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荒川好夫写真展「北海道 冬」とニセコ町・有島記念館の取り組み。(上)

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▲有島記念館で来年2月22日まで開催されている荒川好夫さんの写真展「北海道 冬」~蒸気機関車C62 栄光の記録~の会場風景。'14.10.3 P:有島記念館
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「カインの末裔」「生れ出づる悩み」「或る女」などで知られる大正期の作家・有島武郎の人と作品、武郎が所有した農場の足跡を紹介している北海道ニセコ町の有島記念館で、荒川好夫さんの写真展「北海道 冬」~蒸気機関車C62 栄光の記録~が開催されています。写真展のみならず、ニセコ町の鉄道遺産の利活用に向けたさまざまな取り組みが行われていますので、二日間に分けてご紹介してみましょう。折しも「SLニセコ号」のファイナルランが近づいてきています。紅葉のニセコを訪れた際には有島記念館にもぜひ足を向けていただきたいと思います。

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▲会場の有島記念館は羊蹄山を望む風光明媚な立地にある。周辺には農場事務所跡や、有島武郎が農場解放を宣言した弥照神社などがある。P:有島記念館
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あらためてご紹介するまでもないかとは思いますが、荒川好夫さんは1968(昭和43)年から国鉄本社広報部の専属カメラマンとして、国鉄の広報及び宣伝用写真撮影に従事され、あの「ヨン・サン・トオ」改正前後から1987(昭和62)年の分割民営化に至るまでを記録し続けてこられました。なかでも1971(昭和46)年冬に函館本線小樽~長万部間(山線)にC62重連の急行「ニセコ」を追ったドキュメンタリーは、今でも多くのファンの心に残っており、小誌『感動の所在地』などでもその迫真の作品を数多く使わせていただいております。

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▲デジタルではなくフィルムにこだわった作品は荒川さんならではのもの。"山線"の列車ばかりでなく、当時のニセコ町周辺の生活の息吹きも感じられる。'14.10.3 P:有島記念館
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▲会場にはニセコ駅駅名標や模型なども展示されている。なお、10月15日~11月30日の間は会場の都合で展示スペースが狭くなるそうだが、展示内容に大きな変更はない。'14.10.3 P:有島記念館
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今回の写真展はこの一連の作品57点(2010年に東京の個展で展示)と、同時期に撮影されたニセコ駅を巡るある一日の記録や、当時のニセコ町の風景などの作品18点の計75点が展示されています。もちろん展示作品はすべて銀塩プリントですが、実は荒川さんは現在もフィルムにこだわり続けておられ、先日、プライベートで撮影をご一緒した際も、フィルムカメラを愛おしそうに持参されておれらました。

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▲講演会「回想・函館山線」でC62重連急行「ニセコ」を追っていた当時の思い出を語る荒川好夫さん。'14.9.13 P:有島記念館
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▲展示会場で観覧者と気軽に話し込む荒川さん(左)。講演会参加者には荒川さん自らが手焼きして、1点1点サインを入れたしおりがプレゼントされた(右)。'14.9.13 P:有島記念館
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また、すでに終了してしまっておりますが、去る9月13日には荒川さんの講演会「回想・函館山線」が開催されました。急行「ニセコ」を追いもとめていた当時の話をはじめ、その運行を陰で支えた鉄道マンの姿、1971(昭和46)年に急行「ニセコ」を車で追っかけ撮影していた際に、ニセコ町内の雪道でスリップして路外に落ちた裏話などを交えて、たいへん盛り上がった講演会だったそうです。

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ところでニセコ町と有島記念館ではニセコ駅構内にある転車台の"動態化"や、かつてニセコ駅(狩太駅)を起点にしていた「殖民軌道真狩線」の探訪など、地域に根ざしたさまざまな取り組みを行っています。来たる11月3日にはこれらの見学会も予定されているそうです。くしくも、この11月3日は19年前に「C62ニセコ号」の運行が廃止になり、転車台が使用停止となった日です。明日はこの転車台"動態化"の取り組みと、殖民軌道真狩線について詳しくご紹介してみましょう。

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