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2016年2月29日アーカイブ

ネガカラー再評価。

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▲11時ちょうどに旭川を出たC55 47〔旭〕牽引の宗谷本線321列車は、17時05分幌延に到着し8分ほど停車する。終点の稚内到着は18時57分。まだまだ前途は長い。'73.3.26 幌延 (MAMIYA FLEX Sekor 75㎜ Ektacolor Pro Type S)
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「C62 3現役最後の春」(→こちら)「最晩年の美唄鉄道」(→こちら)と、このところ1970年代初頭のカラーをいくつかご紹介しておりますが、実はこれらはブローニー判のネガカラーで撮影したもので、これまで軽んじてほとんど見返すことのなかったものです。もちろんスキャニングすることもなく、戦力外と決めつけたネガカラーだけを詰めた箱に眠っていました。

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▲大湊線吹越は幾度となく足を運んだお気に入りの地(アーカイブ「吹越のこと」参照→こちら)。このカットは"ついで"に撮ったもので、スキャンするまでまったく記憶になかった。キハユニ26〔盛オミ〕を先頭にした野辺地行き普通列車。'73.3.24 有戸−吹越
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カラー印刷が今日ほど一般的ではなかった1970年代、印刷適正は中判以上のエクタクロームか、35㎜であればコダクロームと相場は決まっており、ネガカラーなどプライベートユースの家族写真が関の山でした。しかも大学時代から雑誌編集の現場に関わってきたこともあって、ネガカラーは"色の記録"程度でしかないと教え込まれ、それ以来、見返すことさえなかったのです。

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▲小沢を発車する函館本線下り貨物列車。このカットもエクタカラー・プロ・タイプSによるもの。43年の歳月を経てもヘタなポジフィルムよりよほどしっかりしている。'73.3.25 小沢−銀山
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それが40年以上経ってみてどうでしょう。E-3プロセスのエクタクロームなどが極端に退色が進んでしまったのに対し、当時使っていたブローニー判のエクタカラー(プロ・タイプS)はほとんど劣化が見られず、昨今のデジタル機器を使えば、フラットベッドのスキャナーでも難なくご覧のような画像を得ることができます。もともとラチチュード(露出許容範囲)が広く、なおかつ階調が豊かなネガカラーは、ひと時代前、いや二時代前の印刷適性がトラウマのような忌避伝説を生んでしまいましたが、実は驚くべきポテンシャルを秘めていたのです。思わぬところで拾い物...まだまだ"初めて見る"ネガカラーに心ときめく日が続きそうです。

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