鉄道ホビダス

2015年2月アーカイブ

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▲品川方から東京駅10番線にE233系3000番代E-62編成を先頭にした試運転列車が入線。'15.2.24 東京 P:RM(伊藤真悟)
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【お詫び】
※昨日(25日)より小ブログのアップロードに不具合が発生しております。場合によっては何も表示されないなどの現象が起こっており、現在システム担当が調査中です。更新ができない状況で、ご迷惑をお掛けしますが今しばらくお待ちください。

3月14日(土)に開業する"上野東京ライン"の報道公開が2月24日(火)に実施され、RM本誌からは伊藤副編集長が参加、東京~上野間(3.8km)を走行中の車内から沿線風景を撮影することができました。

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▲東北縦貫線(上野東京ライン)計画の概要(再掲)。 (JR東日本プレスリリースより)
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20150225145102-311c987787fbf5a6ec9c35f322e821c6a6c491c6.jpg試乗した列車は、国府津車両センター所属のE233系3000番代E-01編成(基本)+E-62編成(付属)の15輌編成で、報道陣は品川方のクハE232-3001(1号車)または上野方のクハE233-3512(15号車)に乗車して東京~上野~尾久間を1往復しました。なお試運転列車への乗車は3回に分けられ、私たち雑誌社は第3回目の乗車となりました。
▲東京駅の発車時刻案内表示器。左側には"上野東京ライン"用と思われる準備がなされている。東海道本線の「始発」表示が並ぶのもあとわずかの期間。'15.2.24 東京 P:RM(伊藤真悟)
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▲第3回目に乗車した試運転列車の時刻表(所定時刻/乗車区間は東京~尾久間)。
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東海道本線内での輸送障害により、第3回目の乗車となる試運転列車(試9795M)は、若干遅れて品川方から東京駅10番線に到着。報道陣を乗せて所定より約5分遅れの13:23に東京を発車しました。

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▲上野へ向けて神田付近の「重層部」を行く。防音壁の上部はクリアとなっており、眺めも良い。'15.2.24 東京―上野(神田付近) P:RM(伊藤真悟)
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東京を発車後、首都高速環状線をくぐると「東京方アプローチ部」(約0.35km)を上り、東北新幹線の高架の直上となる「重層部」(約0.6km)を走ります。この重層部は高さ約20mもあり、"上野東京ライン"の見どころの一つと言えましょう。

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▲「秋葉原方アプローチ部」を下り、秋葉原駅を通過する。'15.2.24 東京―上野(秋葉原) P:RM(伊藤真悟)
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その後、「秋葉原方アプローチ部」(約0.35km)を下り、左手に秋葉原、御徒町の各駅を見ながら線路改良区間を走り、上野へと到着します。この間わずか約5分。特に秋葉原を通過するシーンに新鮮さを感じたとは、伊藤副編集長の談です。

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▲上野駅5番線に到着。5番線の出発信号機は常磐線方面への出発信号機も準備されている。'15.2.24 上野 P:RM(伊藤真悟)
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さて、試運転列車は上野でのドア扱いはなく、そのまま尾久へと向かいます。また尾久で折り返しとなることから、井堀信号場から尾久の入出区線へ入るという、普段は乗ることのできない区間を乗車しました。

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▲井堀信号場で尾久の入出区線に転線する。'15.2.24 上野―尾久 P:RM(伊藤真悟)
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折り返しの尾久は所定時刻で出発(試9796M)。往路と同様、途中上野に停車(ドア扱いなし)し、再び"上野東京ライン"の区間を走って東京には14:23に到着しました。

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▲東京への復路、御徒町で試運転中のE233系3000番代E-10編成+E-56編成とすれ違う。'15.2.24 上野―東京(御徒町) P:RM(伊藤真悟)
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東京到着後は、10番線品川方で鈴木 均JR東日本 本社運輸車両部次長によるインタビューが行われ、"上野東京ライン"開業により上野―御徒町間の混雑率が約200%から180%に解消される見込みであることなどが語られました。

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▲東京到着直前にはE6系Z17編成とすれ違う。"上野東京ライン"は新幹線との併走・離合も楽しめそうだ。'15.2.24 上野―東京(御徒町) P:RM(伊藤真悟)
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なお、この日は国府津車両センター所属のE233系3000番代E-10編成(基本)+E-56編成(付属)15連、大宮総合車両センター所属の185系OM07編成による試運転も行われており、開業に向けて着実に準備が進められていることが確認できました。

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▲大宮総合車両センター185系OM07編成による試運転列車。この日は185系目当てで撮影している人も多かった。'15.2.24 御徒町 P:RM(伊藤真悟)
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▲E233系3000番代E-56編成を先頭にした試運転列車。185系とも東京~上野間を繰り返し走行していた。'15.2.24 御徒町 P:RM(伊藤真悟)
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取材協力:東日本旅客鉄道株式会社

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▲試運転に臨む7200系2連。'15.2.17 田野口 P:大井川鐵道
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大井川鐵道が廃止となった十和田観光電鉄から昨年6月に購入し整備を進めていた7200系電車2輌(モハ7204、モハ7305)が、昨日から運転を開始しました。

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▲方向幕も大井川仕様となって運用開始を待つ7200系。P:大井川鐵道
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営業初日とあって新金谷11時10分発と金谷11時24分発の1往復だけの運用で、しかも両運転台車ながら2輌での運転となりました。単行運転も可能ですが、しばらくは2輌編成での使用となるとのことです。

20150224165433-345f868a75c81539a8390f06dff291b5ca33982d.jpg両車は1968(昭和43)年の製造。東急電鉄7200系(二代目デハ7211、デハ7259)として最後まで目蒲線で活躍を続けましたが、2002(平成12)年に両運化改造のうえ、十和田観光電鉄に移籍しています。7700系6輌も同時に譲渡されましたが、せっかく両運化改造したにも関わらず7200系の方はあまり出番のないまま廃線となってしまいました(アーカイブ「大井川鐵道に東急7200系」参照→こちら)。
▲トレーラーに載せられて十和田から新金谷構外側線に到着した7200系。ちなみにこちらの正面は新設された運転台側。P:大井川鐵道(再掲)
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2012(平成24)年4月1日に鉄道線が廃止されてからも七百の車輌基地に残されていましたが、縁あって大井川鐵道に嫁ぐこととなり、昨年来整備が続いていたものです。今後は単行運転の姿も見られるはずで、大井川鐵道の新たな景観となるとともに、十和田観光電鉄の忘れ形見としても注目を浴びるに違いありません。

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▲7200系運転開始にともなうワンマン運転の乗降方法を案内するリーフレット。提供:大井川鐵道
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なお、今週土曜日(2月28日)には千頭駅構内でこの十和田観光電鉄車(もと東急電鉄車)の撮影会・見学会が開催されます。
■撮影会・見学会について
実施:平成27年2月28日(土)
場所:大井川鐵道 千頭駅構内
金谷発 9時01分 (新金谷発9時06分)を7200系電車2用輌編成で運転。
●千頭駅構内には立ち入り制限区域を設け、その中で撮影会・見学会を行います。
立ち入り制限区域の中には3種類のフリーキップ(大井川自由キップ、寸又峡フリーキップ、閑蔵・接岨周遊券)をお持ちの方のみ入場できます。
千頭駅 10時14分着
(以下、予定)
11時00分   千頭駅での撮影会・見学会を開始
11時00分〜11時30分  7200系2輌編成の撮影会
11時40分〜12時10分  7200系を分割し、2輌横並びの状態で撮影会
12時20分〜13時00分  フリータイム。7200系電車を1輌、千頭駅5番線ホームに留置し、車内で休憩が可能。
13時00分〜13時45分  見学会。床下機器見学、台車見学、千頭駅構内点検ピット線に7200系電車を1輌留置し、床下機器などの見学。もう1輌は5番線ホームに留置し車内の台車点検ぶたを開けた状態で見学が可能。(点検ピットから床下機器の見学、車内の台車点検ぶたが開いた状態はめったに見ることはできない貴重な機会です。)
13時45分    終了。お帰りは自由。 
14時35分    金谷行普通電車は7200系電車2輌編成を使用。
協力:大井川鐵道

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▲1972(昭和47)年の開館以来、日本の蒸気機関車保存の総本山として親しまれてきた梅小路蒸気機関車館も、来春には京都鉄道博物館へと生まれ変わる。'14.11.20
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わが国の蒸気機関車動態保存の殿堂として40年以上にわたって愛されてきた「梅小路蒸気機関車館」が、今年の8月30日(日)をもって閉館することとなりました。と言っても、もちろん閉鎖されるわけではなく、来春オープン予定の京都鉄道博物館と一体運営される施設として甦る予定です。

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▲梅小路蒸気機関車館の本館として機能してきた旧二条駅本屋。1997(平成9)年のリニューアルに際して移築されたもの。'14.11.20
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梅小路蒸気機関車館は1972(昭和47)年に鉄道100年を記念して当時の国鉄が開設したもので、そのルーツはいわゆる"ヨン・サン・トオ"以前の1968(昭和43)年3月の国鉄常務会にまで遡ります(『梅小路90年史』所収「動態保存に至る経緯」)。高崎、宇都宮、小山、水戸、佐倉、横浜、国府津、そして梅小路の8機関区が蒸気機関車の動態保存場所として俎上に乗り、最終的に小山(扇形庫13線)と梅小路(扇形庫20線)が「決戦」の結果、大型機の検修実績や周辺環境などを勘案して梅小路機関区が保存地として決まったものです。

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▲本館内の展示場。7月からは閉館特別展「思い出の機関車館から京都鉄道博物館へ(仮称)」が開催される。'14.11.20
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興味深いのはこの1972(昭和47)年10月のオープン時になぜ「梅小路」の名を残したかです。もちろん、現業機関としての梅小路機関区(現・梅小路運転区)は存続していましたが、一般的にはほとんど知られていない「梅小路」の名をそのまま蒸気機関車館に冠した理由が定かではありません。梅小路という小路は今でも実際に存在しますが、地元の方でもない限り存在さえ知らないようなまさに小路です。国鉄が創業100周年記念事業として全国にアピールする蒸気機関車館であれば、当然「京都蒸気機関車館」と命名しそうなものですが、なにゆえ頑なに梅小路の名を護ったのか...これまでにも縁の皆さんにいろいろとお訊きしましたが、その真相は知れません。

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▲扇形庫内の展示場も装いも新たに生まれ変わる。'14.11.20
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さて、その梅小路蒸気機関車館では8月30日の最終日までさまざまなイベントが企画されています。
■閉館日
 2015(平成27)年8月30日(日)
■閉館に伴う主な催物
①閉館特別展「思い出の機関車館から京都鉄道博物館へ(仮称)」
○期間
 2015(平成27)年7月18日(土)から8月30日(日)
○内容
 梅小路蒸気機関車館43年の歴史の中から、さまざまな催しなどの歩みを、写真やスライドショーで紹介するとともに、京都鉄道博物館のコンセプトや展示内容を紹介。
②特別展示「最後の雄姿『蒸気機関車の頭出し(仮称)』」
○開催日
 2015(平成27)年8月中旬
○内容
 扇形車庫内に留置している蒸気機関車を、約3メートル前進させて展示する。迫力ある蒸気機関車の姿を見学することができる。
③閉館セレモニーの開催
○開催日
 2015(平成27)年8月30日(日)
 ※セレモニーの詳細は決まり次第発表
このほかにも閉館にともなうさまざまなイベントが順次開催される予定で、逐次ホームページ等で発表となります。

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▲小牧線を行くモ1031+モ1020形。今は地下化された味鋺-上飯田間の約半世紀前の光景。'64.5 味鋺-上飯田 P:清水 武 (RMライブラリー『名鉄木造車鋼体化の系譜』より)
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今月のRMライブラリーは清水 武さんによる『名鉄木造車鋼体化の系譜』をお届けします。名鉄には、1990年代中ごろまで、いわゆる「HL車」と呼ばれる車輌の一群が存在していました。3700系をはじめ、3730系、3770系、そして3780系です。本書ではこれらのルーツを辿ります。

20150220160542-d1a5c8cbdd6cfbcc9389207fec147e0e06ba9c68.jpg名鉄に初の高性能車5000系(初代)がデビューしたのは1955(昭和30)年のことです。以後、1961(昭和36)年の7000系パノラマカーに至るまで、続々と高性能なクロスシート車が投入されていきました。しかし、その一方、名鉄には昭和30年代に入ってもなお、木造車が少なからず在籍していました。これらは名鉄に合流した名岐、愛電、碧南、竹鼻、三河などの各会社から引き継いだものに加え、戦時中の車輌不足から自社で製造したものまで多種多様でした。

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▲昭和32年4月当時の600V鉄道線区の車輌配置表。黒野、竹鼻、那加、小牧、西尾、喜多山の各検車区合計で69輌の木造車が在籍していた。 (RMライブラリー『名鉄木造車鋼体化の系譜』より)
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名鉄ではこれらの近代化を図るべく、新造の全金属車体に、木造車の台車や機器類を組み合わせることが計画されました。こうして木造車の一群は、近代的な全金属車体を持つ3700系へと生まれ変わりました。さらに老朽化した半鋼製HL車も同じ図式で近代化が図られ、以後、3730系、3770系、そして3780系まで、機器の再利用による車輌の新造が進んだのです。

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▲1500V線区で最後まで木造車が残ったのは三河線であった。当時の知立駅でスイッチバックして本線への直通運用もあり、新名古屋駅でも木造車の姿が見られた。 (RMライブラリー『名鉄木造車鋼体化の系譜』より)
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▲木造車に続いて機器供出の対象となった半鋼製HL車。中には910形のように、台車や機器を振り替え、支線区に転出、さらに系列の私鉄に転じるものもあった。 (RMライブラリー『名鉄木造車鋼体化の系譜』より)
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本書は名鉄車両部が1964(昭和39)年に作成した、当時の名鉄の車輌白書とも言える文書「車両の現状と車両の淘汰について」をもとに、これら近代化のなかで消えて行った木造車と半鋼製車、そして3700系とその一族誕生の経緯について解説するものです。本シリーズでも『名鉄岐阜線』(上下巻)をはじめ、『北恵那鉄道』や『東濃鉄道』などの作品がある著者の清水 武さんは、名鉄では鉄道部長をお務めで、HL車の運用面でもご苦労されたとのこと。本書でも当時の貴重なエピソードなども交えつつ、解説されています。約半世紀前の名鉄を顧みる一冊、ぜひご覧ください。

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▲2017年春の運行開始に向けていよいよ列車名も決定したJR西日本の新たな寝台列車。「瑞風」スペシャルサイトより。
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昨年5月にその概要が発表(アーカイブ「JR西日本が新たな寝台列車の概要を発表」参照→こちら)されて大きな話題となったJR西日本の新たな寝台列車の名称が決定いたしました。その名も「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」。惜しまれつつこの春のダイヤ改正で運行を終了する「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継ぐべく命名されたそうで、「TWILIGHT EXPRESS」はサブタイトル、メインの列車名は「瑞風」(みずかぜ)です。

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▲新たな寝台列車のエクステリアデザイン。編成両端は展望スペース付き先頭車となる。(再掲)
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列車名の「瑞風」は、みずみずしい風のことであり、また、吉兆を表すめでたい風という意味をあわせ持つそうです。かつて日本は、稲穂が豊かに実る国ということから瑞穂の国と呼ばれており、その美しい瑞穂の国に、新しいトワイライトエクスプレスという風が幸せを運んでくる、そのような情景をイメージしてのネーミングだそうです。
ロゴデザインは、瑞風のMを沿線の山並みに見立て、吹き抜ける風をトワイライトエクスプレスの象徴である天使で表現しています。

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■編成:10輌編成
客室車6輌・食堂車1輌・ラウンジカー1輌・展望スペース付き先頭車2輌(編成両端)
(食堂車、ラウンジカー、展望スペース付き先頭車はパブリックスペース)
■客室
・2クラスの客室(1輌あたり1室と3室)
・定員は30名程度(予定)
■展望スペース(編成両端部)
・列車の前後左右の車窓が楽しめる展望スペース
・風やその土地の香りを感じるオープンエアのデッキ付(列車後方)
■動力方式
ハイブリッド方式
(ディーゼル発電機にて発電した電力とバッテリーアシストによるモータ駆動)
▲「瑞風」のロゴマーク。JR西日本プレスリリースより
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▲「1輌1室」の最上級の客室にはプライベートバルコニーやバスタブ付きの本格的なバスルームも備わる。「瑞風」スペシャルサイトより
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今回は列車名とともに、この豪華列車の「食」を監修する料理人の皆さんも発表となりました。新たな寝台列車「瑞風」では、門上武司氏のプロデュースのもと、トワイライトエクスプレスの車内調理の伝統を引き継ぎつつ、朝昼夜の食事ごとに食の匠がメニューを監修されます。ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」の普及に国内外で尽力されている「菊乃井」の村田吉弘氏と、妥協のない姿勢で料理を通して壮大な世界観を表現される「HAJIME」の米田肇氏が一部の食事を担当されます。また、この他にも、山陰・山陽エリアでご活躍されている食の匠にも協力されるそうです。
なお、今回も素晴らしいプロモーションビデオが公開されております。(→こちら

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▲洗浄線での車体清掃、リネン交換を終えて出発線に佇む。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲取材当日の寝台特急「北斗星」編成表。
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今回の報道公開では食堂車も公開され、「フランス料理フルコース」と「北斗星懐石御膳」の料理サンプルも見ることができました。実はこのコース料理、このような機会がない限りなかなか撮影できません。それというのも、通常は前菜からデザートまでが一度にテーブルに並ぶことはありえないからです。RMライブラリー『日本の食堂車』掲載のコース料理写真も、プレス公開時に撮影されたものなのです。

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▲7号車(JR東日本所属)の食堂車"グランシャリオ"。臨時「北斗星」にも連結される。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲「フランス料理コース」8,500円(税込)。オードブルは「海の幸とグリーンアスパラムースのサラダ仕立て」、魚料理は「真鯛のポワレ2種のソース」、肉料理は「牛フィレ肉のソテーポルトソース」、デザートは「スペシャルガトーの盛り合わせ」。それにパンとコーヒーが付く。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲こちらは「北斗星懐石御膳」6,000円(税込)。お造りは「サーモン、ホタテ、キス昆布〆、あしらい」、八寸は「サーモン味噌漬焼、海老鬼柄焼、烏賊白焼、合鴨スモーク、姫リンゴワイン漬、手毬サーモン、若桃密煮」、温物は「黒毛和牛ビーフシチュー、じゃが芋、大黒しめじ、人参、アスパラガス」、焼き物は「蟹味噌甲羅焼、湯葉有馬煮」、炊合せは「末広南瓜、里芋、蓮根、蒟蒻、蕗、人参」。それに季節御飯とお吸い物、甘味が付く。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲6号車(JR北海道所属)の"半室ロビー"。残念ながら"半室ロビー"は定期「北斗星」でその役目を終える予定。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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続いて、公開された編成の乗務員室もご覧いただきましょう。こちらも通常は撮影することのできない貴重なものです。

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▲オハネフ25 12(11号車)の乗務員室(左)。オハネ25 566(4号車)の乗務員室(右)。上野方に設置され、簡易ベッドも備わる。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲オハネフ24 501(2号車)の乗務員室(左)。こちらも簡易ベッドが備わる。オハネフ25 2(1号車)の乗務員室(右)。オハネフ25 12とほぼ同様の構造。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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報道公開終盤、当日の下り「北斗星」の牽引機となるEF510-514が田端運転所から転線し、機関車と客車の連結シーンなどを撮影することができました。また関係者インタビューにおいて、2015(平成27)年4月2日以降の臨時「北斗星」ではJR北海道持ちの"半室ロビー"がJR東日本持ちの"ロビーカー"に変更となることや、編成すべてがJR東日本所属車輌で組成されることが明らかになりました。具体的な編成については回答を得ることができませんでしたが、来る3月14日のダイヤ改正をもってJR北海道所属の「北斗星」用車輌は営業運転を終了することとなります。
取材協力:東日本旅客鉄道株式会社

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▲夕陽を車体側面に受けて、青森までの長旅を前にする。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲夕陽を浴びて出発線で待機する推回1列車。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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いよいよ定期運行終了まで1ヶ月を切った寝台特急「北斗星」、その定期最終運行のチケットも発売と同時に完売するなど俄然注目を集めていますが、そのような中、2月16日に「北斗星」の客車が尾久車両センターで報道公開されました。

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▲11号車のB寝台車でのリネン交換シーン。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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報道公開では、はじめに尾久車両センターの洗浄線において、カニ24を除く車輌すべての内部が公開され、個室をはじめとする寝台室内、リネン作業の交換シーン、食堂車内などを撮影することができました。

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▲こちらは9号車"ロイヤル"のリネン交換シーン。シーツにしわが出ないように丁寧に作業されていた。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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「北斗星」の編成は洗浄線での作業終了後に出発線に移動することから、報道関係者は車内撮影後に洗浄線を離れて待機所に移動、小休憩の後に今度は出発線で客車の外観撮影を行ないました。

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▲10号車(JR東日本所属車)のB寝台2人用個室"デュエット"の2階部。曲面ガラスが特徴。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲10号車(JR東日本所属車)のB寝台2人用個室"デュエット"の1階部。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲9・10号車(JR東日本所属車)のA寝台1人用個室"ロイヤル"。「北斗星」を代表する客室だ。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲9号車(JR東日本所属車)のB寝台1人用個室"ソロ"の2階部。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲左は9号車(JR東日本所属車)のB寝台1人用個室"ソロ"の1階部。右は8号車(JR東日本所属車)のA寝台2人用個室"ツインデラックス"。2段式寝台にライティングデスクなどを完備する。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲5・6号車(JR北海道所属)のB寝台1人用個室"ソロ"の2階部。JR北海道車のモケットはラベンダー系の色調。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲5・6号車(JR北海道所属)のB寝台1人用個室"ソロ"の1階部。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲3・4号車(JR北海道所属)のB寝台2人用個室"デュエット"の2階部。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲3・4号車(JR北海道所属)のB寝台2人用個室"デュエット"の1階部。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲上は11号車(JR東日本所属車)のB寝台。いわゆる"開放式"で2段式寝台。下は2号車(JR北海道所属)の2段式B寝台。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲1号車(JR北海道所属)のB寝台コンパート。仕切扉を閉めることで、簡易4人用個室にすることができる。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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▲隣接の田端運転所より牽引機のEF510-514が到着。客車との連結を開始する。'15.2.16 尾久車両センター P:RM(伊藤真悟)
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取材協力:東日本旅客鉄道株式会社


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▲深夜の三弦橋。シューパロダムからふたたびその姿を現した三弦橋が凍結した湖面に浮かぶ。'15.1.29 P:佐藤元彦 提供:三菱大夕張鉄道保存会
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小ブログでもご案内し、先月18日に行われた「夕張SL館」の雪下ろし作業ですが、札幌からのバスツアーに夕張市職員や現地参加者が加わり、30数名で作業を進め、無事に終了することができたそうです。企画された三菱大夕張鉄道保存会の奥山道紀会長より報告とともに「三弦橋」の話題をいただきましたのでご紹介いたしましょう。

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▲多くの皆さんの協力で今年も無事に雪下ろしを完了した「夕張SL館」。'15.1.18 P:三菱大夕張鉄道保存会
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去る1月28日で「シューパロダム」の試験湛水が終了しました。これによって現在、旧下夕張森林鉄道夕張岳線の「三弦橋」や旧大夕張ダム等が再び姿を現しています。冬期間でダム湖への流入量は少ないでしょうが、これから徐々に水位を上げ、3月上旬には旧大夕張ダム、下旬には「三弦橋」が再度水没します。

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▲今月の三弦橋の状況。3月に入るとこの姿も見られなくなってしまうはず。'15.2.2 P:水上みなみ 提供:三菱大夕張鉄道保存会
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糠平ダムの運用により毎年姿を現す旧士幌線の有名な「タウシュベツ橋」と異なり、今後「三弦橋」は数年に一度姿を現すだけとなります。ダム管理所によると「上弦材等の上部だけでも数年に1度、全体は一定の渇水が起きないと見られないだろう」といい、それも「天候次第」です。

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▲湖岸から三弦橋を遠望する。'15.2.2 P:水上みなみ 提供:三菱大夕張鉄道保存会
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この珍しい光景を一目見ようと、厳冬にもかかわらず休日には多くの人が訪れ、天候や陽の移りにより姿を変える「三弦橋」にカメラを向けています。また、昨春同様日本旅行グループの北海道オプショナルツアーズによる「三弦橋再見!!」ツアー(→こちら)も企画されています。見学希望の方は今回のチャンスを逃さないようにして下さい。

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▲三弦橋の全容。ふたたびこの全容が見られるのは何年先になるのだろう...。'15.2.8 P:安友喜久美 提供:三菱大夕張鉄道保存会
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なお、今後は1週間毎の更新と頻度は少なくなりますが、下記の北海道開発局のサイトでダムの水位の状況が確認出来ます。
http://www.sp.hkd.mlit.go.jp/kasen/08isiken/02genba/33yubari/index_siken_tansui.html →こちら

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▲滞在2日目に捉えることのできたトラム上下線とのスリーショット。本稿末尾のサムネール画像から動画をご覧あれ。'14.9.15
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ドイツ・ドレスデンの隣町、ラーデボイル(Radebeul)は750㎜軌間の蒸気鉄道レスニッツグルント鉄道(Loessnizgrundbahn)の起点として知られています。同鉄道は通年運転、しかも全列車蒸機牽引で、もちろん観光鉄道的要素を持ちながらも、いまだに生活鉄道として機能しているのが特筆されます。

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▲ドレスデン交通事業(DVR)の路線図(一部)。赤丸部がトラム4系統とレスニッツグルント鉄道の平面クロス部。
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▲こちらはレスニッツグルント鉄道の路線案内。ラーデボイル・オスト駅を出た列車は住宅街を抜けて平面クロスを渡り、ほどなく深い森の中へと入ってゆく。
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そのレスニッツグルント鉄道の見どころのひとつがドレスデンからのトラム4系統との平面交差です。街中で蒸気列車とトラムが平面交差するのですから、これは面白くなかろうはずがありません。昨秋の渡独時には、日常生活(?)の中でこの光景を見たいと思い、平面交差部に歩いてゆけるホテルに連泊することにしました。

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▲平面クロスを渡るDVRのトラムとレスニッツグルント鉄道の蒸気列車。トラムのダイヤは意外なほど正確で、所定だとなかなか両者は出会わない。道路を渡った画面前方にヴァイセス・ロス駅(無人)がある。'14.9.17
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グーグルマップで下調べして予約したホテルは件の平面交差まで歩いて15分ほど。夜討ち朝駆けではないですが、ミラーレスカメラ1台をぶら下げて散歩がてらに通うにはちょうど良い距離感です。

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▲交差部に掲げられた鉄道線優先(Vorrang)の道路標識。'14.9.14
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▲平面クロスを渡ってヴァイセス・ロス駅に到着する下り列車。この日は秋のイベントでメイヤーの牽く古典客車が運転されていた。'14.9.21
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つまりどちらかが遅れないと平面交差部で顔を合わせることはないわけです。結局5日間滞在したなかでツーショットは何度か見ることができたものの、トラム上下列車との3者の出会いを1画面に収められたのはたったの1度だけでした。

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▲ラーデボイル・オスト駅を発車して市街地を進む列車。これから閑静な住宅街の路側軌道を走り、そののち平面クロスを渡る。'14.9.16
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写真的成果はたいしたことなく終わりましたが、なによりも"日常生活"の中にこの平面クロスがある数日間は稀有な体験でした。

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▲上のサムネール画像をクリックすると「今日の一枚 The Movie」に遷移して動画がご覧になれます。

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氷見線 あのころ。

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▲DE10 43〔富一〕の牽く氷見行き421レ。この当時、客車列車は3往復設定されていたが、通勤輸送のため早朝と夜間にシフトしており、撮影時間帯の下りはこの1本だけだった。'80.9.7 越中国分-雨晴
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一昨日は北陸新幹線金沢開業を見据えてJR西日本金沢支社が城端線・氷見線で運行を計画している「コンセプト列車」についてお伝えしました。"窓枠を額縁に変えて"走るギャラリーをコンセプトとした列車だそうで、完成予想の車内レンダリングに描かれた車窓風景は明らかに氷見線の雨晴海岸です。

20150212162546-afdbfe86ab53733f032025cf7e2ccb1a4beca55f.jpg振り返ってみると、この「コンセプト列車」が走る城端線・氷見線には幾度か足を向けました。ともに中越鉄道をルーツとし、同じ高岡を起点にしながら、チューリップに彩られた砺波平野を城端へと登ってゆく城端線と、海岸沿いを氷見へと緩く下ってゆく氷見線は好対照ですが、やはり両線を通して随一のシーニックポイントは氷見線の越中国分-雨晴間ではないでしょうか。
▲6年ほど前の雨晴駅本屋。1995年の訪問時には木造の良い味を出していたが、外板が張り替えられてリニューアルされていた。'09.9.20 雨晴
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▲下りホーム上屋から上り越中国分側を見る。ホームを外れると見事な海岸線が始まる。'09.9.20 雨晴
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▲同じく下りホーム上屋から下り氷見方を見る。客車列車時代の名残で、ホーム有効長はかなり長い。'95.9.5 雨晴
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▲国鉄時代の面影を随所に残していた頃の本屋ホーム側。張り出している部分は閉塞取扱室。'95.9.5 雨晴
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高岡を出た氷見線は、能町、伏木と工場群を分け入るように進みます。ふた昔前であれば専用線が縦横無尽に敷設されたまさにトワイライトゾ~ンでもありました。そんな風景も越中国分からは一変、下り進行右側の車窓は見事な海岸線に埋め尽くされます。晴れた日には富山湾の先に立山連峰も遠望できるこの越中国分-雨晴間は、これまでにも多くの作品が生み出されてきたまさに撮影名所でもあります。

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▲雨晴駅を発車する高岡行きキハ58形2連。当時の氷見・城端線用気動車はいわゆる「高岡色」に塗られていた。'95.9.5 雨晴
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私が最初にこの雨晴海岸を訪れたのは1980(昭和55)年9月のことでした。今から35年も前のことになりますが、当時、この氷見線と城端線の通勤・通学時間帯にはDE10の牽く客車列車が健在で、ペンタックス67で捉えたネガには旧型客車を連ねたこの客車列車の姿が写っています。

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▲雨晴海岸を行くのは「忍者ハットリくん」塗色のキハ40。かつての写真と比較すると、全体に海岸の砂浜が消えたように思える。'09.9.20 雨晴-越中国分
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▲進行現示する腕木式の場内信号機を潜って雨晴駅に進入する氷見行き439D。35年前のひとコマ。'80.9.7 越中国分-雨晴
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その後、雨晴駅には4回ほど訪れておりますが、海岸線をゆく鉄路はもとより、雨晴駅そのものの雰囲気も素晴らしく、今さらながら旧型客車時代にもっと腰を据えて撮影しておけばよかったと悔やむことしきりです。

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▲城端線・氷見線のコンセプト列車の車体外観。提供:西日本旅客鉄道株式会社
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JR西日本金沢支社では、北陸新幹線開業を見据えた城端・氷見線の利用促進に向けて、既存のキハ40系を改造した「コンセプト列車」(列車にコンセプトを持たせた列車)を城端・氷見線で運行する計画です。

このコンセプト列車は線区のコンセプトを「山と海」、車輌のコンセプトを「走るギャラリー」と設定し、氷見・城端線の海岸や散居村など、窓枠を額縁に変えて、この列車で移動することが実はとても贅沢な時間だと改めて発見できる列車を目指すとしています。

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▲城端線・氷見線のコンセプト列車の内装イメージ。提供:西日本旅客鉄道株式会社
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エクステリアは走るギャラリーに相応しいモダンで品格のあるモスグリーンとメタリックゴールド、内装は海側の座席を窓向きに配置し、窓を一部大型化して車窓をダイナミックに楽しめるようにするほか、コンセプト通りに窓枠を額縁風にデザインし、車窓の景色を一枚の絵画のように演出する計画です。

運転区間は城端線の高岡~城端間、氷見線の高岡~氷見間で、今年10月から12月に行われる北陸デスティネーションキャンペーンまでに運転を開始、土休日を中心に年間100日程度の運転が計画されています。なお、平日は普通列車と同様に運用される予定だそうです。

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建設進む京都鉄道博物館。

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▲検修庫6番線では山口線から戻ってきたC57 1号機が検査中。京都鉄道博物館開館後は新設される「SL検修庫」での作業となるはず。'15.2.2
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先週は京都-丹波口間に建設予定の新駅についてお伝えしましたが(アーカイブ「京都-丹波口間に新駅」参照→こちら)、ちょうどその発表があった日、会議があって梅小路運転区に一日詰めておりました。

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▲本館手前では旧京都駅上屋の展示場建設が進み、このポジションからは本館が見通せなくなってきている。'15.2.2
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二か月ほどご無沙汰をしている間に京都鉄道博物館の建屋は驚くべきスピードで成長(?)しており、すでに本館建物は全容を現しております。また、注目の「SL検修庫」もピットが完成して躯体の組立に入っているところでした。今回も例によって運転区屋上からの定点観測をお目に掛けましょう。

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▲同地点の昨年11月20日(上)と9月3日(下左)と8月11日(下右)の状況(再掲)。'14.11.20/'14.8.11/'14.9.3
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▲運転区屋上から本館を見る。画面左では「SL検修庫」の建設が始まっている。'15.2.2
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▲同地点の昨年11月20日(上)と9月3日(下左)と8月11日(下右)の状況(再掲)。'14.11.20/'14.8.11/'14.9.3
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▲「SL検修庫」は鉄骨組立てがたけなわ。重量物を吊る天井クレーンを擁するだけに鉄骨も巨大。下は昨年11月の状況。博物館入りするEF66とDD51の姿が見える。'15.2.2/'14.11.20
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▲今年の正月の恒例"頭出し"ではEF66とDD51も扇形庫に並んだ。100年の歴史の中でも電気機関車がこの庫に入るのは異例。'15.1.4 P:赤樫翔太 (RM Newsニュースより)
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一方、建設工程の関係もあって梅小路には一部の展示車輌の搬入が始まっており、この正月には見事に整備されたEF66とDD51が扇形車庫の「頭出し」に特別出演(?)しております。旧交通科学博物館からのEF52や151系先頭車モックアップなどの搬出の様子は京都鉄道博物館のFacebookでリアルタイムに報告されており、こちらも必見です。
※京都鉄道博物館Facebook→こちら

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▲大宮16番線に停車中のE7系F13編成使用の試乗列車。なお、JR西日本が設定したコースにはW7系W2編成が使用されている。'15.2.5 大宮 P:RM(伊藤真悟)
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3月14日の北陸新幹線長野~金沢間開業を間近にした2月5日(木)、JR東日本とJR西日本は「北陸新幹線 報道試乗会」を実施しました。

20150206173214-1b9b17b1bb39b969804351c11b8c071c5062fe79.jpgこの試乗会では、JR東日本は大宮~金沢間または長野~金沢間往復、JR西日本は金沢~長野間または富山~長野間往復のコースが設定され、編集部からはJR東日本が設定した大宮~金沢間往復のコースに伊藤副編集長が参加いたしましたので、簡単にレポートしてもらいましょう。
▲発車案内表示器は「回送」表示。'15.2.5 大宮 P:RM(伊藤真悟)
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20150206173238-58b83a9afc98d127f69b47805ce41d7d96eb74ec.jpg試乗列車はE7系F13編成が使用され、列車は上野から列車番号9685Eで9:09に大宮(16番線)入線、ここで報道関係者を乗せて9:40に大宮を出発しました。大宮出発後は長野まで無停車で、10:40に長野到着。ここで長野~金沢間のコースに参加する報道関係者を乗せて、10:42に長野を出発しました。
▲E7系F13編成の側面表示器は「団体」表示。'15.2.5 大宮 P:RM(伊藤真悟)
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▲長野を発車後、進行方向右手に長野総合車両センターを見ることができる。205系や209系などが留置中。'15.2.5 長野―飯山 P:RM(伊藤真悟)
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いよいよ新線区間に入り、最高速度260km/hを披露しながら飯山、上越妙高、糸魚川、黒部宇奈月温泉の各駅を通過。富山には11:29に到着しましたが、ドア扱いはなく11:30に出発。さらに新高岡を通過し、大宮を出発してから2時間10分後の11:50、試乗列車は金沢(11番線)に到着しました。

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▲新潟県に入り、糸魚川付近では日本海が見えてくる。今回の新線区間の見どころの一つ。'15.2.5 上越妙高―糸魚川 P:RM(伊藤真悟)
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今回の新線区間はトンネルが約4割となっており、その中でも長野と新潟の県境にかかる飯山トンネル(22,251m)内には最急勾配30‰区間がある難所となっています。また、糸魚川付近では車窓に日本海が現れ、好天であれば、穏やかな青い海を垣間見ることができます。

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▲金沢11番線に入線し、折り返し発車待ちのE7系。ホーム階にある60本の柱は、全部で2万枚を超える金箔で彩られている。'15.2.5 金沢 P:RM(伊藤真悟)
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20150206173403-3064c5a91e587d76b47b35ad437cbb0bb4b38ae5.jpg金沢駅では新幹線ホーム・コンコースが公開され、中2階待合室や1階改札口など、ほぼ完成された駅施設を見学することができました。中2階待合室の壁には石川県産材の能登ヒバで仕上げられ、丸穴には輪島塗をはじめとする30品目236点の同県伝統的工芸品が納められています。また中2階連絡通路にある壁には、二俣和紙と加賀友禅で飾られているなど、地元の素材がふんだんに使われています。
▲金沢11・12番線ホーム上の駅名標。'15.2.5 金沢 P:RM(伊藤真悟)
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▲金沢駅の1階改札口。新幹線ホームは11番線から14番線となっている。「富山・東京方面」の標記が新鮮。'15.2.5 金沢 P:RM(伊藤真悟)
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大宮(長野)発着の試乗列車は、折り返し9684Eとして金沢を12:27に出発。往路と同様に富山・長野にのみ停車し、大宮(15番線)には14:34に到着して試乗を終了しました。復路は金沢―大宮間の所要時分が2時間07分。「本当に金沢に行ってきたのだろうか?」というくらいの速さだったとは、伊藤副編集長の談。

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▲中2階連絡通路には、加賀友禅と二俣和紙で飾られている(左)。向かって左の友禅には兼六園の花鳥風月が、右側にはアケビを通じて四季の移ろいが表現されている。中2階待合室内の壁は、県産材の能登ヒバで仕上げられ、丸穴には石川県の伝統的工芸品が納められている(右)。'15.2.5 金沢 P:RM(伊藤真悟)
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さて、今週末の2月7(土)・8日(日)には、一般の「北陸新幹線開業試乗会」が開催されます。こちらは77倍もの倍率となった抽選で選ばれた2,800人が参加する予定となっています。
取材協力:東日本旅客鉄道株式会社・西日本旅客鉄道株式会社

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▲一昨年の若桜町「さくら祭り」にちなんで若桜駅構内側線で並んだC12 167とDD16 7+12系客車の編成。提供:若桜鉄道
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若桜鉄道では来たる4月11日に蒸気機関車導入に伴う集客効果ならびに経済効果を検証するために、その名も「SL走行社会実験」を行います。若桜線を線路閉鎖し、機械扱いでC12 167、スロフ12、オロフ12、スロフ12、DD16 7 の編成を若桜~八東間で1往復走行させるという、これまでに例のない大掛かりなものです。

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▲編成概念図。提供:若桜鉄道
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▲若桜駅構内で12系客車の先頭に立つC12 167。こんな光景が本線上でも見られることになる。'12.10.19 若桜(再掲)
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C12は無火、DD16の動力で時速10km程度の低速で牽引・推進となります。営業列車ではないので乗車はできませんが、座席には沿線の名物ともなっている八頭町・若桜町住民が作った「かかし」が"乗車"するそうです。

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▲「SL走行社会実験」の運行計画概要。提供:若桜鉄道
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若桜線を無火状態とはいえ蒸気機関車列車が走行するのは45年ぶり。蒸気機関車走行の経済効果を高めると共に安全快適な撮影や見学ができるよう、当日は予約制有料の駐車場・撮影場・宿泊プラン・地場食材を使った弁当などが提供され、当日夕方にはファン向けのトークイベントも開催される予定です。

20150205170441-13c30586ae9aeb42c77087fc107eef1232f9e363.jpg○運行内容
 実施日 4月11日(土)

 若桜駅にあるC12形蒸気機関車、DD16形ディーゼル機関車、12系客車を若桜駅から八東駅まで1往復走行させる。(お客様の乗車は不可)
 郡家駅10:07発若桜行きの列車、若桜発11:25の列車は止め、郡家~若桜間でバスによる代行輸送。
【行き DD16が先頭、C12が最後尾】
 9:00~9:30 若桜駅で出発式典
 若桜駅 9:30発→丹比駅 10:00着10:05発→徳丸駅 10:15着 10:20発→第二八東川橋梁上で5分停車(撮影用)→八東駅 10:35着
【帰り C12が先頭、DD16が最後尾】
 10:25~10:55 八東駅で出発式典
 八東駅 10:55発→第二八東川橋梁上で5分停車(撮影用)→徳丸駅 11:10着 11:15発→丹比駅 11:25着11:30発→若桜駅 12:00着
▲若桜鉄道各駅には住民の皆さんが作った「かかし」がディスプレーされ、さながら情景展示となっている。'12.10.18 因幡船岡
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○出発式典など
 若桜駅および八東駅で出発式典を開催しテープカットを行う。式典中に「鳥取県発地方創生号」ヘッドマークを装着。また、お客様のかわりに八頭・若桜の「かかし」を客車に乗せ愛称名板を客車に装着する。
○駐車場と撮影場所
 国道や県道の渋滞防止や経済効果を高めるため、沿線の撮影スポット近くに有料予約制の駐車場を設ける。駐車場は八東駅近辺、徳丸駅近辺、丹比駅近辺、若桜駅近辺を予定。また、有料予約制の撮影場所も予定。
※見学される方へのお願い
 社会実験を成功させるためにも、係員の指示に従い、線路をはじめ立ち入り禁止場所・私有地・田畑への立ち入りは固くお断りいたします。また、交通法規を厳守いただき指定場所以外での駐車もご遠慮ください。
○実行方法
 本社会実験を鳥取県、鳥取市、八頭町、若桜町の行政関係者ならびに観光団体、旅館・供食業者、商工会、駅を守る会などの関係団体による「若桜鉄道SL走行社会実験沿線サポート委員会」を立ち上げ、連絡調整ならびに実行を行う。
○問合せ
http://www.tottori-inaba.jp/sl/
 なお、業務に支障が出るため若桜鉄道では本件に関する問合せを受け付け不可。

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▲フォトストップが予定されている第2八東川橋梁。翌12日(日)は若桜町の「さくら祭り」も予定されており、ちょうど堤防の桜並木が見事に咲き誇っているかもしれない。'12.10.18 八東-徳丸
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この社会実験を踏まえて将来的な蒸気機関車定期運転の可能性が議論されることとなりますので、若桜鉄道の山田和昭社長は「多数の方に来ていただき、地域で食事・宿泊いただくことが若桜鉄道への応援となります。今後の走行は未定ですので、ぜひこの機会にC12の勇姿をご覧ください」とおっしゃっておられます。

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▲クリックすると公式サイトに移行します。

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▲E233系中央快速線用グリーン車のイメージ。提供:東日本旅客鉄道株式会社

本日、JR東日本から中央快速線・青梅線へのグリーン車サービスの導入が発表となりました。いわゆる旧来の近郊電車ではなく通勤電車のカテゴリーへのグリーン車の投入は初めてのことで、その意味でも多いに注目されます。

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▲中央快速線・青梅線グリーン車運行区間。提供:東日本旅客鉄道株式会社
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発表されたグリーン車導入計画によれば、運行区間は中央快速線(東京~大月間)、対象車輌はE233系通勤型電車で運行する全ての列車、さらにこの中央快速線と直通運転を行う青梅線(立川~青梅間)のすべての列車となります。

連結位置は東京寄りから4輌目・5輌目となり、2階建てグリーン車2輌を組み込んだ編成は12輌編成となります。

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▲グリーン車を組み込んだE233系12輌編成の編成図。提供:東日本旅客鉄道株式会社
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注目のサービス開始は2020年度とアナウンスされており、それまでにグリーン車導入区間の全44駅および車輌基地等において、運行に必要な駅改良工事や線路改良・信号改良工事等が行われる予定です。

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▲2020年度以降の首都圏のグリーン車ネットワーク概念図。提供:東日本旅客鉄道株式会社
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この中央線系統へのグリーン車投入により、首都圏の主要5方面(東海道、中央、東北、常磐、総武方面)すべてにグリーン車が導入されることとなります。

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京都-丹波口間に新駅。

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▲京都-丹波口間に設置される新駅の位置図。提供:西日本旅客鉄道株式会社
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昨日、JR西日本から「嵯峨野線 京都・丹波口間新駅設置に関する京都市との合意について」がプレス発表されました。これはJR嵯峨野線の京都-丹波口間の新駅設置事業に関して京都市と西日本旅客鉄道株式会社の間で基本合意書を締結したことによるもので、いよいよ梅小路、いや京都鉄道博物館の最寄駅が現実のものとなります。

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▲昨日の京都鉄道博物館のエントランス予定地付近。工事用囲には博物館の完成予想図が掲示されている。左は梅小路蒸気機関車館。新駅は画面右手後方に設けられる予定。'15.2.2
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発表によれば、設置場所は梅小路蒸気機関車館の地番と同じ京都市下京区歓喜寺町。京都駅から約1.7㎞、丹波口駅から約0.8㎞の位置で、嵯峨野線が七条通をオーバーパスする付近となります。

駅設備はホームは相対式2面に旅客上屋、駅舎は高架下に設けられ、エレベーター2基、エスカレーター4基が設けられる予定です。総事業費は概算49億円、平成31年春の開業予定となっており、京都鉄道博物館の開館(平成28年春予定)には間に合わないものの、将来的には文字通り京都鉄道博物館の玄関口として賑わうに違いありません。

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▲自ら作曲した発車メロディーのスイッチを押す石原卓蒔君。左は編曲を担当した向谷 実さん、右は土田石神井公園管区駅長と西武鉄道のキャラクター「スマイルちゃん」。'15.1.31 練馬高野台
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西武グループが2010(平成22)年より展開している「西武グループ こども応援プロジェクト」の一環として、池袋線練馬高野台駅の発車メロディーが小学生作曲のものに変更され、これを祝して先週土曜日に記念セレモニーが行われました。

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▲式典は練馬高野台駅ホーム上り方で行われた。左は式典中に折よく登場した「妖怪ウォッチ」ラッピング電車20158Fの各停池袋行き5104レ。'15.1.31 練馬高野台
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これは昨年夏に「お子さまの夢、叶えます」キャンペーンとして子どもたちの夢を募集したところ、「自分の作った発車メロディーを駅で流したい」という応募があり、西武鉄道がこれを実現したものです。編曲はお馴染みの向谷 実さん。11時45分から開催された記念セレモニーには夢を叶えた小学生とともに向谷さんも列席されました。

実は企画段階で少々お手伝いさせていただいたご縁もあって私も会場へ。今回「作曲」をしたのは小学2年生の千葉慎之介君と小学3年生の石原卓蒔(たくま)君のふたりで、残念ながら千葉君はインフルエンザに罹ってしまい欠席。式典では緊張した面持ちの石原君が最初の発車メロディーのスイッチを押しました。1番ホーム(下り)に流れるのが千葉君作曲の「きれいな川」で、練馬高野台駅付近の石神井川で2羽のカモが遊んでいる様子を表現したそうです。2番ホーム(上り)は石原君の「たのしい場所」。西武鉄道が大好きな石原君は、駅に来るとワクワクして楽しい気分になるのをメロディーにしたそうです。

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▲新しい発車メロディー「たのしい場所」で発車してゆく初めての上り列車を見送る向谷さんら。'15.1.31 練馬高野台
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編曲を担当した向谷さんによると、西武鉄道の発車メロディーは他社より短い5秒。この短い"尺"に二人の作品をどう収めるかに苦労されたそうです。ちなみに上りのメロディーは通勤・通学に出掛ける動的なシチュエーションを反映して3拍子に、逆に下りは帰宅や行楽のゆったりした気分を表現して4拍子になっているそうです。

20150201214850-84dcb49a69a13bc50b8c6cdde2ae019f1ef9fe54.jpgこの日はちょうど「練馬高野台〜大泉学園間 高架化完了イベント」も開催されており、隣駅の石神井公園駅近くの会場をのぞいてみました。2007年度から進められてきた練馬高野台~大泉学園間の高架化事業もついに完成、1月25日(日)の初電からは最後に残されていた石神井公園−大泉学園間の上り線が高架線に移行しました。この感謝イベントでは高架以降まで使用されていた仮上り線の跡を歩けるミニウォーキングも実施されていましたが、これがたいへんな人気ぶり。先着1000名限定の整理券は昼にはなくなってしまうほどでした。

▲「高架化完了感謝イベント」会場には、西武鉄道自らが所蔵する懐かしい前サボやヘッドマークの数々も展示された。'15.1.31 石神井公園
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▲一日限りのイベントとあって会場は大賑わい。画面左に見えるのが一週間前まで使用されていた仮上り線。実に35‰の急勾配。'15.1.31 石神井公園ー大泉学園
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ところで、このイベントのお誘いを受けた際、石神井公園−大泉学園間でかれこれ40年ほど前に列車写真を撮っていることを思い出しました。出掛けにネガを探してスキャニング。そこに写っていたのは一面の空地を横目にのんびりと走るE71牽引のガソリン輸送列車でした。

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▲イベント会場の40年前。ウェスチングハウス・ボールドウィンのE71(1922年製/もと国鉄ED10)が牽く2207レが行く。ちなみにパンタグラフはまだPS13のまま。'75.8.30 石神井公園ー大泉学園
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▲上の写真の定点撮影。空地だった周辺は住宅が密集して40年前の面影はまったくない。画面奥の高架下では「高架化完了感謝イベント」が開催中。'15.1.31 石神井公園ー大泉学園
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イベント会場を早々に引き上げていざ定点観測へ...ところが線路が高架になったのみならず、周辺のあまりの変わりように撮影場所を容易に同定できません。北風の中を歩くこと小一時間、やっと線路北側の一件の家屋だけが40年前の画像と同じであることがわかりました。もちろん住宅が密集して同じポジションからの定点撮影はとても不可能でしたが、偶然にもそれはイベント会場そのものの立ち位置だったのです。

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▲E71の牽く下り貨物列車の"後追い"。▼印の家屋だけが現在でも残っており、捨てゴマだったこの写真が場所を同定する決め手となった。'75.8.30 石神井公園ー大泉学園
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▲そしてこれがその現状。▼印の家だけが40年前と変わっていない。それにしてもあまりの激変ぶりに言葉がない...。'15.1.31 石神井公園ー大泉学園
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