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新潟交通の保存車輌を訪ねる。(上)

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▲中ノ口川(画面右)堤防から旧月潟駅構内を見渡す。保存車輌はもとより、しっかりと残された架線柱やカテナリーなどが新潟交通現役時代へとタイムスリップさせてくれる。'14.8.20
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先週の新潟取材の際は、旧月潟駅跡に残る新潟交通の保存車輌をまず訪ねることにしました。新潟交通鉄道線の最後に残された区間、東関屋~月潟間が廃止されたのは1999(平成11)年4月のことですから、早いものですでに15年の歳月が流れており、その存在は地元でも次第に忘れられつつあるようです。

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▲月潟駅ホームの今(上)昔(下)。16年の時間を隔ててのほぼ同位置からの撮影だが、当時の面影が見事に残されていることがわかる。ちなみに下の写真を撮影した1998(平成10)年当時は路線短縮でここ月潟が終点となっていた。'14.8.20/'98.10.20
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そんななかで特筆されるのがここ月潟駅跡を拠点に活動を続ける「かぼちゃ電車保存会」です。構内に保存されているモハ11、電動貨車モワ51、そしてラッセル車キ116の3輌のメンテナンスを行っているほか、往時の面影を色濃く残す木造駅舎や構内施設の保全に献身的な努力をされておられ、訪問当日も公開日でないにも関わらず、ご近所にお住まいのボランティアの方が通気のために車輌や駅舎の窓開けをしておられました。

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▲新潟交通のアイドル的存在だったモワ51も美しい姿で保存されている。末期はキ116の推進用としても活躍していた。'14.8.20
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そんな活動が実を結んで、本年3月18日には「旧新潟交通電車線月潟駅関連施設」として新潟市民文化遺産に認定されたそうです。3輌の車輌は屋外展示のため、車体外板の補修をはじめ、冬期間には全体をシートで覆うなどの保守が不可欠で、地元の皆さんを中心とした「かぼちゃ電車保存会」メンバーがその保全に地道に取り組んでおられます。

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▲モワ51(上)とモハ11(下)の室内。モワの貨物室内にはイベント時に使用される手押しトロッコが保管されているが、この輪軸は蒲原鉄道から譲ってもらったものとのこと。'14.8.20
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思い返してみると月潟駅を最後に訪れたのは1998(平成10)年のことですから、16年も前のことになります。中ノ口川からの川風が寒いほどの秋の日でしたが、今回訪ねてみて、駅構内は見事に往時の面影を残しており、既視感にとらわれるほどでした。しかも駐車場やトイレなど公園施設としての近代化整備も進んでおり、ボランティアの皆さんの保存活動とあいまって、この地が鉄道遺産を語り継ぐに相応しい実に魅力的なエリアに生まれ変わっていることに驚かされました。

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▲スノープラウがいかめしいモワ51の正面とモハ11が向き合うかたちで保存されている。'14.8.20
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