだろうとのことです。それまでは再開できたとしても、雨宮21号は被害の少なかった機関庫側・武利ダム側の半周を走る暫定運転となる可能性が高いようです。
また、人気の雪中運行を今後実施するかどうかについては、復旧状況なども考慮しながら検討していくとのことですが、12月に予定されていた雨宮21号米寿記念雪中特別運行はすでに中止が決定しています。

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▲道床が流されて浮き上がってしまった軌道。'16.8.22 P:丸瀬布総合支所提供
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なお、昆虫生態館ややまびこ温泉は営業を続けています。また、キャンプ場の一部(第2オートサイト75区画など)は道路も崩落して車で行くことができないため今シーズンは閉鎖となりますが、バンガローや被害のないキャンプサイトは9月半ばには再開を目指したいとしています。

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▲バンガローエリアのランドマークだったコンビネーショントリム(画面左)周辺もまるで河川敷の様相と化してしまった。'16.8.22 P:丸瀬布総合支所提供
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私も昨年夏にうかがったばかりの丸瀬布いこいの森(→こちら)。完全復旧までにはたいへんな困難があるかと思いますが、これまで素晴らしい時間を過ごさせていただいたファンの側も、可能な限りの支援をできればと思います。

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▲昼過ぎの上野を出発、常磐線を北へ向かう下り青森行1レ「はつかり」。青森まではまだ11時間以上の道のりである。'60.12.3 北千住-綾瀬 P:浅原信彦
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今月のRMライブラリーは三宅俊彦さんによる『「はつかり」「はくつる」の時代』をお届けします。

20160823223720-4679f714574729fef5a4cfdd390571151b55a4a4.jpg今でこそ新幹線で結ばれた東京と北海道ですが、戦後、東北~北海道方面への長距離列車は、昭和30年代初頭までは特急列車はおろか、急行列車すら東北本線・常磐線合わせても6往復が運行されているだけでした。電化も東北本線は宇都宮までで、1956(昭和31)年に全線電化が完成し、特急「つばめ」「はと」が運行されている東海道方面との差は大きなものとなっていました。このような状況のなか、1958(昭和33)年、東北方面初の特急列車として誕生したのが東京~青森間(常磐線経由)の「はつかり」でした。

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▲客車時代の「はつかり」は尾久機関区のC62形が上野~仙台間を牽引した。右下は食堂車のオシ17形で、当初はマシ35形が使用された。
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1958(昭和33)年と言えば、東海道では、国鉄近代化の象徴とも言うべき電車特急「こだま」と20系「あさかぜ」が登場した年ですが、一方、「はつかり」には元山陽特急「かもめ」用で、その10系化により臨時特急「さくら」で使用されていた宮原客車区のスハ44、スハフ43、スハニ35が転用されました。牽引機もC62、C60、C61と全区間で蒸気機関車。唯一の新製車は2輌が連結される2等のナロ10形のみというスタートでした。

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▲キハ80系、583系と、国鉄の最新形式が立て続けに投入された「はつかり」。電車化当初の先頭車はクハネ581が使用されていた。
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このように旧態然とした車輌構成で誕生した東北初の特急「はつかり」でしたが、2年後の1960(昭和35)年には「はつかり」用として開発された最新鋭のディーゼル特急、キハ80系が投入されます。その一方、1964(昭和39)年には東北初の寝台特急「はくつる」(上野~青森間/東北本線経由)も20系客車により運転開始されました。そしてこの両列車は、1968(昭和43)年10月改正、いわゆる「ヨン・サン・トオ」で583系化され、昼は「はつかり」、夜は「はくつる」「ゆうづる」という、583系による昼夜をまたにかけた活躍が始まったのです。

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▲東北初の寝台特急として誕生した「はくつる」。上野口は東京機関区のEF58が牽引したが、仙台~青森間は仙台機関区のC61形が牽引、さらに盛岡~青森間では盛岡機関区のC60形が前補機として連結された。
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本書は、「はつかり」「はくつる」が終焉を迎えつつあった2002(平成14)年に、『レイル・マガジン』229号で発表された同名の記事をベースに、加筆・修正とともに新たな写真を加えて再構成し、その終焉までを通観したものです。早いもので「はつかり」「はくつる」が消えてもう14年。北海道新幹線がついに開業した今年から遡ること58年前に誕生した、初の北海道連絡特急を振り返ってみてはいかがでしょうか。

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▲今年の会場は東3ホール。巨大なビッグサイトのホール一杯にあらゆるスケールとゲージの鉄道模型がひしめき合う。'16.8.21
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先週末、8月19日(金)~21日(日)の3日間、有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で17回目となる国際鉄道模型コンベンション(JAMコンベンション)が開催され、たいへん多くの鉄道模型ファンが詰めかけました。

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▲「國學院大學鉄道研究会OB会ほか有志の会」による組立式レイアウトの運転。1/80スケールの大レイアウトを間近で見られるのもJAMの楽しさ。'16.8.21
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▲午前10時の開場には長い行列ができた(左)。右はフォトコンテストの発表会場。今年のテーマは「門デフ」。'16.8.19
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JAMコンベンションは昨年から運営主体が変わり、それとともに新機軸を次々と繰り出してきており、鉄道模型の枠を超えて、鉄道趣味全般を網羅する一大イベントへと変貌を遂げつつあります。

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▲数多くのトップモデラーの作品を直に見られるのもJAMコンベンションのメリット。写真はJ-TRAK Societyのモジュールより大野雅志さんの作品。'16.8.20
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そのひとつに今年から始まったクリニック(セミナー)があります。有名モデラーやメーカー開発担当者を講師に迎え、さながら教室のような部屋でワン・テーマの講演をじっくり聞くもので、アメリカのコンベンションなどでは広く行われているものです(アーカイブ「ナローゲージコンベンションの旅」参照→こちら)。実はこのクリニック、JAM創設当初から十年以上にわたって行われてきたのですが、ここ数年開催されなくなってしまい、私自身も寂しい思いをしておりました。

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▲しばらく途絶えていたクリニック(セミナー)も復活。2階の教室を使って17コマのクリニックが開催された。写真は齋藤 晃さんによるクリニック「蒸気機関車のスクラッチビルド」。'16.8.21
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今年は実に17コマのクリニックが設定され、しかも一部のタイトルは立ち見どころか教室に入りきらなくなるほどの盛況ぶりでした。大ホールで完成模型の走行を見るのみならず、作者と相対しながらその技術を、手法を、そして考え方を知る千載一遇の機会であるクリニックは、これからのJAMコンベンションにとってもなくてはならないものになってゆくはずです。

20160822155733-cc3e3cdd8707c7abdb036abcdccd036057db1e90.jpgそしてステージイベントも魅力的なコンテンツが目白押しでした。なかでも20日(土)の午後行われた「広田尚敬 蒸気機関車を語る」と、21日(日)午前中に開催された「屋鋪 要 蒸機に魅せられて」は、終了後のサイン会にも列ができる大盛況となりました。両コンテンツともに直接模型とは関連しませんが、それこそがコンベンション自体の"厚み"となっています。

▲土曜日に開催されたステージイベント「広田尚敬 蒸気機関車を語る」は300名以上の方が詰めかける大人気となった。'16.8.20 P:木村一博
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▲JAM名物フォーラムディスカッション、今年のテーマは「キューロクを語ろう」。実物に模型にとディスカッションは縦横無尽に広がった。'16.8.21
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そしてもうひとつ特筆されるのがフォーラムディスカッションです。『国鉄蒸気機関車史』の髙木宏之さん、マスターモデラーの新澤仁志さん、メーカー側から天賞堂の町 茂樹さん、KATOの関 良太郎さん、MODELS IMONの宮代博之さんをパネラーに迎え、「キューロクを語ろう」と題して、国鉄最後の現役蒸機であった9600形を語り合いました。髙木さんからは制式機では9600だけがクランク位相が左先行である点をはじめ、動輪のスポーク本数など蒸気機関車史研究家ならではの視点が示され、宮代さんからは従来信じられてきたドーム高さに大きな誤差がある点など、興味深い指摘がなされました。実物から模型まで、キューロク好きのみならず、車輌研究の視点からも非常に実りあるフォーラムディスカッションでした。

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▲入換用とはいえ、国鉄蒸機にとって本当に最後の日。追分に残された最後の9600形3輌のうちの1輌、39679の周囲には惜別の人垣ができた。'76.3.2 追分 P:藤倉 強
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明日19日(金)から3日間にわたって、国際鉄道模型コンベンション(JAM)が東京ビッグサイトで開催されます。今年の出展モデラーは昨年より10団体増えて57団体。出展企業も同様に5団体増えて51団体と、文字通りわが国を代表する巨大な鉄道模型コンベンションに成長しています。

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▲昨年の第16回国際鉄道模型コンベンション会場全景。P:国際鉄道模型コンベンション実行委員会
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そして今年注目なのが、多彩なステージイベントや復活したJAM名物のクリニックです。すでに広田尚敬さんの講演「広田尚敬 蒸気機関車を語る」については詳しくご紹介申し上げましたので(→こちら)、今日はそのほかの注目コンテンツについてご案内することにいたしましょう。

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▲密閉キャブ化改造された帯広区の39670。450立方呎形テンダとの機炭間には巨大な風防も付く。9600は770輌すべてが変形機といっても過言ではく、それが魅力の源泉にもなっている。'75.4.2 帯広 P:名取紀之
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まずはステージイベントから。今年のテーマは「蒸機時代~あれから40年~」とあって、関連コンテンツが目白押しですが、そのなかでも異色なのが『国鉄時代』がサポートするフォーラムディスカッション「キューロクを語ろう」です。今から40年前の1976(昭和51)年3月2日、追分機関区でほそぼそと入換えを行っていた9600形が火を落とし、国鉄線上からすべての蒸気機関車が現役から退きました。今回のフォーラムディスカッション「キューロクを語ろう」はその9600形にスポットを当て、実車、模型両面から造詣の深いパネラーの皆さんがその魅力を掘り下げていきます。パネラーは『国鉄蒸気機関車史』で高名な髙木宏之さん、マスターモデラーの新澤仁志さん、天賞堂の町 茂樹さん、KATOの関 良太郎さん、そしてModels IMON の宮代博之さんの5名で、司会はJAM初代会長の水沼信之さん、弊社『国鉄時代』編集長の山下修司が務めます。

■フォーラムディスカッション supported by『国鉄時代』
キューロクを語ろう
8月21日(日)12:00~13:30
登壇者: 髙木宏之、新澤仁志、町 茂樹(天賞堂)、関 良太郎(KATO)、宮代博之(Models IMON) 司 会:水沼信之(JAM初代会長)、山下修司(『国鉄時代』編集長)

20160818155255-25a4f611071bf617cf2c382461af6c1be3bf8498.jpgまた、RM MODELS誌上で活躍中の屋鋪 要さんは「蒸機に魅せられて」と題するトークショーを行われます。小学生時代にお父様と北海道で蒸機を撮影した時の感動、その後、野球漬けの人生から再び蒸機・鉄道模型・ジオラマ製作にはまった経緯と、保存蒸機601輌を完全制覇した苦労話等、盛りだくさんのトークショーです。なお、正面ゲートを入ったところには、屋鋪さんがこのコンベンションのために製作したNゲージのジオラマが展示される予定です。

▲撮影に模型製作にとすっかり鉄道三昧の日々を送られる屋鋪さん。P:『国鉄時代』
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屋鋪 要トークショー「蒸機に魅せられて」
8月21日(日)10:30~11:30
*『屋鋪 要の保存蒸機完全制覇』をお買い求めいただいた方にサイン会も予定しています。

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そして去年と大きく変わったのは、JAM名物でもあったクリニック(セミナー)が復活したこと。鉄道模型を題材とした17講座が開催されます。模型のプロやベテラン・モデラーの普段は聞くことのできない貴重なお話を少人数で、間近で聞くことができる絶好の機会です。なかでも複数メーカーの開発担当者が一堂に会してのクリニック2本はこれまでにない試みで注目されます。

■鉄道模型のサウンドシステム(20日15:00~16:30/教室1)
人間の五感の中で視覚の次に重要なのが聴覚。サウンドシステムは列車走行の魅力を倍増してくれます。このクリニックではサウンドシステムを開発しているメーカーに実際の音を聴かせていただき、その魅力、開発コンセプト、今後の展開をうかがいます。
司会:水沼信之
参加メーカー:KATO、天賞堂、Models IMON
■Nゲージの「客車貨車」のカプラー標準化の試み(21日15:00~16:30/教室2)
Nゲージの機関車、貨車が精密になるほど気になるのが、アーノルドカプラーです。特に小さなトム、ワムの前面にあの角張ったカプラーがデンと座っているだけで興ざめしてしまうのではないでしょうか。このクリニックでは各社の車輌が連結できるためのカプラーの共通規格を以下の観点から考察し、貨車、客車用共通カプラーを提案します。
1:連結器の高さ
2:連結器の形状
3:車輌の間隔
4:自動連結、解放は必要か?
司会:水沼信之
参加メーカー:KATO、マイクロエース、Models IMON、ポポンデッタ

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3日間にわたる鉄道模型の祭典...今年の夏の掉尾を飾るJAM2016にぜひお出でください。

第17回国際鉄道模型コンベンション
開催日:2016年8月19日(金)、8月20日(土)、8月21日(日) - 3日間
時 間:10時~18時(最終日は17時まで)
会 場:東京ビッグサイト・東3ホール
入場料:【当日】大人...1,200円/中高生・女性・70歳以上・障害者手帳をお持ちの方とその介護者...1,000円
小学生以下...無料(※必ず保護者同伴にてご来場ください)
【前売】共通...1,000円
(※全国の鉄道模型専門店及びModels IMON 全店・コンビニエンスストアで発売中)
主 催:国際鉄道模型コンベンション実行委員会(株式会社イモンコーポレーション内)

公式HP→こちら

※明日は第17回国際鉄道模型コンベンション取材のため休載させていただきます。

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▲通勤車の6200系を改造して誕生した16200系"青の交響曲(シンフォニー)"。前照灯間の行先表示器は撤去され、行先は車掌側窓部に表示される。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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近畿日本鉄道では、南大阪線・吉野線沿線に注目を集め観光振興を図るため、通勤車6200系(3輌編成)を改造した観光特急16200系を投入することを発表していましたが(→こちら)、このほど車輌が完成し、8月3日に鉄道雑誌社向けの撮影会が開催されました。

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▲大阪寄りの先頭車で1号車のク16300形16301。ク6300形6311を種車に改造したもので、2号車側には車椅子対応の多目的トイレ、男性用トイレ、洗面台が備わる。また、床下に汚物タンク、水揚装置などを搭載する。定員は28人。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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16200系は「上質な大人旅」をコンセプトとしており、沿線を「青色の列車」が走り、魅力的な観光資源と調和し響きあうことをイメージして"青の交響曲(シンフォニー)"と命名されています。

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▲2号車のモ16250形16251。モ6200形6222を種車に改造したラウンジ車輌で、車体側面のバーカウンター部には大型のエンブレムを標記する。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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外装は落ち着いた濃紺色(メタリック塗装)とゴールドのラインとされ、前面と側面にはエンブレムなどの特別な装飾が施されています。なお、エンブレムは吉野駅改札口の壁面にある装飾をモチーフにしたとのことです。

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▲吉野寄りの先頭車で3号車のモ16200形16201。モ6200形6221を種車に改造したもので、ク16300形と同様、客室内は座席スペースで構成される。定員は37人。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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20160817145439-7dab3caf68d02907aae5d61553f50f4095ee0a4c.jpg3輌編成のうち、1号車と3号車は2列+1列で幅広のデラックスシートで構成され、シートはグループ向けにテーブル付席「サロン席(3~4人用)」、「ツイン席(2人用)」も設けられているほか、1号車には車椅子対応席、1・3号車の乗務員室背面には1人席が設置されています。なお、テーブル付席と乗務員室背面の1人席は固定座席で、このうち乗務員室背面の1人席は窓側に向けて斜め配置となっています。また、座席・カーペット・カーテンには、それぞれ質感のある素材が使用され、座席の肘掛、インアームテーブル、背面テーブルなどには地元の吉野地域の竹材が使用されています。

▲モ16200形16201の前面。"青の交響曲(シンフォニー)"のエンブレムは、吉野駅改札口の壁面にある装飾のデザインをモチーフにした。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲2列+1列のデラックスシートで構成されたモ16200形の客室内。座席の背ずり上部の形状は吉野の山並みを表現している。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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中間車の2号車はラウンジ車輌で、革張りのソファが20席配置されています。室内はLEDの間接照明とクリスタルガラスを用いた照明装置により上質な空間が演出され、吉野寄りに設置のバーカウンターでは地元の特産品を用いたスイーツやアルコールなどが販売されます。

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▲バーカウンターとラウンジスペースで構成されたモ12650形の客室内。側窓の天地幅は400mmで、ソファに座った時に景色が見られるようにしている。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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なお、改造に際しては、制御装置などの基本性能は変更されていません。ちなみに、車輌デザインは近鉄グループの全日本コンサルタント株式会社が担当し、車輌改造費用は約2億円とのことです。

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▲テーブル付席と乗務員室背面の1人席以外は、回転式リクライニング機能とインアームテーブルが装備されている。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲テーブル付席は向かい合わせの固定席で、テーブルには照明装置が備えられている。写真は3~4人用のサロン席。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲乗務員室背面の1人席は窓側に向いた固定席。なお、各座席の窓下にはコンセントが設置されている。'16.8.3 天美車庫 P:RM(伊藤真悟)
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この16200系"青の交響曲(シンフォニー)"は9月10日より運行を開始する予定で、大阪阿部野橋~吉野間で1日2往復、週6日運行されます(基本水曜日は運休)。列車は全席座席指定(定員65名)で全車禁煙(喫煙室なし)、停車駅は特急停車駅と同じとされています。
取材協力:近畿日本鉄道株式会社

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▲福井駅3番線に到着、折り返しを待つ田原町行き602。乗降には伝統的な折畳式ステップを繰り出す。'16.7.23
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去る3月27日、福井鉄道福武線とえちぜん鉄道三国芦原線の相互乗り入れ運転が始まりました。事業者が異なる鉄道と軌道の直通運転は全国初。この相直運転開始と合わせて、市役所前ー福井駅前間の福井駅前線、通称「ヒゲ線」がJR福井駅西口広場まで延伸開業しました。

20160815150149-5809314ac4897c7aa9106853821e032ba53d628c.jpg2014年8月から再開発工事を続けていた西口広場は広さ約1万1千㎡。円形のバスターミナルを中心に、再開発ビル「ハピリン」など、北陸新幹線延伸を見据えての駅前整備が進められており、「ヒゲ線」も従来の福井駅前停留場から143m延伸し、駅正面へと乗り入れるかたちとなりました。

▲602の折畳式ステップ。福武線車輌伝統の設備だが、200形が休車となった現在、今なお現役なのは602と610のみ。'16.7.23
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新たに設けられた新駅の名称はその名もずばり「福井駅」。従来の福井駅前停留場は存続の議論もあったものの廃止となり、新設された福井駅駅(?)に集約されました。

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▲福井駅を発車する602。ちなみにこの延伸部に乗り入れられる在来車は602のみ。'16.7.23
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▲福井駅駅の車止め部(左)。背後にJR福井駅ビルとバスターミナルが見える。西口広場周辺は再開発で見事に生まれ変わっている。写真右は案内表示。'16.7.23
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なお、従来は福井駅前に乗り入れていた急行列車は一部列車を除き「ヒゲ線」には入らなくなったため、急行利用の場合は市役所前で乗り換える必要があります。また、えちぜん鉄道との相互直通列車もこの「ヒゲ線」には乗り入れていません。

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▲かつての終点、福井駅前停留場付近を福井駅停留場へと向かうF1000形FUKURAM。'16.7.23
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すっかり一新された福井駅前ですが、少々気になったのが道路信号の連動です。市役所前を出た列車が旧福井駅前停留場付近まで来ると、道路信号が変わってしまい、続いてスクランブル方式の歩行者信号が青になって、列車は福井駅を目前にして足止め状態となってしまいます。何回か見ていたのですが、見事に同じパターンで、JR線に乗り継ごうと時計を気にしている乗客にとっては冷や汗ものに違いありません。

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▲福井駅西口再開発ビル「ハピリン」をバックに停車中のF1000形FUKURAM。ちなみにビルの球状の部分は福井市自然史博物館分館のプラネタリウム。'16.7.23
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▲かつて東海道を舞ったC62。北の吹雪に立ち向かった勇気と勇姿は、つかの間の幻だったのか。P:広田尚敬 (写真集『蒸気機関車たち』より)
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来週末はいよいよ国際鉄道模型コンベンション(JAMコンベンション)が開幕します(→こちら)。東京ビッグサイト・東3ホールを会場に行われるこの鉄道模型の祭典も今年で17回目を迎え、3日間にわたって、モデラー57団体、企業51社による展示をはじめ、多彩な催しが繰り広げられます。

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▲流線型の彼は、かつて本線特急を牽引した。ドームの姿に栄光の特徴が残る冬野。 P:広田尚敬 (写真集『蒸気機関車たち』より)
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今年の統一テーマは「蒸機時代 ~あれから40年~」。1976(昭和51)年春、追分に生き残った3輌の9600が火を落として国鉄線上の現役蒸気機関車はすべてその姿を消しました。

20160812173508-f95b0d05bc3b2621903794b1e9c5f0f1f468ece6.jpgしかし、模型の世界ではまだまだ元気に活躍していた頃の国鉄蒸機が主役の座を占めており、多くのモデラーがその腕を競っています。今回はしばらく途絶えていたクリニック(セミナー)も復活し、模型のみならず幅広く「蒸機時代 ~あれから40年~」を盛り立てるコンテンツが満載です。

そのなかでも大注目なのが、広田尚敬さんによる講演「広田尚敬 蒸気機関車を語る」です。1968(昭和43)年4月に開催されたわが国初の鉄道写真展「蒸気機関車たち」以来、ずっとパイオニアとして私たちアマチュアに影響を与え続けてきた広田さん。いわゆる"SLブーム"の時代に多感な少年時代を過ごしてきた世代にとっては、"広田写真"こそが趣味の源泉だったのではないでしょうか。

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▲谷が埋まる。豪雪は線路を隠す。ロータリー車、只見線。P:広田尚敬 (写真集『蒸気機関車たち』より)
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そんな憧れの広田さんも御年80歳。まだまだお元気で、4K動画を始めさまざまなチャレンジにご活躍ですが、これまで蒸気機関車との日々をじっくりと語られる機会はあまりありませんでした。今回はそんな思いを込めて、私がMC役を務めさせていただき、広田さんに蒸気機関車との出会いと別れをじっくりと語っていただこうと思います。

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▲この時代、都会でもどこでも色彩豊かなものは稀。菜の花、麦秋、鯉幟などの原色が印象的だった。'58.5 東武矢板線西船生 P:広田尚敬 (本誌371号「広田尚敬の視線」より)
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広田さんの蒸気機関車写真というと、カラーポジになってからの作品がまず思い浮かぶのではないかと思いますが、実はその十年以上前、昭和30年代のモノクロにこそ"広田写真"の原点があります。一昨年は本誌連載「広田尚敬の視線」でその一部を初披露させていただきましたが、今回の講演ではそんな、いわば"有史前"の撮影譚もお聞きしたいと考えております。

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▲播但線にC57がいた終着の姫路。P:広田尚敬 (写真集『蒸気機関車たち』より)
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「広田尚敬 蒸気機関車を語る」は来週8月20日(土曜日)14時30分から会場内特設ステージで開催です。またとない機会ですので、どうかお誘いあわせのうえご来場ください。

第17回国際鉄道模型コンベンション
開催日:2016年8月19日(金)、8月20日(土)、8月21日(日) - 3日間
時 間:10時~18時(最終日は17時まで)
会 場:東京ビッグサイト・東3ホール
入場料:【当日】大人...1,200円/中高生・女性・70歳以上・障害者手帳をお持ちの方とその介護者...1,000円
小学生以下...無料(※必ず保護者同伴にてご来場ください)
【前売】共通...1,000円
(※全国の鉄道模型専門店及びModels IMON 全店・コンビニエンスストアで発売中)
主 催:国際鉄道模型コンベンション実行委員会(株式会社イモンコーポレーション内)

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▲川風さわやか。9600。川越線南古谷-指扇 (写真集『蒸気機関車たち』より)
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※15日(月曜日)は全社休業日のため休載させていただきます。

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鉄道友の会から今年の島秀雄記念優秀著作賞の発表があり、髙木宏之(ひろし)さんの『国鉄蒸気機関車史』が単行本部門の島秀雄記念優秀著作賞を受賞いたしました。本書は今春、第41回交通図書賞奨励賞も受賞しており、いわば鉄道図書の2大タイトルを獲得したことになります。

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▲戦後の改造新形式についてはその改造母体の分析をはじめ、性能試験結果などを駆使して新たな視点で再評価を試みている。(髙木宏之著『国鉄蒸気機関車史』より)
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鉄道友の会から発表された今年の島秀雄記念優秀著作賞は各部門合わせて5件でした。
■単行本部門 (2件)
髙木 宏之『国鉄蒸気機関車史』ネコ・パブリッシング(2015)
中村 光司『知られざる連合軍専用客車の全貌』JTBパブリッシング(2015)
■定期刊行物部門 (1件)
野元 浩「狭小トンネル用PS23形パンタグラフ」(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2015年12月号掲載)
■特別部門 (2件)
『関西の鉄道』ほかの継続出版に対して(関西鉄道研究会)
『中国鉄道時刻表』の出版に対して(中国鉄道時刻研究会)

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▲収録写真点数は278点。メーカー竣功写真など1世紀近くを経た貴重な写真も含め、初出・秘蔵写真も多数収録している。しかも図面は原則として一次資料を使用し、形式図81点、組立図・配管図など136点、表は166点にもおよぶ。図はC63組立図。(髙木宏之著『国鉄蒸気機関車史』より)
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単行本部門を受賞した『国鉄蒸気機関車史』については、以下のように選定理由が発表されています。
「本書は、国鉄蒸気機関車のうち、8620形、9600形に始まるいわゆる「制式蒸機」を扱った書物です。従来の蒸気機関車史の研究は、製造所や形式番号、所有者の変遷が中心でしたが、本書では、当時の技術資料などに基づいて、各機関車の設計思想や、設計の経緯、要素技術の具体的内容、国外の同種の機関車との比較が考察され、工学的な視点によって多角的な論考を加え、蒸気機関車のメカニズムの変遷や系譜を体系的にまとめた点に特色があります。蒸気機関車はすでに研究し尽くされた感がありますが、そうした固定概念を打破した著作として、島秀雄記念優秀著作賞に選定しました。」

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▲機関車の性能評価のために大井工場内に「定置試験台」が設けられて各種試験が行われたことはあまり知られていない。本書ではこの定置試験台や試験車についても言及している。(『国鉄蒸気機関車史』より)
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髙木さんに早速お知らせしたところ、ご本人も名誉ある受賞にお喜びのようで、ウィットに富んだ、しかも次作への意欲に満ちたメールを頂戴いたしました。

名取編集局長からのお電話で「島賞」が「始末書」に聞こえてしまい、思わず聞き直してしまったほど予想外の受賞に驚いております。かねてより趣味の蒸機本でも英国のように「プラクティス」(手法体系)と「パフォーマンス」(運行成績)に言及すべきと考え、自著に反映した点を評価いただき嬉しく思います。流れの中で国鉄工作局の設計陣をいささか批判的に書きましたが、すでに齋藤 晃氏の受賞という前例もあることゆえ、その点で選外となる危惧はありませんでした。今後は国鉄蒸機に限らず、満鉄・鮮鉄や民間設計の輸出蒸機など、広い意味での「日本蒸気機関車史」を書きたいと思っています。

なお、『国鉄蒸気機関車史』は重版分も残り少なくなっております。まだご覧いただいていない方は、どうかぜひこの機会にお求めください。
■『国鉄蒸気機関車史
髙木宏之 著
定価:本体4,444円+税  B5版 上製本 240頁。

20160810115142-7552a7fc8ab432052a945ffe6153edb391a4d724.jpg■内容
序章:島安次郎、節約路線を確立す ― 国鉄制式機前史
第1章:右と言えば左の「武士道機関車」― 9600形
第2章:「万能機」元をただせば急客機 ― 8620形
第3章:広軌への果てしない憧れ ― 大正前期の計画形式と満鉄機
第4章:広軌に匹敵する狭軌機関車 ― 18900(→C51)形
第5章:国鉄初の制式ミカド君臨す ― 9900(→D50)形
第6章:正調ワルツのリズムに乗れず ― 8200(→C52)形・C53形
第7章:ライト・パシフィック三姉妹 ― C54形・C55形・C57形
第8章:テンダー機からタンク機へ ― C50形・C10形・C11形
第9章:タンクとテンダーの長短姉妹 ― C12形・C56形
第10章:国鉄代表スタンダード・ミカド ― D51形
第11章:国鉄最後のヘビー・パシフィック ― C59形
第12章:不発に終わった「弾丸列車」 ― HC51形・HD53形
第13章:国鉄ヘビー・ミカドの皇統譜 ― D52形
第14章:国鉄5動軸機の系譜 ― 4110形・E10形
第15章:国鉄初のハドソン登場 ― C61形
第16章:国敗れてハドソンあり ― C62形
第17章:2軸従台車の眷属 ― D62形・D60形・D61形・C60形
第18章:両用並び立たず ― C58形・C63形
第19章:機関車の性能評価手段 ― 定置試験台と試験車
第20章:ショート、ロング、カットオフ ― 弁と弁装置の基礎
第21章:水は方円の器に従う ― 給水加熱器
第22章:馬には乗ってみよ ― 機関車の動揺
第23章:それは石炭節約から始まった ― 重油の併燃と専燃
コラム:18900(→C51)形における各種除煙装置と下関庫の18993による各種試験

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▲龍ケ崎歴史民俗資料館のシンボルともなっている川崎造船製4号機(アーカイブ「龍ヶ崎線4号機のこと」参照→こちら)。'16.8.6 P:髙橋一嘉
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すでに鉄道ホビダスでも告知しておりますが、茨城県龍ケ崎市の「龍ケ崎歴史民俗資料館」で、写真展「関東鉄道竜ケ崎線 -龍崎鉄道・鹿島参宮鉄道竜ケ崎線-」が開催されています。

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▲写真展「関東鉄道竜ケ崎線 -龍崎鉄道・鹿島参宮鉄道竜ケ崎線-」が開催されている龍ケ崎歴史民俗資料館全景。'16.8.6 P:髙橋一嘉
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これはちょうど3年前の夏に発行したRMライブラリーの168・169巻『関東鉄道竜ケ崎線 -龍崎鉄道・鹿島参宮鉄道竜ケ崎線-』に掲載された写真を中心とした写真展で、資料館からの要請で掲載写真を撮影された皆様にご協力いただき、実現したものです。また、関東鉄道や資料館が所蔵する貴重な写真・資料も展示されており、明治期の馬車鉄道計画から現在までの竜ヶ崎線の歴史を振り返る、地元ならでは写真展となっています。

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▲会場には誌面を飾った数々の写真とともに、関東鉄道や資料館が所蔵する貴重な写真・資料も展示されている。'16.8.6 P:髙橋一嘉
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なお、会期中の9月25日には、著者の白土貞夫さんによる郷土史講演会「龍ヶ崎市の交通史-関東鉄道竜ヶ崎線を中心に-」が開催される予定です。時間は13時30分から15時まで、定員50名で、参加は無料ですが、9月6日締切で、往復はがきによる事前の申し込みが必要(多数の場合は抽選)です。ふるってご参加ください。

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▲竜ヶ崎駅を出発するキハ532。資料館へは駅前からコミュニティバスで6分ほど。 '16.8.6 竜ヶ崎-入地 P:髙橋一嘉
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写真展の会期は10月2日まで、開館時間は9~17時(月曜休館/月曜日が祝日の場合は翌日休館)。龍ケ崎歴史民俗資料館へは、竜ヶ崎駅からコミュニティバス循環外回りで文化会館下車、徒歩1分(8~16時台は竜ヶ崎駅毎時3分に出発)。資料館は川造製のCタンク4号が目印です。竜ヶ崎線では原則として毎週土曜日にはキハ532も運転(アーカイブ「龍ヶ崎線を歩く」参照→こちら)されておりますので、撮影・乗車もかねて、ぜひお出かけください。

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▲今年も東京ビッグサイトに熱い夏がやってきた。'16.8.7
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この土日(6日・7日)に東京・有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で鉄道模型コンテスト2016が開催され、第8回となる全国高等学校鉄道模型コンテストを中心に、大学生モジュール、企業コンテストなど数多くのカテゴリーから、"この夏"に賭けた秀作が集合しました。

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▲特別ゲストとして来場された庵野監督も熱心に全作品を見て回られた。'16.8.6
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今年はKATO Nゲージ「500 TYPE EVA」タイプ8輌セット発売記念として、「エヴァンゲリオン」、そして、現在公開中の「シン・ゴジラ」の脚本・監督を務められた庵野秀明監督、「エヴァンゲリオン」のメカニックデザイン、また、500 TYPE EVAのデザインもされた山下いくとさんも特別審査員として来場されました。
各カテゴリーのリザルトは公式facebook上で公開されていますので、ここでは全国高等学校鉄道模型コンテストの上位入賞校の作品をお目に掛けることにいたしましょう。

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▲最優秀賞(文部科学大臣賞)に輝いた広島城北中・高等学校の「原爆ドームと灯篭の流れる元安川」。水面に浮かぶ灯篭と折鶴が幻想的な光を放つ。'16.8.7 P:RMM/羽田 洋
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今年の最優秀賞=文部科学大臣賞に輝いたのは広島城北中・高等学校鉄道研究部の作品「原爆ドームと灯篭の流れる元安川」です。地元、広島の鎮魂の風景を可能な限り自作で作り上げた渾身の作で、一見ではわからない拘りが随所に見られます。その最たるものが元安川に浮かぶ灯篭で、光ファイバーによって淡い光を放つ様は何とも見事です。原爆ドームも粘土と針金の半田付けで組み上げ、護岸の石や橋脚もひとつひとつ自作されています。

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▲「原爆ドームと灯篭の流れる元安川」の全容。護岸や石畳をはじめ、できる限りの部材を自作したという力作。'16.8.7 P:RMM/羽田 洋
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▲上から見た「原爆ドームと灯篭の流れる元安川」。実際は直線の橋を、あえてコーナーモジュールで曲線にモディファイすることによって視覚的変化をつけている。元安川もモジュール外側に開く構成とし、流し灯篭の大きさも奥(画面上)から手前(画面下)へと微妙に大きくなっている。'16.8.6
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20160808161518-f5b7fad9898af4e9ec1f2118f0bf15c5e9160fb8.jpg製作期間は6カ月。当初から今年の全国高等学校鉄道模型コンテストの会期が8月6日初日であることを意識してスタートしたそうで、広島平和記念日に東京ビッグサイトのコンテスト会場から平和の祈りを捧げたいと製作を続けてきたと聞きます。

→原爆ドームは川面から見た際の遠近感を強めるために1/200スケールで製作されている。'16.8.7
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▲ライトアップされる原爆ドーム。ドーム内の照明色を変えているほか、黒一色の背景ボードに影絵のようにその姿が投影されるなど、随所に細かい心配りがなされている。'16.8.7
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そして優秀賞2校が昨年の優勝校である共立女子高等学校と、灘中学校・灘高等学校です。共立女子高等学校は昨年の山から海へとシチュエーションを変え、「朝凪」と題する漁村風景を作り上げました。得意のフィールドワークによって克明な現地調査を行ない、四方向から鑑賞に堪える見事な作品を完成させています。

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▲残念ながら連覇を逃した共立女子高等学校地理歴史部の作品「朝凪」。得意のフィールドワークで徹底的に漁港を調査し、その息遣いを伝えている。灯台は点灯可能。'16.8.6
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ただ、作品そのものの完成度は昨年の優勝作よりむしろ高まっているものの、審査員の一部には既視感(デジャブ)を拭い去れないとの意見もあり、最優秀校が最後まで決まらないというこれまでに例のない展開となりました。

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▲植生も現地調査に基づいて忠実に再現、石畳の石も一つ一つ並べ、杉の落ち葉を配するなどその拘りはさらに磨きが掛かった感がある。'16.8.6
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いっぽう、同じく優秀賞となった灘中学校・灘高等学校の作品は「下町」と題する日本をテーマとしたもの。同校はこれまで一貫して海外の鉄道風景をモチーフとして上位入賞を続けており、日本の風景に転じたのは少々驚きでもありました。

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▲毎年上位にランキングされる灘中学校・灘高等学校鉄道研究部のコーナーモジュール「下町」。これまで海外の鉄道風景をモチーフとしてきた同校が初めて国内のシーンをテーマとした意欲作。'16.8.6
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▲近鉄藤井寺駅周辺や阪急石橋駅、阪神出屋敷駅周辺を参考にして作り上げたという「下町」。見れば見るほど細かな作り込みに驚かされる。'16.8.6
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「誰もが当たり前だと思っているのになぜだか郷愁を感じてしまう...鉄路のあるありふれた下町の風景」が、拘り抜いた精密さの中に再現されています。見れば見るほど生活を、物語を感じさせる作り込みに、こちらも最優秀賞のノミネート候補でした。

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▲今年の表彰式は会議棟一階のレセプションホールで開催された。私も審査員の一人として講評を述べさせていただいた。'16.8.7 P:RMM/羽田 洋
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今年も審査委員長は東京芸術大学美術学部八木澤優紀先生、審査員は関水金属(カトー)の加藤 浩社長、日本鉄道模型の会(JAM)の初代会長の水沼信之さん、そして私の4名。メンバーは昨年と変わっていないものの、最優秀賞の決定に関しては過去に例のないほど白熱した議論が行われました。

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▲文部科学大臣賞とともに、11月にミルウォーキーで開催されるTrainfestへの招待を手に入れた広島城北中・高等学校のメンバー。右端は関水金属の加藤 浩社長、その隣は全国高等学校鉄道模型コンテスト実行委員会の廣澤 広理事長。'16.8.7 P:RMM/羽田 洋
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最終的な論点は共立作品の完成度の高さと、やむを得ないことながら広島作品が内包するポリティカルな側面でした。侃々諤々の議論ののち決したのは広島。
11月に招待されるアメリカ・ミルウォーキーのTrainfestでは、広島のモジュールはT-Trakに接続して披露されると聞きます。原爆ドームを背景に、灯篭と折鶴が輝くあの元安川を、アムトラックや、ダブルスタックを連ねた長大貨物列車が、そうアメリカの列車が通過してゆく...それは鉄道模型にしかできない平和の光景のはずです。

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続・変貌する富山駅前。

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▲北陸新幹線開業に合わせて昨年3月14日に開業した富山地方鉄道富山市内線の富山駅停留場。1番線が南富山駅前方面行き乗り場、2番線が降車専用ホーム、3番線が大学前方面と環状線乗り場となっている。なお、3番線に停車しているのは貸切のアサヒスーパードライ号。'16.7.22
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先日、金沢・福井方面に行った際、所要で富山に前泊し、2年ぶりに富山駅前の変貌ぶりを実見してまいりました(アーカイブ「変貌する富山駅」参照→こちら)。ご存知のように北陸新幹線開業とともに南口側の富山地方鉄道富山市内線が富山駅の中にまで乗り入れるようになり、イメージを一新しております。今回は写真を中心にその変貌ぶりをご紹介いたしましょう。

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▲新幹線改札口から見た富山駅停留場1番線。「セントラム・ポートラムが改札口から見える空間構成」を目指したというだけあって、新幹線改札を出てすぐに遭遇するこの光景は新鮮。'16.7.22
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在来線(あいの風とやま鉄道、JR高山線)の高架化工事が終わっていない現状では、南北自由通路は北口側まで貫通しておらず、富山市内線は新幹線改札口の正面、富山停留場で行き止まりとなっています。南富山駅前方面、大学前方面、そして環状線とすべての電車(当初は1本のみ例外あり)が富山駅前中央交差点からこの富山駅停留場へ入ってくるかたちとなり、市内線の様相も一変しました。

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▲富山駅停留場を発車する7022スーパードライ号。右は南富山駅前行き。'16.7.22
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▲南富山駅前方面からの線は大学前方面への線を平面クロスして富山駅へと入る(左)。富山駅停留場には発車案内表示器が設けられている(右)。'16.7.22
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▲周辺案内図より。従来の富山駅停留場は電鉄富山駅・エスタ前に改称されている。'16.7.22
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▲宿泊した地鉄ホテルからすっかり生まれ変わった駅前を見下ろす。2年前の工事中の状況(→こちら)と比べるとその変貌ぶりに驚かされる。'16.7.22
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▲停留場入口にはシーサースクロッシングが設けられている(左)。環状線を含めてすべての列車が一度富山駅停留場に入るため、現状では折返し待ちの列車が溜まることも...。'16.7.22
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▲富山駅停留場を出る環状線セントラム9003。'16.7.22
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なお、富山ライトレール(ポートラム)の軌道延伸は3年後の2019(平成31)年度に予定されており、富山市内線と富山ライトレール富山港線との相互直通運転は2020(平成32)年になるものと思われます。

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▲いっぽう、北口側の富山ライトレール(ポートラム)は開業10周年を迎えて、アニバーサリーラッピングが施されていた。'16.7.22
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※明日は鉄道模型コンテスト準備のため休載させていただきます。

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▲表彰式は毎年最終日の日曜日朝、エントラント全校が出席して行われる。'15.8.9 P:RMM
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いよいよ今週末、東京・有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で鉄道模型コンテスト2016が開幕します。第8回となる全国高等学校鉄道模型コンテストを中心に、大学生モジュール、企業コンテストなど数多くのカテゴリーから、"この夏"に賭けた秀作が覇を競います。

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▲昨年の全国高校生鉄道模型コンテストのモジュールレイアウト部門で最優秀賞である文部科学大臣賞に輝いた共立女子中学高等学校地理歴史部の作品「里山」。 P:RMM
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今年のエントリーは高校生モジュール部門だけでも153校(6月現在)。昨年は共立女子中学高等学校地理歴史部の作品「里山」が文部科学大臣賞を射止め、なおかつ副賞として招待されたドイツ・シュツットガルトの「ヨーロピアンNスケールコンベンション」で、並みいる欧州の強豪を凌駕して優勝するという快挙を成し遂げました。
そして今年の高校生モジュール部門優勝校は11月12日(土)・13日(日)にアメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催される"Trainfest"に招待されます。America's Largest Operating Model Railroad Showと自ら標榜する"Trainfest"は、1972年以来44年もの歴史を誇る巨大イベントです。日本の高校生の挑戦が、今年は欧州に続いて北米でどんな評価を受けるのか、今から楽しみです。

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▲表彰式で挨拶される全国高等学校鉄道模型コンテスト実行委員会の廣澤理事長。'15.8.9 P:RMM
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なお、8月6日(土曜日)10時30分から、KATO Nゲージ「500 TYPE EVA」タイプ8輌セット発売記念ステージイベントとして、「エヴァンゲリオン」、そして、先日、7月末に公開された「シン・ゴジラ」の脚本・監督を務められた庵野秀明監督、「エヴァンゲリオン」のメカニックデザイン、また、500 TYPE EVAのデザインもされた山下いくとさんらによるトークショーも予定されています。

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▲そして今年もビッグサイトの熱い夏が始まる...。'15.8.9 P:RMM
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鉄道模型コンテスト2016
日時:2016年8月6日(土)・7日(日)
   10:00〜18:00(最終日17:00)
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)西3ホール
入場料:大人1日1,000円(高校生以下無料/学生証提示)

※本記事の写真撮影日がアップロード当初「'16」年となっておりましたが、昨年「'15」年の誤りです。訂正させていただきました。

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▲阿字ヶ浦駅ホームの終端部でサマーセミナー参加者の皆さんに延伸ルートを説明する吉田社長(右)。画面奥が阿字ヶ浦海岸で、新線は左へ大きくカーブを切って高架で西進する。'16.7.30
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今回のサミットの大きな議題でもあったローカル鉄道の路線延伸。JR可部線がひと足早く延伸を実現(来春予定)し、それに続くかたちでひたちなか海浜鉄道の延伸計画が具体化してきていますが、いずれもそこにいたるまでの語り尽くせぬ努力と、数値的な裏付けがあってのことです。存廃に揺れてきたローカル鉄道が、まさか自ら延伸を実現させようとは、ひと昔前までは想像さえできなかった新たな局面です。

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▲最終的に検討された3つの延伸ルート案。(サミット資料より)
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さて、ひたちなか海浜鉄道の延伸ルート案は、最終的に3案に絞り込まれました。まずA案は「公園敷地内ルート」と通称されるもので、阿字ヶ浦土地区画整理事業地内を通過、高架で県道を横断後、公園敷地内を通り西口ゲート付近に終着駅を設けるもの。B案は「公園外(安全運転センター側)ルート」と通称されるもので、県道は横断せずに主に県道沿いの未利用地を含む公有地を通り、駅は中央口付近と商業施設が集積する未利用地に設けるものです。両案ともに適用法は鉄道事業法ですが、A案の場合は公園敷地内に入るため、都市公園法によって高架か地下である必要が生じます。さらにアプローチ部にある多目的広場への支障回避の必要から公園を大回りすることが不可欠です。最後のC案は「公園外(県道内)ルート」と通称されるもので、県道道路区域内に線路を敷設し駅を設けるものです。当然、適用法は軌道法となり、車輌長さ(30m以内)や最高運転速度(40㎞/h以内)など鉄道事業法とは異なる制約を受けることとなります。

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▲阿字ヶ浦海岸から阿字ヶ浦駅方向を見る。画面中央の森の奥が阿字ヶ浦駅で、かなりの高低差があるのがわかる。延伸ルートは高架で画面右方向に進むことになる。'16.7.30
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20160801122612-e96785603e666e594fed64107f1e2a4843585f1c.jpg検討を重ねた結果、ひたちなか海浜鉄道湊線の延伸を実現する会(会長・本間源基市長)ではB案「公園外(安全運転センター側)ルート」を推奨ルートとし、今後、ひたちなか市では各種設計や事業認可の取得などを経て、平成36年度(2024年度)の運行開始を目指すこととなります。

▲国営ひたち海浜公園の西口ゲート。延伸時にはこの西口ゲートの県道西側に新駅が設置される予定。'16.7.30
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▲国営ひたち海浜公園の人気スポット「みはらしの丘」。春には約450万本のネモフィラ、秋には約3万2千本のコキアが見事な色彩のカーペットを描く。近年では訪問客の2割をインバウンド観光客が占めているという。'16.7.30
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ひたちなか海浜鉄道は吉田社長のもと、定期利用者の増加を図る施策を中核に据え、ダイヤの微妙な改善など、地道な経営努力を積み重ねてきました。その結果、輸送人員、旅客運賃収入、営業収入ともに順調に伸び続けており、さらには年間300日は活動していると言われる「おらが湊鉄道応援団」の見事なサポートもあってからこそ、一時は存廃の際に立たされた湊線が延伸計画を打ち出すまでになったわけです。

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▲暮れなずむ阿字ヶ浦海岸。海浜鉄道を名乗りながら車窓に海が見えないひたちなか海浜鉄道だったが、この延伸で、ここ阿字ヶ浦海岸が望めることになりそうだ。'16.7.30
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5年目を迎えた今年のローカル鉄道・地域づくり大学サマースクールは、延伸という明るいテーマを得て、これまでにない盛り上がりを見せて充実した2日間のプログラムを終えました。ローカル鉄道・地域づくり大学OBの山田和昭さんが若桜鉄道の公募社長に就任されたように、数年後にはこのサマーセミナー参加の皆さんの中から、地方鉄道の将来を担う方が輩出するやもしれません。

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▲関東地方もようやく梅雨明け。会場へと向かう湊線129レの前方には雲ひとつない夏空が大きく広がっていた。'16.7.30 金上-中根
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先週末はローカル鉄道・地域づくり大学主催のサマーセミナーが開催され、今年も講師としてカリキュラムのひとコマを仰せつかって、ひたちなか海浜鉄道へと行ってまいりました。今回は第4回終着駅サミットと第3回ローカル鉄道サミットも同時に開催されるとあって、サマーセミナー参加者は両サミット出席が必須となっていました。

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▲基調講演はお馴染の向谷 実さんによる「私のローカル私鉄の楽しみ方」。終始笑いの絶えない楽しい講演だった。'16.7.30
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終着駅を活かしたまちづくりについて考える終着駅サミットは、これまで3回、北陸の地で開催され、ひたちなか市を会場とするのは今回が初めて。いっぽうローカル鉄道サミットは毎年ひたちなか市で開催されており、今年は両者の共同開催によって、ローカル鉄道と地域づくりの未来に一層議論を深めようという趣旨です。

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▲パネルディスカッションに登壇されたパネラーの皆さん。左からひたちなか海浜鉄道吉田千秋社長、若桜鉄道山田和昭社長、岡山電気軌道・和歌山電鐵礒野省吾専務、京都大学工学部中川 大教授、そして音楽館代表取締役の向谷 実さん。このほかにひたちなか市の本間源基市長も参加された。'16.7.30
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そして今回のパネルディスカッションの最大のテーマは、いよいよ現実となりつつあるひたちなか海浜鉄道の延伸計画。ひたちなか市では湊線を現在の終点の阿字ケ浦駅からひたちなか地区方面に延伸し、四季を通して多くの来訪者がありながら現在は公共交通機関がバスしかない国営ひたち海浜公園への主要アクセスとする計画で、本年5月に延伸ルート案を決定、いよいよ実現に向けて歩み始めました。

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▲来年の終着駅サミットの開催地に決まったJR可部線利用促進同盟会と広島市安佐北区の皆さん(右)へひたちなか市の本間源基市長からタブレット・キャリアが手渡された。'16.7.30

終着駅サミットのプレゼンテーションでは「可部(壁)を乗り越えろ」をテーマに延伸(復活)運動を繰り広げ、来春ついに延伸開業が現実のものとなるJR可部線利用促進同盟会の皆さんがその活動の足跡を解説、新駅となる河戸帆待川駅(延伸区間中間駅)、あき亀山駅(終着駅)のイメージパースを誇らしげに披露される姿が印象的でした。

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▲延伸ルートが4案あったなかで最終調整が図られている公園南ルート。(サミット資料より)

延伸ルートは阿字ケ浦駅から阿字ケ浦土地区画整理事業地内を通過し、国営ひたち海浜公園の外周道路沿いを通り、海浜公園西口付近に至る約3.1kmで、事業費は概算で約65億円と見込まれています。

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