鉄道ホビダス

新潟交通の保存車輌を訪ねる。(下)

140826n011.jpg
▲「かぼちゃ電車保存会」の皆さんの手によって現役さながらの情景を見せてくれる旧月潟駅ホーム。ちなみに「かぼちゃ電車とはその車体塗色から名付けられた愛称だという。'14.8.20
クリックするとポップアップします。

1933(昭和8)年春に新潟電鉄として東関屋~白根間で営業開始した新潟交通鉄道線は、同年夏には両端部を延伸して県庁前(のちの白山前)~燕間35.8㎞全線が開業、戦時統合で新潟交通鉄道線となり、その後、半世紀近く路線を堅持していましたが、1992(平成4)年に白山前(もと県庁前)~東関屋間の軌道線区間を廃止したのを皮切りに、翌年には月潟~燕間が廃止されて、東関屋~月潟間21.6㎞のみが残されるかたちとなってしましました。起点・終点はもとより中間駅でもまったく他路線と接続しない、いわば孤島化してしまったわけです。頸城鉄道や下津井電鉄などほかにも同様の例がありますが、いずれも存続はならず、遠からず終焉を迎えることとなってしまいます。

140826n006.jpg
tukigata98.10.20_0001.jpg
▲月潟駅ホームの今(上)昔(下)。架線柱の位置などを比べてみると、対向ホーム(下りホーム)は待合室を含めて新たに作り直されていることがわかる。'14.8.20/'98.10.20
クリックするとポップアップします。

140826n002.jpg
tukigata98.10.20_0005.jpg
▲かつて貨物側線と貨物ホームがあった東関屋方の構内(下)は、すっかり整備されて駐車場と休憩スペース、トイレなどが設けられている(上)。'14.8.20/'98.10.20
クリックするとポップアップします。

部分廃止後に残された区間の大半、越前大野~月潟間は中ノ口川の堤防に寄り添うようなかたちで路線が敷設されており、"かぼちゃ電車"と愛称されるどことなく温かみのある車体塗色とともに、新潟交通ならではの風景を見せてくれていました。

tukigata98.10.20_0002.jpg
▲全線廃止まで半年ほどとなった時点の月潟駅。停車しているのはモハ12の東関屋行き。'98.10.20
クリックするとポップアップします。

tukigata98.10.20_0006.jpg
▲月潟駅本屋を見る。新潟電鉄時代からのものと思われる木造の本屋は左右13.64mとかなり大きい。'98.10.20
クリックするとポップアップします。

140826n009.jpg
▲今でも現役当時のまま残されている月潟駅待合室内。1993(平成5)年以降は月潟~燕間が廃止されてここ月潟駅が終点となっていた。'14.8.20
クリックするとポップアップします。

140826n007.jpg
▲六分方の軌道跡は整備されて遊歩道となっている。右側の大きなモニュメントは2003(平成15)年に建立された「越後獅子の唄歌碑」で、美空ひばりファンも多数訪れるという。'14.8.20
クリックするとポップアップします。

訪れた日は天気予報とは裏腹に真夏の太陽が容赦なく照りつける酷暑となりましたが、駅構内には自生していると聞くユリが可憐な花を咲かせており、一服の清涼剤となっていました。間もなくコスモスも花盛りを迎えるそうで、「かぼちゃ電車保存会」では9月28日(日)に公開イベントも企画されているそうです。新潟交通鉄道線の現役時代をご存知の方もそうでない方も、ぜひ足を向けてみられてはいかがでしょうか。

140819nRML181bn.jpg

kokutetsu38bn.jpg

国鉄車輌誕生秘話_bn.jpg

kikansyahyoubn01.jpg

レイル・マガジン

2014年8月   

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
「編集長敬白」が携帯電話でもご覧になれます。下記アドレスもしくはQRコードを読み取ってアクセスしてください。
http://rail.hobidas.com/blog/
natori/m/

ホビダス・マーケット新着MORE

  • 俺がイル
ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2016 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.