鉄道ホビダス

2015年12月アーカイブ

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Kemat Skalna(CZECH REPUBLIC)

皆さん、それでは良いお年を...
この一年、小ブログにお付き合いいただき、ほんとうにありがとうございました。年末年始はしばし休載とさせていただきます。新年は5日(火曜日)より再開する予定にしておりますので、どうか来年もかわらぬご愛読のほどをお願い申し上げます。
皆さん、それではご家族ともどもよいお年をお迎えください。

編集局長:名取紀之 敬白

池袋鉄道模型芸術祭を見る。

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▲池袋西口公園に石炭の香りがたちこめる。羅須地人鉄道協会によるマフ・ポッター号のデモンストレーション運転は、西口公園に敷設された約40mの線路を往復し、終日大賑わいだった。'15.12.26
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先週末はNPO法人 日本鉄道模型の会主催の「池袋鉄道模型芸術祭」が開催されました。初めての開催となるこの「鉄芸祭」、会場は池袋の東京芸術劇場とその前の池袋西口公園で、公園内では羅須地人鉄道協会によるマフ・ポッター号の公開運転も行われました。

20151227171111-be3dc710b236765c9a739cfe9d7d192f5b00caa1.jpg軌間2フィート、バーチカル・ボイラーを持つマフ・ポッター号は小さいとはいえホンモノの蒸気機関車。当日は朝から池袋西口周辺に石炭の香りが漂い、イベントのアピールに一役買っていました。池袋に蒸気機関車の煙が漂うのは実に60年ぶりのことで(山手貨物線の無煙化は1956年)、マフ・ポッターが都内で石炭焚きで走行するのも、2005年のJAM (東京ビッグサイト))以来10年ぶりのことだそうです。

▲公益財団法人東京都歴史文化財団が運営する東京芸術劇場は今年25周年を迎える。'15.12.26
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▲5階のギャラリー1に広がる地元の昭和鉄道高等学校交通資料館部の1/80レイアウト「夢をつくる街」。'15.12.26
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20151227172043-1979abe4afcc99667db3e339b4667806ba7ccedd.jpg芸術劇場内では地下1階のアトリエイーストとアトリエウエスト、5階のギャラリー1・2を使ってさまざまなスケール・ゲージの模型が展示されました。さすがに「芸術祭」と銘打つだけあって、車輌模型もレイアウトも素晴らしい完成度の作品が多く、会場の落ち着いた雰囲気と相まって、じっくりと鑑賞することができました。

←タイムリーな「フライング東上」とともに展示されていたTJ倶楽部の1/5スケールの8000系前頭部。プラ板を主体としたスクラッチだが、その完成度の高さは驚き。'15.12.26
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▲ノーブルジョーカーのシーナリィ付き13㎜ゲージ組み立て式レイアウトは非電化時代の信越本線軽井沢周辺をモチーフとしている。写真は中軽井沢付近の4連ガーダー湯川橋梁のひとコマ。'15.12.26
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▲日本の蒸機を愛する会は「我らが愛しき日本の蒸機」をテーマに作品展示。写真のドイツB6は『国鉄時代』の山下編集長の作。'15.12.26
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20151227171726-4cfd10f14866925d0b5faad3f68f5c353bce59aa.jpg聞き慣れない「日本の蒸機を愛する会」は号機限定で徹底的に拘った国鉄機を展示。聞けばこの「鉄芸祭」を契機に自然発生的に集った手練れのモデラーの皆さんの自信作展示だそうで、誌面やネット上で憧れた作品がショーケースの中に一同に会しているとあって、こちらも食い入るように見入っている方が少なくありませんでした。

▲同じく日本の蒸機を愛する会の出展作品から本荘裕二さん作C55 12〔若〕。見事な完成度で注目を集めていた。'15.12.26
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▲おなじみ大野雅志さんの川越鉄道は巨大なティンバートレッスルを組んだ港湾桟橋に圧倒される。選炭場や炭住など見れば見るほど引き付けられる秀作。'15.12.26
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今年から始まった新たな鉄道模型の祭典「池袋鉄道模型芸術祭」。既存のイベントとは一味違った催しとして来年以降も発展していってくれるに違いありません。

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8月に東京ビッグサイトで開催された第16回国際鉄道模型コンベンション(JAM/アーカイブ「JAMコンベンション開幕」参照→こちら))の公式記録集が発売中です。発行は国際鉄道模型コンベンション実行委員会、編集は私どもが担当いたしました。ちなみにJAMの長い歴史の中で、公式記録集が制作されるのは初めてです。

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▲今年のテーマは「語り継ぎたいブルートレイン」。北斗星夜行運転デモンストレーションでは特設ブースで臨場感たっぷりのシーンが見られた。 (『第16回 国際鉄道模型コンベンション2015 公式記録』より)
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20151225141420-fd8b377340379824e260d0f4cbe2bc27f037d1fa.jpg今年のJAMコンベンションの大きな特徴はテーマを設定したこと、公開ステージでの大規模なフォーラムディスカッションが行われたこと、そして各種のコンテストが催されたことでしょう。本書ではフォーラムディスカッション「さよならブルートレイン」と「乗務員が語る蒸機時代」を克明に誌上再現、当日パワーポイントで数秒投影された貴重な画像の数々も高精度な印刷で載録しております。

▲フォーラムディスカッション「さよならブルートレイン」は、実車と模型の2部構成。模型編ではメーカー3社が自社のブルートレイン模型の歴史を解説。 (『第16回 国際鉄道模型コンベンション2015 公式記録』より)
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▲フォーラムディスカッション「乗務員が語る蒸機時代」は、オーラルヒストリーを直に聞くことができるまたとない機会だった。 (『第16回 国際鉄道模型コンベンション2015 公式記録』より)
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同様に白熱したコンテストもそのリザルトを含めてご紹介、ことに注目のスピードコンテストに関してはエントリー車輌すべてを写真でご紹介しております。

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▲盛り上がったのが各種のコンテスト。本書ではそのリザルトも掲載。 (『第16回 国際鉄道模型コンベンション2015 公式記録』より)
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モデラー出展(MP)47団体、企業出展46社もすべて写真と解説でご紹介しております。なかでも6頁を割いて詳しくご紹介しているのが早稲田大学理工学部職員OB鉄道模型同好会。第1回目のJAM以来15回(大阪開催の第7回を除く)にわたって"完璧な運転"を披露されてこられましたが、同好会結成40周年にもあたる今年を最後に、コンベンション出場を終えられるとのことです。大規模なレイアウトの設営、極めて精度の高い運転、ギャラリーの側にはわからないご苦労を積み重ねてこられたがゆえの苦渋の決断だったのでしょう。本書ではその設営から涙のファイナルまでを余すところなくご紹介しております。

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▲モデラー出展(左)47団体、企業出展(右)46社はそれぞれを写真入りで解説。 (『第16回 国際鉄道模型コンベンション2015 公式記録』より)
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ところで、実際に編集に携わって印象深かったのが表2に収録した「JAMの16年」です。第1回目から今年まで16年の歴史を各1枚の写真で振り返るミニコーナーですが、同時代体験してきた一人として何とも感慨深いものがありました。お手に取られた際はぜひお目通しください。

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▲まさに有終の美を飾った早稲田大学理工学部職員OB鉄道模型同好会の大レイアウト。 (『第16回 国際鉄道模型コンベンション2015 公式記録』より)
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第16回 国際鉄道模型コンベンション2015 公式記録集
東京ビッグサイト東4ホールを舞台に3日間にわたって繰り広げられた鉄道模型の祭典をあますところなく載録!  フォーラムディスカッションの誌上再現も必見!
定価:1,389円+税
A4変型132 ページ・オールカラー
発行:国際鉄道模型コンベンション実行委員会
発売:株式会社ネコ・パブリッシング
主な内容
語り継ぎたいブルートレイン
フォトコンテスト・最後のブルートレイン
■フォーラムディスカッション
さよならブルートレイン
●実車の部/成田冬紀・諸河 久・岩成政和
● 模型の部/坂井直人(カツミ)・鈴木雅之(トミーテック)・関 良太郎(カトー)
(司会:水沼信之・山下修司/敬称略)
モデラー出展(47団体)
早稲田大学理工学部職員OB鉄道模型同好会
鉄道模型競技会
韋駄天スピードコンテスト/亀亀低速コンテスト/力自慢牽引力コンテスト/登坂力コンテスト
企業出展(46社)
●イベントダイジェスト
女子鉄アイドル♪伊藤 桃さんの鉄道トークショー/プロモデラー牛久保孝一氏と山本晃司氏による目からうろこの工作談話/半田付け不要!お子様でも簡単な模型工作教室/関口 宏君のBトレ組立教室/ 1/87小型車両の半田付け組立教室/北斗星夜行運転デモンストレーション/企業新製品発表会/フードコート
阿部敏幸さんの世界
くろてつの会トロッコ体験運転/ Lゲージブロックで作る鉄道模型/ぺたぞうのでんしゃ王国/ヘッドマークと記念写真コーナー/レールマーケット/JAMコンベンション限定品販売/鉄道模型功労者顕彰式
■フォーラムディスカッション
乗務員が語る蒸機時代
荒木文宏・大石和太郎・宇田賢吉・川端新二・大山 正/司会:西 達彦 (敬称略)

全国有名書店・模型店で発売中
お取り寄せはお近くの書店もしくはブックサービス(株)☎0120-29-9625(フリーダイヤル)へ

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▲函館方の先頭車クハ733-1000代を先頭にした733系1000番代。車体にはパープルとライトグリーンの帯を巻く。'15.12.21 函館 P:RM(伊藤真悟)
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JR北海道は、来る3月26日の北海道新幹線新函館北斗の開業に向けて、函館駅と新函館北斗駅を結ぶアクセス列車「はこだてライナー」用の733系1000番代を導入し、12月21日に函館駅構内で報道陣に向けて車輌が公開されました。

20151224184126-d376599f02f3279498f9838c216eb566242f9e39.jpg733系1000番代は、函館方からクハ733-1000代+モハ733-1000代+クハ733-2000代の3輌編成で、外観は「新幹線との連携・一体感」と「北海道らしさ」をイメージし、H5系新幹線車輌と同様のパープルをメインカラーに、JR北海道のコーポレートカラーであるライトグリーンの帯を配しています。また、前面には「はこだてライナー」のヘッドマーク、側面にはエンブレムを貼付しています。このヘッドマークとエンブレムは、函館山のロープウェイと五稜郭をデザインし、水色は海と空、赤茶色はレンガ倉庫を想起させています。なお報道公開時は仮の貼付でしたが、デザインは確定とのことです。

▲新函館北斗方先頭車クハ733-2000代の前面。クハ733-2000代は貫通幌を備える。'15.12.21 函館 P:RM(伊藤真悟)
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▲前面に貼付されたヘッドマーク(左)と車体側面に貼付のエンブレム(右)。どちらも函館山のロープウェイと五稜郭をデザインしている。'15.12.21 函館 P:RM(伊藤真悟)
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20151224184244-a59d76883f8e1dbb8773bf7ba12ec9cf8f3de8b0.jpg一方、客室内は「北海道の豊かな自然」と「函館の異国情緒」をイメージし、腰掛モケットは北海道の広大な草原風景のグリーン系としています。さらに乗降ドア付近のパーテションを北海道の自然を感じる木目調として、ドア部分は函館のレンガ倉庫や修道院を連想させるレンガ色としています。

▲各車の車体側面に設置のフルカラーLED式種別・行先表示器。'15.12.21 函館 P:RM(伊藤真悟)
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▲モハ733-1000代の前位側(函館方)から見た客室内全景。腰掛モケットはグリーン(優先席部分はオレンジ)、パーテション部は木目調、ドア部分はレンガ色となり、従来の733系とはイメージを異にする。'15.12.21 函館 P:RM(伊藤真悟)
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車輌の特徴は、オールロングシートとするとともに、一部機器を削減して客室スペースを拡大して、大きな荷物を携帯しても利用しやすくなっています。また、クハ733-1000代の後位側に車いすスペースと大型トイレを設置し、各車とも床面高さを低くして乗降口のステップを無くすことでバリアフリー化を推進しています。さらに、客室内の照明をすべてLED化して消費電力を抑制しています。

20151224184330-0bb17355113e925f93515543d6a0bdc22005ef20.jpgこの733系1000番代は3輌編成4本の計12輌が導入され、3月26日より「はこだてライナー」に使用されます。なお「はこだてライナー」は快速(途中停車駅:五稜郭)と普通が設定され、下り(新函館北斗行き)では快速6本・普通10本、上り(函館行き)では快速7本・普通9本の計32本を運転、快速列車は函館~新函館北斗間を最速15分で結ぶことになります。
取材協力:北海道旅客鉄道株式会社函館支社

▲クハ733-1000代の後位側(新函館北斗方)に設置の車いす対応の大型トイレ。'15.12.21 函館 P:RM(伊藤真悟)
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▲最後の朝...。'75.12.24 紅葉山 P:広田尚敬 (『国鉄時代』vol.44より)
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「あと2日」...40年前の今日は、なんとも落ち着かない時間を過ごしていたに違いありません。1975(昭和50)年12月24日19時10分、夕張駅を発車した6788列車こそが、国鉄蒸機最後の本線列車でした。

20151222161854-8342c57215138ce70387273ac8ac95cc56206550.jpgあれから40年、本日発売の『国鉄時代』vol.44の特集は蒸機終焉40年。まさに40年の節目に贈る「国鉄時代」渾身の特集です。巻頭を飾る鉄道写真の第一人者・広田尚敬さん撮影によるグラフ「Epilogue」「蒸機終焉 あの日から、四十年」は、熱き時代が甦る遥か時を超えたフォトドキュメンタリー。 表紙も広田尚敬さん撮影のD51 241牽引下り蒸機最終9799列車。400㎜レンズで捉えた印象深い作品です。

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▲追分に到着した6788レ。すべてが終わった瞬間。'75.12.24 追分 P:広田尚敬 (『国鉄時代』vol.44より)
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「動力近代化と蒸気機関車の廃止」では、1959(昭和34)年に国鉄において「動力近代化計画」が策定された時点から(実施は1960年)、蒸機最後の日に至る16年間にわたる進捗を解説した、まさに蒸機の壮大なドラマで、計画策定時に活躍していた制式蒸機全23形式の貴重な写真とともに展開、まさに無煙化全史です。

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▲広島第二機関区に佇むC62、C59。幹線用急客機のこの2形式は「動力近代化計画」の矢面に立たされた形式でもあった。1960頃 P:河杉忠昭 (『国鉄時代』vol.44より)
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▲C53の後を継いで生を受けながら、戦争に押し流され、戦後はC62と電化に追われたC59の生涯を振り返る。 (『国鉄時代』vol.44より)
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さらに動力近代化によって最も打撃を受けたC59については、「美しきヘビー・パシフィックC59の生涯」で、戦後の動向を解説します。

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▲硫黄山が見下ろす川湯駅に重連で峠を越えてきた623列車が到着。'68.3 P:堀越庸夫 (『国鉄時代』vol.44より)
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一般記事では、釧網本線の冬とC58をテーマとした「皚(しろ)い季節」、イングリッシュ・エレクトリック製電気機関車の活躍を振り返る「輸入英国電機紳士録」、貴重な記録「赤穂線開通直後の迂回優等列車」など、充実した内容でお届けします。特別付録DVDはC62重連「急行ニセコ」、夕張線最後の煙、福島交通飯坂東線の3本立て。年末の寛いだひとときにぜひじっくりとご覧ください。

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札幌市電ループ化営業開始。

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▲ループ化開業初日、駅前通りを行く内回り。行先表示は「循環」となった。'15.12.20 P:渡辺康正
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昨日12月20日(日)、長年にわたって懸案となっていた札幌市電のループ化が完成、通称「都心線」が開業しました。前日19日(土)には開業記念式典や各種のイベントが行われ、両日の様子を地元の渡辺康正さんがレポートしてくださいました。

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▲来賓によるテープカットとくす玉割。'15.12.19 P:渡辺康正
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開業前日の19日(土)13時半からホテルで開かれた開業式は招待客限定でしたが、昼過ぎから南一条通り~南二条の駅前通りで開業記念歩行者天国と出発式が開催され、多くの市民でにぎわいました。

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▲歩行者天国で展示されたM101では、つながるレイルフラッグ作りが行われた。'15.12.19 P:渡辺康正
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歩行者天国にはポラリスA1201、M101、クリスマス装飾電車221、雪ミク電車3302が展示され、つながるレイルフラッグをつくろう(M101)、カフェ電車(雪ミク電車)、図書電車(221)とそれぞれテーマが設定されて市民に開放されました。また、大型ビジョンによる市電の映像の上映、サイドリザベーションの安全体験といったイベントも開催されました。

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▲雪ミク電車はカフェ電車に変身。'15.12.19 P:渡辺康正
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▲歩行者天国に留め置かれたカフェ電車(左)と図書電車(右)。'15.12.19 P:渡辺康正
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▲クリスマスラッピングの221は図書電車に変身。'15.12.19 P:渡辺康正
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▲内回りの新しい西4丁目電停に展示されたポラリスA1201。'15.12.19 P:渡辺康正
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ちなみに、習熟運転の際の行先表示は「教習車」でしたが(アーカイブ「札幌市電ループ化12月20日開業」参照→こちら)、この日はいずれの電車も「非営業」の表示を掲出していました。また、写真で気付かれたかと思いますが、M101も行先表示はLED化されています。個人的にはLED化はちょっと残念ですが、これでループ化後もM101はひとまず健在ということでしょう。他方、雪ミク電車(3300形)は方向幕のままですが、9月の市電フェスティバルの時に伺ったところでは、3300形についてはループ化後も当分方向幕を続けるとのことでした。

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▲朝10時から地下鉄大通駅の定期券売り場で硬券の路面電車ループ化記念きっぷが発売され、発売時には長い行列ができた。'15.12.19 P:渡辺康正
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▲路面電車ループ化記念切符。なかなか凝った仕様となっている。'15.12.19 P:渡辺康正
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▲「西4丁目-すすきの」の行先表示も今日限り。外回り西4丁目電停にて。'15.12.19 P:渡辺康正
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14時40分からは南一条西4丁目のスクランブル交差点で出発式が開催され、秋元札幌市長以下によるテープカットの後、くすだま割りとともに市長や来賓、小学生を乗せた1番電車A1201が出発、続いて新設された西4丁目電停(内回り)から抽選による一般試乗客を乗せた電車が続々と都心線を往復しました。

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▲狸小路のアーケード前を行く試乗電車(M101)。'15.12.19 P:渡辺康正
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試乗電車は日暮れ前には電車事業所に戻り、開業記念イベントは終了しました。折しも札幌では大通公園と駅前通りで冬の風物詩ホワイトイルミネーションが開催されています。今冬からは暖かい市電の車内から駅前通りのイルミネーションを楽しむことができるようになり、市電の魅力がまたひとつ増えるに違いありません。

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▲そして開業初日、都心線のサイドリザベーション区間を行く外回り。'15.12.20 P:渡辺康正
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▲すすきの停留場から駅前通りへとカーブをきる雪ミク電車。行先表示は方向幕のまま。'15.12.20 P:渡辺康正
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渡辺さん、タイムリーなレポートをありがとうございました。このループ化完成により、乗車の利便性はもとより、ラッシュ時などのより弾力的な車輌運用も可能になるはずです。そしてなによりも、わずか400mほどとはいえ、日本の軌道延長が増加したことを喜びたいと思います。

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▲岡南福田-岡南泉田間を行くキハ7002。この気動車は、岡南元町方の前面は運転席側のみに窓があるという、特異なスタイルだった。'84.9.15 P:寺田裕一(RMライブラリー『岡山臨港鐵道』より)
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RMライブラリー今年最後の新刊は寺田裕一さんによる『岡山臨港鐵道』をお届けします。岡山臨港鐵道について改めて概要をご紹介しますと、岡山から宇野線に乗ってひと駅目の大元駅から、南東方向に8.1km、岡山港駅までの路線を持っていた鉄道です。ただ、長らく旅客列車の終点は岡南元町でしたので、岡山港駅と言ってもピンと来ない方も多いかも知れません。

20151217180755-36ac973a97000c62534e7608cd6f55eaef6e33c6.jpg現在、地図上で宇野線全体のルートを見ると、大きく西へ迂回するような形になっていることがわかります。これはもともと児島湾という海があったためです。岡山臨港鐵道はこの児島湾の埋め立てによって開発された"岡南地区"の、貨客両面の足として整備されました。もともとは第二次大戦中に計画・着工されたものでしたが、完成せずに終戦を迎え、その後進駐軍の命令により完成しました。当初は汽車会社岡山製作所の専用線として開通し、沿線のいくつかの企業が共同利用する形態でしたが、これの公共利用を図るため、地方鉄道に改めて開業したのは1951(昭和26)年のことです。開業後も汽車会社が株主に入っていたため、当初から汽車会社製の新造ディーゼル機関車が投入されました。

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▲開業に際して投入された汽車会社製101号(左)と、1959年に常磐炭礦から譲り受けたキハ1003(右)。小さなキハ1003は廃止間際まで在籍し、その後紀州鉄道に渡ることになる。(RMライブラリー『岡山臨港鐵道』より)
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輸送量の推移をみると、貨物輸送は昭和43年度の29万2千トンをピークに、昭和35年度から昭和48年度までは20万トンを超えており、当初1輌だったディーゼル機関車も増備が重ねられ、最終的に5輌を数えることになります。一方、旅客輸送は開業翌年度の昭和27年度には65万4千人を記録しますが、以後、バスとの競合もあってこれを超えることはありませんでした。昭和50年代以降は鉄道貨物の衰退とともに貨物輸送量も著しく減少し、ついに国鉄貨物のヤード中継輸送廃止をきっかけに、1984(昭和59)年12月29日限りで全線が廃止されました。

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▲1974(昭和49)年の岡山臨港鐵道。車輌の主力は貨客とも江若鉄道からの譲渡車になっていた。(RMライブラリー『岡山臨港鐵道』より)
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本書では開業から廃止に至る顛末を、輸送人員や貨物輸送量などの詳細データ、そして昭和40年代以降の寺田さんならではの乗車ルポとともに解説します。また各駅の紹介、車輌群についても、多数の貴重な写真とともに紹介しています。ところで、改めて考えてみますと、岡山臨港鐵道の地方鉄道としての営業期間は33年ですので、もう廃止からそれに近い月日が流れてしまったことになります。幸い、線路跡の一部は緑道化され、車輌も保存されていると聞きますので、この機会に岡山臨港鐵道を振り返ってみてはいかがでしょうか。

※明日は不在のため休載させていただきます。

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▲シュツットガルトの「ヨーロピアンNスケール コンベンション」でのプレゼンテーションに臨む共立女子高等学校地理歴史部のメンバー。P:杉山牧夫(A.N.A.)
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12月20日の日曜日に、ホビーセンターカトー東京で「ベストオブレイルコンテスト2015」(→こちら)が開催されます。この夏、東京ビッグサイトで開催された「鉄道模型コンテスト2015」(アーカイブ「鉄道模型コンテスト2015リザルト」参照→こちら)の全国高等学校鉄道模型コンテスト(高校生コンテスト)上位入賞校の作品が展示されるほか、優秀校による作品制作についてのプレゼンテーションなどが行われます。

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▲文部科学大臣賞に輝いた共立女子高等学校地理歴史部のモジュール。日本の原風景をモチーフとした作品。'15.8.9(再掲)
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ところで、高校生コンテストで最優秀の文部科学大臣賞に輝き、ドイツはシュツットガルトで開催された第10回「ヨーロピアンNスケール コンベンション」に招待された共立女子高等学校地理歴史部ですが、なんと彼の地のコンテストでも「優勝」いたしました。ヨーロッパ各地からエントリーした並みいる強豪を凌駕しての優勝に、会場全体がスタンディングオベーションに包まれたそうです。
※鉄道模型コンテストFacebookに共立女子の皆さんが英語でプレゼンされる模様(12月3日付)など動画がアップされております。こちら

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▲優秀賞に輝いた灘中学校・灘高等学校鉄道研究部の作品。タイのメークロン市場周辺をモチーフとして極めて完成度の高い作品を作り上げた。'15.8.8(再掲)
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今回は彼女たちによるこのドイツ遠征記のトークも予定されているそうで、この歴史的快挙の熱気を直に聞けるのも楽しみです。

ベストオブレイルコンテスト2015
日 時:2015年12月20日(日)10:00~18:00
催事名:ベストオブレイルコンテスト2015
主 催:ホビーセンターカトー東京
会 場:ホビーセンターカトー東京 2階特設会場
住所 :〒161-0031 東京都新宿区西落合1丁目24-10
電話 :03-3954-2171
入場料:無料

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▲優秀賞を受賞した東京都立三鷹中等教育学校鉄道研究会の直線モジュール。スイッチバック廃止直後の板谷峠をモチーフに、モノトーンの冬の美しさを表現している。'15.8.8(再掲)
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当日のタイムスケジュール
10:00~10:30 高校生コンテスト初出展支援説明会
10:30~12:00 簡単な工作教室(初出展校様対象)
優秀校による作品制作のプレゼンテーション
13:00~ 灘中学校・灘高等学校
13:20~ 攻玉社中学校高等学校
13:40~ 東京都立三鷹中等教育学校
14:00~ 共立女子高等学校
14:30~ ドイツ旅行対談
15:30~16:30 大学生T-Trakモジュール説明会
展示予定作品
共立女子高等学校(文部科学大臣賞・ヨーロピアンNスケールコンベンション優勝)
灘中学校・灘高等学校(優秀賞)
東京都立三鷹中等教育学校(優秀賞)
獨協中学・高等学校(学生が選ぶベストワン賞)
白梅学園清修中高一貫部(理事長特別賞)
攻玉社中学校高等学校(理事長特別賞)

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▲宮松金次郎・鐵道趣味社 写真集『東京市電・都電』表紙。特色の銀を先刷してスミ版を重ねるという凝った印刷で、まさにいぶし銀を再現した。

先日ご紹介した宮松金次郎・鐵道趣味社 写真集『東京市電・都電』(→こちら)が、いよいよ店頭発売となっています。手にされた方からは早くもご好評をいただいており、2015年の掉尾を飾るに相応しい写真集となったのではと自負しております。

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▲夏の大雨で亀戸付近が出水した際、立ち往生した城東電車。宮松金次郎さんはわざわざその状況を撮影しに出向いたのだろうか。後方の橋梁は越中島貨物線。'38.7.3 (宮松金次郎・鐵道趣味社 写真集『東京市電・都電』より)

20151215122251-040ab9b2972d1237fc1f7750520932a7782ad3b6.jpg大企業の要職にありながら「鐵道趣味社」を主宰された宮松金次郎さんは、戦前を代表する鉄道趣味誌、その名も『鉄道趣味』を編集、自らも膨大な枚数の写真を撮影されてこられました。ことに形式写真は被写体車輌の美点を見抜いた、まさに審美眼的車輌美に根ざしたもので、関西の西尾克三郎さんと双璧をなすものでした。

▲1932(昭和7)年の『鐵道』に掲載された宮松金次郎(当時は鈴木金次郎)さんの「城東電車」を再現。路線図は自ら手書きされたもの。 (宮松金次郎・鐵道趣味社 写真集『東京市電・都電』より)
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▲もと城東電気軌道江戸川線だった東荒川~今井橋間は都電26系統となったものの、ついに系統板の掲出もなく、単車の400形が往復していた。後方にはすでに置き換わるトロリーバスの架線が張られているのがわかる。 (宮松金次郎・鐵道趣味社 写真集『東京市電・都電』より)

ところがその写真原板の多くは近年散逸の危機にさらされ、何とかその記録を後世に残したいと動かれたのが本書の企画者の皆さんでした。膨大な枚数のガラス乾板を整理し、宮松さんが最も愛された東京市電・都電に特化して一冊にまとめて誕生したのが本書です。

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▲新宿車庫で1935(昭和10)年~1939(昭和14)年頃撮影されたと思われる5005号。5005号は竣功直後のダブルポール時代にも撮影されており、本書はその作品も収録している。 (宮松金次郎・鐵道趣味社 写真集『東京市電・都電』より)

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▲両国駅引込線を使った新車搬入の一部始終も貴重な記録。父・宮松金次郎さんに連れられてきた三男・宮松慶夫さんが撮影したもの。 (宮松金次郎・鐵道趣味社 写真集『東京市電・都電』より)
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当初は形式写真を中心に構成する方針でしたが、走行写真や情景写真にもお蔵入りするにはあまりに惜しいものが多く、なおかつ、それぞれの写真を大きくゆったりと見ていただくためにA4判横開きの上製本となりました。戦前に廃線となったえびす長者丸の情景や、はたまた乾板では撮影不可能と思われた車内の見通し写真など、大きな判型ならではの情報量でじっくりとご覧いただけます。

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▲都電の魅力のひとつが有蓋、無蓋と多種多様だった貨物電車。本書では戦前・戦後の走行写真を含めた貴重な記録も紹介。 (宮松金次郎・鐵道趣味社 写真集『東京市電・都電』より)

なお、本書は本誌特約店を中心とした限定出版です。一般書店でもお取り寄せ手配は可能ですが、お手にとって現物をご覧になりたいという方は、ぜひ本誌特約店、有名模型店などにお運びください。

宮松金次郎・鐵道趣味社 写真集『東京市電・都電』
監修:井口悦男 編集:萩原誠法・宮崎繁幹・宮松慶夫
【主な内容】
馬車鉄道/王子電車/城東電車/向こう岸の電車/ナローゲージの都電/単車400形の足跡/三扉車の系譜/電車 日本橋を行く/中型車の活躍/電車は何処から/新型車の時代/貨物電車ほか

A4判144ページ横開き上製本 定価:本体8,000円+税

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▲「100年アニバーサリーフォトコンテスト トレイン」出発式でのテープカット。左より、西武鉄道・若林 久代表取締役社長、永井慎太郎さん、吉田悠人さん、西武鉄道・土屋敏行池袋駅管区管区長。'15.12.13 池袋 P:RM(伊藤真悟)
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西武鉄道では、今年7月から10月にかけて「100年アニバーサリーフォトコンテスト」を開催していましたが、このコンテストに入賞した12作品を30000系38116編成(8連)にラッピングした「100年アニバーサリーフォトコンテスト トレイン」の運行が12月13日より始まりました。

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▲「100年アニバーサリーフォトコンテスト トレイン」の車内中吊りでは、応募作品の一部を紹介している。'15.12.13 池袋 P:RM(伊藤真悟)
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この「100年アニバーサリーフォトコンテスト」は、「あなたが残したい沿線の風景」をテーマに作品が募集されましたが、500作品を超える応募があり、その作品の中からウェブサイト上での一般投票や主催者の審査により12作品が選出されています。

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▲賞状を手にするグランプリ受賞の永井慎太郎さん(左)。キッズ賞を受賞した吉田悠人さんは制服姿で登場(右)。'15.12.13 池袋 P:RM(伊藤真悟)
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当日は池袋駅7番ホームで出発式が挙行され、式典では、西武鉄道・若林 久代表取締役社長による主催者挨拶の後、グランプリを受賞した永井慎太郎さんとキッズ賞を受賞した吉田悠人さんへ、それぞれ表彰が行われました。

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▲車内妻面に掲示されているグランプリ作品「Rainbow and Yellow」(左)とキッズ賞作品「よーい。はっけよーい!」(右)。'15.12.13 池袋 P:RM(伊藤真悟)
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続いて、西武鉄道・土屋敏行池袋駅管区管区長も含めた4名でテープカットを行い、吉田さんと土屋管区長による出発合図で「100年アニバーサリーフォトコンテスト トレイン」が池袋駅を出発しました。
なお、当日の「100年アニバーサリーフォトコンテスト トレイン」は池袋から飯能まで臨時電車として運転され、池袋線開業100周年記念臨時列車(アーカイブ「西武鉄道 池袋線開業100周年。」参照→こちら)と同様に、開業12駅である【池袋、東長崎、練馬、石神井公園(石神井)、保谷、東久留米、所沢、西所沢(小手指)、狭山ヶ丘(元狭山)、入間市(豊岡町)、仏子、飯能/( )内は開業時】に停車しての運行となりました。

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▲吉田悠人さんと土屋管区長の出発合図により、「100年アニバーサリーフォトコンテスト トレイン」が出発した。'15.12.13 池袋 P:RM(伊藤真悟)
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また30000系38116編成は、車内の中吊りに応募作品の一部を紹介しているほか、妻面にはグランプリ作品とキッズ賞の作品も掲示されています。
この「100年アニバーサリーフォトコンテスト トレイン」は、来年6月末までの予定で、池袋線や新宿線などで運転される予定となっているほか、入賞作品は、「西武鉄道100年アニバーサリー」ウェブサイトでも見ることができます。

取材協力:西武鉄道株式会社

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▲"Photo Exhibition"と作者自らがタイトル付けするだけあって、通常の写真展とは一線を画した「MONORAIL」会場。
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本誌最新号で誌上プレビューをご紹介している下田コーイチさんの個展「MONORAIL」が昨日より始まりました。会場はこれまでにも多くの鉄道写真展の会場となってきたキヤノンギャラリー銀座。ところが実際に会場に足を踏み入れて度肝を抜かれました。いつものキヤノンギャラリー銀座とまったく雰囲気が違うのです。下田さんが考え抜いてセッティングしたという照明が、まるでステンドグラスのように作品一点一点を浮き上がらせ、照度をぎりぎりまで落とした会場空間を異次元の世界へと変えてしまっています。

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これまでにもグループ展内での立体造形の展示(アーカイブ「写真展"レールバラエティーⅢ"を見る」参照→こちら)など、既存の枠に囚われない挑戦をされてきた下田さんですが、実は長年温めてきたテーマが今回のモノレールだったそうです。うかがったところでは撮影開始より実に15年以上。しかも銀塩フィルムに拘って撮影を続けてこられたそうですから、今回の個展にかける意気込みも一方ならぬものがあります。

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▲「青空を駆け抜ける列車、アーチ型駅舎、純白色のレールと橋脚...すべてが造形美に溢れ名画の世界」...下田さんが魅せられた「MONORAIL」とは?
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さながらポップアートのような色調の作品は銀塩フィルムでなければ生まれないものだそうで、さまざまな試行錯誤の末に辿りついた独自の表現方法とのこと。ちなみに被写体は千葉都市モノレールですが、下田さんは実は関西在住。一連の作品はどれも雲ひとつない快晴でなければ撮影できないもので、天気予報と格闘するがごとく昼夜兼行で千葉を目指すのだそうです。撮影方法も表現方法も、はたまた展示方法も徹底的にオリジナリティーに拘った写真展は、その突き抜け方が半端でないだけに大きな反響を呼ぶに違いありません。

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会期は12月16日(水)まで。明日12日には下田さんによるギャラリートークが開催され、さらにその後、隣接するショールームで、スペシャルワークショップも行なわれる予定です。師走で賑わう銀座の週末、異空間と化したキヤノンギャラリー銀座に足を運んでみられてはいかがでしょうか。

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屋島ケーブルその後...。

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▲公民館の建つ前、琴電屋島駅から続く登坂を上がって行くと正面にケーブルカーがいきなり現れてきた。以前は開業当時から本社を兼ねた屋島登山口駅があったが、昨年8月に解体されケーブルカーが見えるようになった。屋島の尾根にはケーブルカーの路線跡が今でも見ることができる。'15.5.30 P:宮武浩二
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精力的に全国の鋼索鉄道の訪問を続けている大阪の宮武浩二さんから、正式廃止からちょうど十年になる屋島ケーブルの現況が届きました。屋島ケーブルについてはこれまでにも二度ほど宮武さんのレポートを頂戴しておりますが、刻々と変化する廃止後の状況を定期的に観察されているのは流石です。

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▲現在の屋島登山口駅跡 この建物は記念館というものではなく、地区の公民館。ケーブルカーはその後ろに隠れてしまい、一見して上の写真と同じ駅跡とは思えない。'15.10.10 P:宮武浩二
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写真を拝見すると、2年前のレポート(アーカイブ「山を降りた屋島ケーブル」参照→こちら)では残っていた開業当時の駅舎が解体されてしまい、今では地区の区民館が跡地に建てられています。このため、それまでは見えていた取り残されたケーブルカーの姿がまったく見えなくなってしまい、正面から一見するに鉄道施設の存在は気づかれなくなっています。

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▲この角度でケーブルカーが見られたのは数ヶ月間だけ(左)。正面の整地部分に地元の公民館が建設されることがきまっており、撮影の翌日に地鎮祭が行われた。右は線路跡で架線や架線柱は健在。将来は遊歩道として整備されるとのこと。'15.5.30 P:宮武浩二
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▲1号義経号。車体には車号は書かれていないが、窓越しに見える車内の番号表示は確認できる。外装は近年再塗装されている。今後どのような処置がされるのか興味があるが、とりあえず保存という方向で進んでいるのは嬉しいところ。'15.5.30 P:宮武浩二
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▲ギーセライベルンの軌条(アーカイブ「御岳登山鉄道のギーセライベルン製レール」参照→こちら)やワイヤを固定していた滑車も残っている。'15.5.30 P:宮武浩二
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残された車輌はそれでも再塗装が施されており、将来的な保存を視野に入れた布石が打たれているようです。宮武さんは「車内はせっかくの階段状の座席なので、ミニシアターみたいなものができないものか」と夢を語っておられます。

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キハ104動態復帰への路。

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▲試運転も無事に終了し、久しぶりのホームで一休みするキハ104。'15.10.18 P:南部縦貫鉄道レールバス愛好会
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小ブログでもご案内し、去る11月7日(土)に開催された南部縦貫鉄道レールバス愛好会の「レールバス 夕暮れ撮影会 2015秋」はたいへんな賑わいで、その中で予定通りキハ104動態復帰のお披露目が行われたそうです。今日は同会の野平茂雄さんからお送りいただいたキハ104の修繕のレポートをご覧いただきましょう。

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▲フィルター類は取り外し分解、清掃後に再び取り付ける。写真はエアクリーナー。かなりスラッジが発生しているのがわかる。P:南部縦貫鉄道レールバス愛好会
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現在、七戸町で保存している旧南部縦貫鉄道キハ104(元国鉄キハ10-45)は、2005(平成17)年9月に動力が伝わりにくくなる事象が発生し修理を開始、2011(平成23)年11月には機関庫から出庫させたものの調子が戻らず、走行不能に陥る危険があったため移動禁止といたしました。

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自力での修理は不可能と判断し、地元在住の国鉄OBで同系の車輌を整備されていた方や、日本鉄道保存協会の会員の方々にご協力いただきました。特に今回は団体の垣根を越えて修繕や部品の調達等、大きな力をお借りしました。この場をかりまして、篤くお礼申し上げます。

▲固着していたクラッチシリンダー。清掃と注油で正常の動作に復帰した。P:南部縦貫鉄道レールバス愛好会
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修繕作業は分解中にゴミが入らないよう床下機器の清掃から開始し、油や泥等を掃除機やブラシ等を使用して取り除きました。続いて各部品の点検を行い、特に燃料・オイルフィルターやコック類で本来可動する部分が固着しており、注油等を行って可動するようにしました。

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▲トルクコンバーターのインゼクター・エゼクターを調達した部品に交換(左)。在庫の無いパッキンはその場で製作。写真右はエンジンヘッドカバー部のパッキン。P:南部縦貫鉄道レールバス愛好会
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その他にも長年動かさないがゆえ、可動するものが固着していた事から、車輌には定期的な注油と動かす事が必要だと痛感いたしました。エンジンもヘッドカバーを外してタペットの調整を行い、各接点の磨きだしや各部品を点検し、ダメなものは修理もしくは交換、その他は分解、清掃、調整をひとつひとつ行った結果、ようやく走行可能な状態まで戻りました。

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▲床下を高圧洗浄機にて清掃。P:南部縦貫鉄道レールバス愛好会
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9月27日に起動試験を行い4年ぶりに出庫、久しぶりに外の陽を浴びるキハ104の姿を見た時は目頭が熱くなりました。そして10月18日にホームまで試運転を行い、勾配での起動も力強く結果良好、ハンドルを握る木村運転士の合格を受け動態復帰に至りました。

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▲翌日の試運転に備え、暗闇の中で最終チェックを受けるキハ104。P:南部縦貫鉄道レールバス愛好会
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11月7日に行った「夕暮れ撮影会」のイベントでは、多くの人に見守られながら無事に動態復帰の御披露目を行う事が出来ました。キハ104は1956(昭和31)年製で、来年は60歳還暦を迎えます。これに因んでお祝いのイベントが出来ればと考えています。 また今後は、レールバス、キハ104、DB11の動態保存車の修繕を行いながら、DC251、D451の動態復帰を目指して整備を行う予定です。色々と問題は山積していますが、今後ともよろしくお願い致します。

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▲本館1階に展示の500系521-1、クハネ581-35、クハ489-1。3階部分の窓下には帯が入れられ、新幹線車輌をイメージさせている。'15.12.1 P:田中秀樹
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2016(平成28)年4月29日(金・祝)にグランドオープンすることが決まった京都鉄道博物館ですが、現在は開業に向けての準備作業が進められています。この京都鉄道博物館の準備状況が、去る12月1日に報道関係者に公開されました。

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▲プロムナードに展示のC62 26、クハ86001、0系21-1。プロムナードは駅のプラットホームをイメージした屋外施設である。'15.12.1 P:田中秀樹
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入り口からエントランスホールを通った先のプロムナードは全長約100mあり、駅のプラットホームをイメージしています。ここではC62 26、クハ86001、0系21-1が最初に来館者を迎えてくれます。プロムナードには12輌の車輌が展示されており、本館へ入る際にプロムナード側を振り向けば、0系22-1、DD54 33、クハ103-1が顔を揃えているのを見ることができます。

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▲本館入口からプロムナードを振り返ると、0系22-1、DD54 33、クハ103-1が顔を揃えている。'15.12.1 P:田中秀樹
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続いて本館1階に入ると、右手に230形233号蒸気機関車が展示されており、その先にはJR西日本を代表する500系521-1、クハネ581-35、クハ489-1を見ることができます。本館1階は広大な吹き抜け構造となっていて、本館2階からも1階に展示している車輌を見ることができるようになっています。

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▲かさ上げ展示されたEF66 35とDD51 756。床下機器を見学できる通路が設置されている。'15.12.1 P:田中秀樹
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▲さながら検修用ピットのような通路が設けられており、電気機関車とディーゼル機関車の床下構造の違いを知ることができる。'15.12.1 P:田中秀樹
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また、本館は体験型の展示も行っており、1階のEF66 35とDD51 756はかさ上げ展示とされているのが特徴で、床下から機関車の構造を観察することができるようになっています。なおワム3500形(7055)は、かつて操車場で見ることのできたカーリターダー上に載せられているのも必見です。

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▲本館2階より1階を望む。吹き抜け構造となっていることから、1階に展示されている車輌の屋根上を見ることができる。'15.12.1 P:田中秀樹
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本館2階には、「生活と鉄道」や「運行のしくみ」をテーマとした体感型展示やレストランや休憩室などがありますが、今回は「運行のしくみ」をテーマとした「列車を安全に走らせよう」が公開されました。この「列車を安全に走らせよう」は、Oスケールの模型を使った運転体験を通して、ATSとATCの役割りと仕組みを知ってもらうものです。

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▲ワム3500形(7055)は、かつて操車場で見ることができたカーリターダーに載せられている。カーリターダーの展示自体も貴重。'15.12.1 P:田中秀樹
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さらに本館に隣接するトワイライトプラザも公開されました。1914(大正3)年に建設された2代目京都駅のホーム上家を再利用した展示施設で、ここにはEF81 103やEF58 150などの貴重な車輌6輌が展示されており、トワイライトプラザの前には腕木信号機と転轍機の設備が設けられています。

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▲本館に隣接するトワイライトプラザ。すでに車輌の搬入は完了している。また、手前には腕木式信号機と転轍機が展示される。'15.12.1 P:田中秀樹
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▲本館2階の「列車を安全に走らせよう」コーナー。マスコンハンドルとブレーキハンドルで模型を操作することにより、ATCやATSの役割りや仕組みを知ることができる。'15.12.1 P:田中秀樹
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スカイテラスは、本館3階南側に位置する屋外展望デッキで、東海道本線(JR京都線)や山陰本線(嵯峨野線)、東海道新幹線を見ることができるビューポイントです。公開時には、すでにデッキに植物が植えられていました。

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▲スカイテラスから京都駅方向を望む。東海道本線、山陰本線や東海道新幹線の列車を見ることができる。'15.12.1 P:田中秀樹
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着々と開業準備が進められている「京都鉄道博物館」。4月29日のグランドオープンが今から楽しみです。

【京都鉄道博物館の概要】
■開館時間・休館日
○開館時間
 10:00~17:30(最終入館受付:閉館時刻の30分前まで)
 ※季節などにより開館時刻の繰り上げ、閉館時刻の繰り下げを実施する場合がある
○休館日
 毎週水曜日、年末年始(12月30日から1月1日)
 ※祝日、春休み(3月25日から4月7日)および夏休み(7月21日から8月31日)期間中は、水曜日も開館

■入館料金・SLスチーム号乗車料金
○入館料金(税込)
 一般1,200円、大学・高校生1,000円、中学・小学生500円、幼児(3歳以上)200円
○SLスチーム号乗車料金(税込)
 一般および大学・高校生300円、中学・小学生および幼児(3歳以上)100円
 ※料金は、いずれも個人の方で1名あたり

■入館券発売方法
○事前発売(利用の1カ月前から前日まで)
 JR西日本管内のみどりの窓口で発売予定
○当日発売
 京都鉄道博物館内で発売

取材協力:西日本旅客鉄道株式会社

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▲「瀬古龍雄と仙臺の鉄道 昭和25年〜28年を中心に」のフライヤー。仙台鉄道の廃車群を眼下に仙山線のC58が行く。
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積極的に東北の鉄道をテーマにした企画展を開催している東北福祉大学・鉄道交流ステーションで、第26回企画展 東北の鉄道愛好家シリーズⅢ「瀬古龍雄と仙臺の鉄道 昭和25年〜28年を中心に」が開催されています。昨年急逝された瀬古さんの一周忌の節目に開催されているこの企画展、残念ながら未見ではありますが、ひとかたならぬお世話になった瀬古さんの展覧会とあって、ご紹介させていただきましょう。

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▲出展されている瀬古さんの作品から。左上から時計回りに仙台鉄道、仙北鉄道、仙台市電、秋保電鉄。東北福祉大学・鉄道交流ステーションHPより。

20151205225712-40631fe741f4a75c393a2f70468460d7da459200.jpg瀬古龍雄さんは新潟の鉄道研究の第一人者として広く知られておりましたが、実は鉄道研究の原点は東北大学農学部に在学した時代にありました。本展はその1950(昭和25)年から1953(昭和28)年までの、仙台で過ごされた学生時代にスポットを当てるもので、学業の合間を縫って瀬古さんが訪ね歩いた仙台鉄道、仙北鉄道、秋保鉄道などの私鉄や、仙台市電、さらには宮城電鉄時代の名残をまだ残していた国鉄仙石線などが展示されています。ちなみに、瀬古さんというとアカデミックな鉄道史研究家としてのイメージが浮かびますが、仙台時代の写真を拝見すると、そのフォトジェニックなカメラアイに驚かされます。なお、プリントは「東北の鉄道愛好家シリーズ」第1回に登場された柏木璋一さんによるものだそうです。
▲買収路線である仙石線では宮城電鉄時代の車輌が活躍していた。東北福祉大学・鉄道交流ステーションHPより。

第26回企画展 東北の鉄道愛好家シリーズⅢ
「瀬古龍雄と仙臺の鉄道 昭和25年〜28年を中心に」
会場 東北福祉大学・鉄道交流ステーション 展示室
開催期間 2015 年12月1日(火)〜2016年3月5日(土)
開館時間 午前10:00〜午後4:00
休館日 毎週 日曜日、月曜日、祝日
臨時休館:12月26日〜1月4日(年末年始休館)
     1月16日(センター試験のため)
     2月2〜5日/2月19・20日(大学一般入試のため)
     (悪天候の影響や大学行事等で臨時に休館することあり)
入場料 無料
主催 東北福祉大学・鉄道交流ステーション
協力 仙台市博物館
プリント協力 柏木璋一
後援 宮城県教育委員会、 仙台市教育委員会、河北新報社、東北鉄道協会、(社)交通環境整備ネットワーク、みちのく鉄道応援団

ところで瀬古さんにはRMライブラリー『B6回顧録』に続いて、長年温めてこられた構想がありました。それはやはり仙台時代に情熱を傾けて調査され、その後もライフワークのひとつとして研究に取り組まれてきた東北地建(建設省東北地方建設局)の機関車についてでした。上京された折りにはたびたび編集部を訪ねられ、その進捗を語られておりましたが、残念ながら未完に終わってしまいました。

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▲瀬古さんが進捗状況を説明される際に持参された「東北地建の機関車」(仮称)の未定稿。
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なお、仙台市内にある展示施設では、以下の企画展が同時期に開催されています。
■仙台 鉄道物語〜大正からの鉄道と電気事業のあゆみ
会期:2015(平成27)年11月8日(火)〜2016(平成28)年1月11日(月)
毎週月曜日休館
開館時間:10:00〜18:00
会場:東北電力グリーンプラザ「とうほく文化情報コーナー」
宮城県仙台市青葉区一番町3-7-1
観覧料:無料
内容:大正時代、全国的に鉄道が普及するなかで、仙台周辺でも多くの鉄道が開業し、仙台の近代化に大きな影響を与えた。このような大正時代における仙台周辺の鉄道や電気事業のあゆみを、パネルや写真を用いて紹介している。主に、仙台鉄道、秋保石材軌道(秋保電鉄)、宮城電気鉄道(仙石線)、仙台市電について取り上げている。

また、仙台市歴史民俗資料館では、特別展「仙台のまちと近代交通」が開催されています。

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▲狸小路のアーケード前を走る教習車。画面左の白い建物が新設された狸小路停留場。'15.11.28
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先日、「北海道の鉄道の日」制定記念の会で札幌に行った際、札幌市電ループ化工事の進捗状況を垣間見てきました。前回訪れたのが7月(アーカイブ「札幌市電ループ化工事を見る」参照→こちら)でしたので、4か月ぶりの再訪となります。

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▲地下鉄各駅などに掲出されているポスター。'15.11.27
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▲改修工事が進むすすきの停留場。信号設備等の施工が進められていた。'15.11.27
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注目の開業日は12月20日(日)。前日の19日(土)には開業記念式典が行われます。すでに11月11日からは習熟運転が始まっており、この日も「教習車」と表示を出した車輌が頻繁に新設軌道を行き来しておりました。ただ、まだ停車場設備などは施工途中で、急ピッチで工事が進められている様子が見て取れました。

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▲すすきの停留場から「都心線」に入ってゆく教習車。ここから400mほどが新設軌道となる。'15.11.27
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▲新設軌道と停留場の位置。(札幌市「路面電車ループ化の開業について」より)
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▲狸小路停留場に停車する内回り教習車。「都心線」はサイドリザベーション方式となり、軌道は駅前通り両側に敷設されている。'15.11.27
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▲狸小路停留場全景。モダンなデザインの建屋が目を引く。車いす対応のスロープも設けられている。'15.11.28
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今回新設軌道で結ばれる西4丁目停留場とすすきの停留場の間は、1973(昭和48)年3月31日までは軌道が敷設されていた区間で、ちょうど中間地点には狸小路停留場が新設されます。この停留場は従来の安全地帯による島式と異なり、サイドリザベーション方式の利点を活かした、歩道からそのまま乗降が可能なものとなっているのも特筆されます。

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▲こちらもリニューアルされた西4丁目停留場に停車するA1200形ポラリス。「西4丁目-すすきの」の表示も残すところ2週間...。'15.11.27
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工事入札の不調等、たびたび順延されてきたこのループ化計画も、クリスマスの賑わいのなか、ついに実現することとなります。

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廃止13年後の西大寺鉄道。

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▲廃止から13年、ボロボロになりながらもその姿を留めていた梅鉢製単端。'75.5 P:清原正明
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先日、旧三次市文化会館に展示されている48650号機の公開イベントの情報(アーカイブ「48650号機の晴れ姿」参照→こちら)をお送りいただいた広島県の清原正明さんから、かれこれ40年前に西大寺鉄道の廃車群を見にいった際の写真をお送りいただきました。西大寺鉄道は岡山市内の後楽園と西大寺市間(11.4㎞)を結んでいた軽便鉄道で、軌間が3ft(914㎜)であったのも大きな特徴でした(RMライブラリー『西大寺鉄道』参照→こちら)。廃止は1962(昭和37)年9月と早く、すでに53年も前のことになります。それだけに井笠鉄道や下津井電鉄などと比べて現役時代を実体験されている方は決して多くはありませんでした。

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▲キハ7は窓ガラスの破損もなく一番状態が良さそうに見える。'75.5 P:清原正明
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国鉄赤穂線の開通を受け、入れ代るように廃止された西大寺鉄道でしたが、軌間が一般的でないこともあって第二の職場を見つけられた車輌はなく、現在ではキハ7が西大寺バスセンター前に(アーカイブ「西大寺鉄道のキハ7」参照→こちら)、ハボ13とワボ3が池田動物園に(アーカイブ「池田動物園の井笠と西大寺」参照→こちら)保存されているだけです。しかし、廃止当初は利活用しようという意図があったのか、西大寺駅跡に多数の車輌が残されており、清原さんはその状況を見聞されたわけです。それにしても車輌たちがほとんどそのまま放置されていたとは驚きです。では、清原さんの解説とともにご覧いただきましょう。

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▲これだけ蝟集していた西大寺の車輌たちだが、結局延命したのはこのキハ7だけ。現在は西大寺バスセンター裏に綺麗に整備されて保存展示されている。'75.5 P:清原正明
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▲キハ7のいすゞDA43形ディーゼル機関(左)と、その特徴的な偏心台車(右)。'75.5 P:清原正明
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1975(昭和50)年5月、廃止から13年あまりを経た西大寺駅跡を訪ねました。
線路跡は判然とせず、展示されていたキハ7を観察しました。キハ7は場所を少し移動させて、現在も展示されています。
バス車庫の方に行くと、写真でした見たことのない単端のガソリンカー、客車などが惨めな姿を見せていました。窓ガラスは割れ、一部車輌の屋根は抜け落ちています。車内も倉庫として使われていた痕跡はありましたが、その時点では放置状態でした。
朽ち果てつつある車輌を目の当たりにして、何とも言えない気分になったことを憶えています。
少し後に他の愛好家が撮影した写真を見ると、無残な形のキハ6だけが残り、私が訪問して約10年後に処分(解体)されたと聞きました。

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▲ずらりと並べられた西大寺鉄道の廃車群。現在のバスセンターより少し北側にバスの車庫があり、その端に置かれていた。。'75.5 P:清原正明
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▲梅鉢製単端キハ3~5のいずれかの末路。残念ながら車体標記は判読できない。'75.5 P:清原正明
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▲屋根が崩れ落ちつつある木造ボギー客車ハボ。標記は消えているが、菊池軌道からやってきたグループの1輌と思われる。'75.5 P:清原正明
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▲テレビやらタイヤやらが積み上げられ、さながら粗大ごみ置き場と化した客車周辺。車内も荒れ放題。'75.5 P:清原正明
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▲生え抜きのハボ1形と思われる廃車体。左側に梅鉢の単端が見える。'75.5 P:清原正明
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▲ハボ19もしくは20と思われる木造ボギー客車。いわゆる"ダルマ"状態ではなく台車も付いているのが見える。'75.5 P:清原正明
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▲こちらは日車製キハ6の運転台。画面右半分は客用スペースとなっている。'75.5 P:清原正明
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かなり荒廃しながらも、貴重な梅鉢製の単端が残っており、全長5mほどの小型車だけに、何とか残せなかったものかと残念でなりません。清原さん、貴重な記録をありがとうございました。

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▲リニューアルのうえ、外装をクリスタルホワイトをベースにブライトイエローとゴールドのカラーリングに変更した22000系第10編成。'15.11.28 五位堂検修車庫 P:RM(伊藤真悟)
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近畿日本鉄道は、主力特急である22000系 「ACE」全86輌を全面的にリニューアルするとともに、外観カラーリングを変更することを発表していましたが(→こちら)、このほどリニューアル車の1本目が完成し、11月28日に報道陣に向けて公開されました。

20151202142135-f0a99cb9439bb434704dabf4d83547278e1c71cb.jpgリニューアル車1本目は、22000系第10編成(大阪・京都方からモ22110+モ22210+モ22310+モ22410)の4輌編成で、外観はクリスタルホワイトをベースにブライトイエローと窓下にゴールドを加えたカラーリングに変更するとともに、モ22210とモ22410の京都・大阪方側面に、新しい「ACE」のロゴが配置されています。

▲大阪・京都方先頭車モ22110の前面。助士側に設置の行先表示器はフルカラーLED式となり、前照灯もLEDに変更されている。'15.11.28 五位堂検修車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲名古屋・奈良方のモ22410の運転台側には喫煙室が設けられ、その部分の側窓は大型化された。'15.11.28 五位堂検修車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲モ22210とモ22410の車体側面に配される22000系の新ロゴ(写真はモ22210)。車体側面の行先表示器もフルカラーLED式となっている。'15.11.28 五位堂検修車庫 P:RM(伊藤真悟)
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客室内は、シートにコンセントや物掛けフック、カップホルダー、かさホルダーなどを設置するとともに、座り心地を向上させた新シートに交換しています。モ22410の名古屋・奈良方に喫煙室を設置して分煙を実現しています(客室は禁煙)。また、モ22210にはオストメイト付き車椅子対応多目的トイレ、モ22410には女性専用トイレ、共用トイレ、男性用トイレをいずれも大阪・京都方に設置しています(洋式トイレは温水洗浄便座付)。さらにモ22110とモ22310の客室の名古屋・奈良方には荷物スペースを、モ22310の大阪・京都方車端部には自動販売機を設置しています(自動販売機は4輌編成のみ設置)。

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▲モ22210の客室内。腰掛の表布はツイードパターンをモノトーンカラーで仕上げ、床には重厚感あるブロック柄デザインの床敷物を採用している。'15.11.28 五位堂検修車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲腰掛は背面テーブル付きのものとなり、座面や枕部分の形状、クッションの最適化により快適性を向上させている(左)。腰掛の背面には、荷物入れ付近にコンセントが設置されている(右)。'15.11.28 五位堂検修車庫 P:RM(伊藤真悟)
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このほか、客室内の車内案内表示器を大型のフルカラーLED式とし、車体前面・側面の行先表示器もフルカラーLED式としているほか、すべての照明をLED化するとともに、各座席の荷棚部には特急券発売状況表示灯を設置しています。

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▲各車の客室内車端部に設けられたフルカラーLED式の大型車内案内表示器。なお、表示はデモ状態。'15.11.28 五位堂検修車庫 P:RM(伊藤真悟)
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▲モ22410の名古屋・奈良方に設置された喫煙室(左)。室内には簡易腰掛が備えられている。モ22210の大阪・京都方に設置されている車椅子対応多目的トイレ(右)。オストメイト付きで、ベビーチェアやベビーベッドが備わる。'15.11.28 五位堂検修車庫 P:RM(伊藤真悟)
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今回リニューアルとなった22000系第10編成は、12月5日に有料試乗会・撮影会に使用され、12月13日より営業運転に投入されることになっています。
なお、22000系のリニューアルですが、今年度は4輌編成3本に対して実施され、2019(平成31)年度までに全86輌が完了する予定です。
取材協力:近畿日本鉄道株式会社

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▲札沼線新十津川付近を行くキハ40 402。同車も改造前をたどればキハ40 770→キハ40 160と1980(昭和55)年製で、来年には車齢36年となる。'15.7.18 下徳富-新十津川
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昨日ご紹介した手宮~札幌間開通135年を祝う「北海道の鉄道の日」制定記念の会が行われていたまさにその日(11月27日)、JR北海道から来年3月に予定されているダイヤ改正にともなう「ご利用の少ない列車見直し」がプレス発表されました。

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▲新十津川駅で折り返しを待つ5426D。現行ダイヤで9時28分着5425Dとその折返しのこの5426D(9時41分発)が、来春以降唯一残る「1往復」。'15.7.18 新十津川
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20151201153734-c8d169686a193e22a4b606ff20b0d25d23c1b613.jpg先に9月30日付けでリリースされた「ご利用の少ない列車や駅の見直しについて」では、「当社の主力一般気動車であるキハ40系気動車につきましては、老朽・劣化が著しく車両の故障・使用不能等が頻発し増加傾向にあり、安全・安定輸送を確保するためには、これ以上の使用に耐えない車両は廃車せざるを得ません」とし、「これらを見越して、残った車両でダイヤ設定せざるを得ない状況」にあるため、来春のダイヤ改正時には、気動車で運転している普通列車の設定本数で15%程度(各線区平均)削減する計画としていました。

▲新十津川駅待合室の列車時刻表。現状の3往復から2往復が消されることとなる。'15.7.18
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今回その詳細が発表になりました。部分廃止を含む気動車使用の普通列車の廃止本数は実に8路線79本。現在3往復の札沼線浦臼~新十津川間は2往復が廃止され、ついに朝の1往復のみとなってしまいます。国鉄時代を含め、旅客列車が一日1往復という例はなく、まさに異例の事態となってしまいます。

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▲釧網本線も大幅減便となる。この北浜でも下り3本、上り2本が廃止される。'15.7.20 北浜-藻琴
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このほか根室本線釧路~根室間が現行21本中8本、石勝線千歳~夕張間が現行25往復中8本、釧網本線釧路~網走間が現行27往復中8本廃止(一部は部分廃止)と大幅な減便となる予定です。北海道新幹線新函館北斗開業の華やかさと裏腹に、道内在来線はなんともさびしい春を迎えることになります。

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▲来年3月のダイヤ改正に伴う廃止予定列車一覧。(JR北海道プレスリリースより)
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