鉄道ホビダス

神戸市電の保存車たち。(下)

20150312123930-bbc800f238efb84b5a273e24eecf80a8f29fd120.jpg
▲御崎公園の1103号。保存される際に冷房装置、広告枠、正面の庇は撤去された。ストライカーは復元されているが、その奥の救助柵は設置されていない。テールライトは1個増設されたため正面の車番はやや左側に移設されている。'15.2.15 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312123956-2062cef8b6e2f57ccdc4ad39ec78e8a91dc6577f.jpg現在国内に残されている神戸市電の保存車は、昨日ご紹介した小寄公園の1155号のほかには神戸市兵庫区にある御崎公園の1103号、明石市の王子公園に保存されている945号、神戸市交通局名谷車両基地に保存されている705号と808号、広島電鉄の582号と1156号、あわせて7輌のみです。ここでは御崎公園の1103号と王子公園の945号の現状をご覧いただきましょう。
▲ノエビアスタジアム神戸に隣接する御崎公園に保存されている1103号。この地は昔の市電和田車庫の跡地でもあり、現在は地下部分に市営地下鉄御崎車両基地の車庫がある。'15.2.15 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124029-13c61bd323c36d181258c7c89e88caecf90446ea.jpg
▲1103号は神戸市交通局長田工場で製作された。台車以外は局工場で製作されたというから、当時の長田工場の技術力がいかに優れていたのかを示す生き証人として保存された価値は高い。'15.2.15 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124055-09cc8a7e70bc00c630e3ac3d15702752a344eeba.jpg
▲1103号の車内。広島電鉄時代に冷房取付改造をおこなっているので神戸市電時代の面影は少ない。'10.10.13 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124123-ec4d53ad6f264ee461d67edcafae2ec306f0ef59.jpg
▲広島電鉄時代の1103号。屋根上には冷房装置が取り付けられ正面は大型の方向幕に改造されているので新造当時と比較してもかなり変化している。しかし車体は大きく改造がされていないため、神戸市電独特のスタイルは廃車まで維持されていた。神戸市電式の救助柵はしばらくして普通の排障器に交換された。'91.6 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312125626-34436e8c857bdd2cfce1d09498b44834c9a04941.jpg▲945号の現状。出入口も住宅用のアルミ製扉に交換されている。出入り口横の広告枠は神戸市電時代のもの。900型は新造当時は片側3枚扉車であったが、のちに中央部の扉は撤去され客室に改造された。'15.2.1 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124342-387bb664ff1609b2974d6059bf390ba61fdb5701.jpg
▲明石市王子町に保存されている945号。ここにきて45年、公園の一角で自治会館の集会所として地元の人々が大切に使用している。市電廃止時に多くの900型は須磨沖に漁礁として沈められたが、945号は運よく自治会館として第二の人生を得ることができた。'15.2.15 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124213-87de70bd8042ecb7a7880587ef38effbf1aad318.jpg20150312124240-b8f35e9575d96c2f3cfef998d6fb8cc8e6ea3eff.jpg
▲正面の窓ガラスは板でふさがれており、側面の窓も住宅用サッシュに交換されている(左)。ヘッドライトの左側の逆T型の金具はテールライトの取付金具。神戸市電独特の矢型指示器はバス用を転用したもの。側面には神戸市交通局の局章も残る。電車会館を後世に残すために右のような告知が窓に取り付けられている。'15.2.1 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124309-0f4cf544ca80157ff73d4b90c852c84b3462cbb1.jpg
▲車内は和室に改造されているものの神戸市電の伝統でもある大きな窓ガラスは採光がよさそうだ。'15.2.1 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124417-55bb51568be1cc5d5bdcc46d45a4182952519743.jpg
▲広島電鉄開業80周年を記念して広島市こども科学館に展示された元神戸市電573号のカットボデー。その後は運転士研修用に千田車庫で保存されている。展示スペースの関係から屋根はすべて撤去されている。'93.1.9 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124442-8cc4745d0df773a52563d1cad6c3cfd84a89726d.jpg
▲705号は市電が廃止されることが決まると、東洋一とうたわれた神戸市電を後世に伝えるため、戦前に近い姿に復元され、神戸大丸で開催された「さよなら神戸市電」展に出展された。その後長田工場跡に造られた神戸市電資料室に保存、さらに地下鉄名谷駅で展示のあと、現在では名谷車両基地で保存されている。'97年 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124506-9c540e786b352f12255345feddded7ed19928f56.jpg20150312124534-1eef000663e10db048cbcc1f6b09483df45b22fe.jpg
▲市電廃止に伴う「さよなら神戸市電展」に展示するため運転台部分のみ模造された91号のカットボデー。レプリカとはいえGEの直接制御器も取り付けられている。'11.10.23 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

20150312124600-928f950aadbfbdb03f72792a2b3c87c3e9ab3efe.jpg
▲名谷車両基地に保存されている705号と808号。808号の現在の姿は市電廃止当時のもので、系統番号差し、右左折の表示灯、乗降者優先の表示等が付いた末期の姿である。'15.2.15 P:宮武浩二
クリックするとポップアップします。

神戸市電の保存車はこのほかに広島電鉄でカットボデーとして残る573号、神戸市内で個人が保存しているカットボデー、そしてアメリカに渡った578号が残っているのみだそうです。なお、神戸市ではwebマガジンで神戸市電を特集したことがあり、市電乗務員のインタビューなども掲載されているこのアーカイブは現在でも閲覧可能です。
(→http://www.city.kobe.lg.jp/information/public/online/photo/number16/special_features/

20150220160453-505c0fc8b8d82b765390d89432708cf7709fccd9.jpg

20141225112449-ff0129ac2e932fd0035bb8daa01383c1a407b4d7.jpg

20141210191124-886e55eecf201a4ff3333f233475abadad0f5899.jpg

kikansyahyoubn01.jpg

レイル・マガジン

2015年3月   

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
「編集長敬白」が携帯電話でもご覧になれます。下記アドレスもしくはQRコードを読み取ってアクセスしてください。
http://rail.hobidas.com/blog/
natori/m/

ホビダス・マーケット新着MORE

  • 俺がイル
ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2016 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.