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鷲ノ巣駅は今...。

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▲草いきれの中、ひっそりと佇む鷲ノ巣駅。人の気配はまったくない。'15.7.5 P:渡辺康正
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先日は10月で廃止と報道されたことでにわかに注目を浴びている室蘭本線の小幌駅をご紹介いたしましたが(アーカイブ「小幌駅は今...」参照→こちら)、9月1日付けのNHK(札幌)の報道によれば、「地元の豊浦町が観光資源として存続させることを強く希望したことから、今回の廃止は持ち越され」たそうで、新たに来年3月廃止方針の駅として4路線8駅が公表されました。

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▲何かの詰所かと思いきや、これが鷲ノ巣駅の待合室。扉を開けるのもちょっと勇気がいる。'15.7.5 P:渡辺康正
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函館本線鷲ノ巣、石勝線東追分、十三里、根室本線花咲、石北本線上白滝、旧白滝、下白滝、金華の計8駅で、先般の小幌駅に続いて札幌在住の渡辺康正さんが函館本線鷲ノ巣駅の現状をレポートして下さいました。

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▲「カシオペアクルーズ」が通過。夏雲の下にDD51重連のエンジン音が響き渡る。'15.7.5 P:渡辺康正
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鷲ノ巣駅を訪れたのは全くの偶然、思い付きでした。7月初め、昼前に八雲駅で途中下車したものの、次の普通列車まで3時間ちょっと。八雲でゆっくり食事とも思ったのですが、隣の鷲ノ巣駅までは3.1km。どうせ暇なら、とスマホの地図を頼りに道道1029号を歩いてみました。

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▲上りホームから八雲方を望む(左)。下りホームへの構内踏切(右)。'15.7.5 P:渡辺康正
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鷲ノ巣駅の界隈は畑、点在する農家、八雲酪農記念公園の看板、ホテルが1軒あるだけで閑散としています。駅近くのバス停の名前は「鷲の巣信号所前」。まさか駅としての営業をやめたわけではないだろうと思いながら、道道から草深い小道をたどった奥に「鷲ノ巣駅」の看板が見えてきました。

20150903180051-d1ce07eb73b3d1d43fd6b1821a3b2559fb96c09c.jpgけれども、看板が掛かっている建物の道路側に窓はなく、入口にもカーテンが掛かっていて待合室というよりは信号場の詰所のようです。一寸躊躇しましたが、思い切って中に入ってみると、やはり待合室で、椅子には毛布、座布団、枕? ティッシュ、トイレットペーパー、ノート、雑誌、目覚まし時計、うちわなどなどがきれいに置かれ、造花やほおずき、カレンダーなどもあちこちに飾られています。入り口近くには帽子、傘や手提げ袋がかけられていたり、水が入っているペットボトルが置かれていたり...。外見とはうらはらにとても大切にされているようではありましたが、きれいを通り越して、生活感?いっぱいで、荒れた無人駅とは逆の意味で、一見ではちょっと入りにくい不思議な雰囲気でした。
▲何とも生活感が溢れる待合室内。まるでどこかのアパートの一室のよう。'15.7.5 P:渡辺康正
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▲待合室入口側。運賃表や時刻表はともかく、ペットボトルの水やビニール傘、さらには帽子まであるのは謎...。'15.7.5 P:渡辺康正
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待合室の他は簡易なホームが上下に互い違いに1面ずつ。ほとんど利用者がなさそうな場所にありますが、函館本線は鷲ノ巣駅から長万部方向が単線になるので、駅としてもよりも信号場として重要な機能を担っているといったところでしょうか。

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▲函館行き2844Dが到着。待合室内から見るとこんな感じ。'15.7.5 P:渡辺康正
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草いきれの中、特急列車や貨物列車、そして、やって来るまですっかり失念していたのですが、カシオペアクルーズも通過して行きました。長万部行893Dに乗るまでの二時間ちょっとの間、私以外の駅への訪問者は一人だけ。列車の音だけが響く静かな夏の午後のひとときでした。

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▲道道1029号線から鷲ノ巣駅へのアプローチ。この先に「駅」があるとはとても思えない。'15.7.5 P:渡辺康正
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