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白熱の「鉄道模型コンテスト2014」。

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▲見事、文部科学大臣賞に輝いた明治学院中学校・明治学院東村山高等学校鉄道研究部のコーナーモジュール。山手線、総武線、中央線、山手貨物線(埼京線)が集中するJR代々木駅を見事な密度と完成度で模型化した。なおかつ、背後に聳えるNTTビルも同スケールで再現。'14.8.9
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先週末(8月9日・10日)は東京ビッグサイト(東京国際展示場)で「鉄道模型コンテスト2014」が開催され、6回目となる全国高等学校鉄道模型コンテストには実に120校もが、この夏に向けて製作した自慢の模型を持って集いました。

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▲その細部。決められたモジュールに合わせるために山手線を単線(!)にする(左)など、その柔軟な発想も大きく評価を上げた。また現地を丹念に調査した再現(右)も高校生レベルを超越している。'14.8.10
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この「鉄道模型コンテスト」は今年から文部科学省の後援となり、最優秀賞には「文部科学大臣賞」が授与される栄誉も加わったこともあって、ビッグサイトは高校生の熱気でたいへんな賑わいとなりました。なかでも白熱したのは、やはりエントリー数が圧倒的に多いモジュール部門で、昨年に続いて女子校の参加もとりわけ目立つ大会となりました。

140810n016.jpgさて、初めての「文部科学大臣賞」を手にしたのは、明治学院中学校・明治学院東村山高等学校鉄道研究部です。JR代々木駅をモチーフとしたコーナーモジュールは「学生が選ぶベストワン賞」と「加藤佑治賞」も同時受賞しており、驚くべきトリプル受賞を成し遂げました。詳しくはRMモデルズ誌上でもあらためてご紹介できるかと思いますが、企画力、観察力、表現力が見事に揃った作品で、審査員の東京芸術大学美術学部八木澤先生が、「作りきった」作品と賞賛されたのも頷けます。
▲文部科学大臣賞の賞状を手に喜びの明治学院中学校・明治学院東村山高等学校鉄道研究部のメンバー。'14.8.10
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▲モジュール部門優秀賞は2校。これは千葉県立千葉高等学校鉄道研究部の御茶ノ水駅で、"本線"は丸ノ内線とし、JR線はあえて6.5㎜ゲージを採用して狭軌感を演出。全体の構成の巧みさと適度なウェザリングも見事だった。'14.8.9
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▲同じくモジュール部門優秀賞を獲得した共立女子高等学校地理歴史部の棚田をモチーフとしたモジュール。キッチン用品やプリザーブドフラワーを駆使して女性らしい繊細さで日本の原風景を再現。隧道から出てきて谷を渡る"本線"線路を平行ではなく微妙な角度を付けるなど演出にも長けていた。'14.8.9
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▲フジサンケイビジネスアイ賞に輝いた滝川高等学校鉄道研究部の弁天町駅。今春閉館した交通科学博物館への惜別の思いが込められた作品で、ホームのリアルな広告類、高架下の作り込み、さらにそれを見やすくするために屋根や壁の一部を透明にするなど、ギャラリーへの細やかな配慮も特筆された。'14.8.9
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優秀賞は大接戦の末に千葉県立千葉高等学校と共立女子高等学校の2校が受賞。千葉高等学校は御茶ノ水駅を、共立女子高等学校は日本の原風景としての「棚田」を題材に選び、両者ともに綿密な現地踏査を経て、見事な作品へと昇華させています。


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▲「魔女の宅急便」へのトリビュートとして取り組んだ白梅学園清修中高一貫部鉄道模型デザイン部の作品は、「来場者が選ぶベストワン賞」を射止めた。細かな作り込みや色使い、メルヘンチックな全容は、会場内でもひときわ目を引いていた。'14.8.10
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一畳レイアウト部門でひときわ目を引いたのは、最優秀賞を獲得した東京都立大崎高等学校ペーパージオラマ部のレーテッシュバーン・アルブラ線。高さ65mと言われるラントヴァッサ橋梁をアクチュアル・スケールで再現しようと、段ボールで巨大な骨組みを組んで、まさに見上げる大きさの一畳レイアウトを実現させました。

140810n014.jpg今回は東京芸術大学美術学部八木澤優紀(まさ)先生、関水金属(カトー)の加藤 浩社長、日本鉄道模型の会(JAM)の初代会長でがん研有明病院化学療法担当部長の水沼信之さん、そして私の4名が審査員となり、私が審査委員長の大役を仰せつかりました。審査当日は一日で120以上のエントリーを巡って評点する過酷なスケジュールとなりましたが、とにかく受賞作品選定、ことに上位決定は白熱、学生の皆さんが引き上げた夜に再び審査員一同で会場を回るほどでした。
▲コンテストの審査委員長は私が務めさせていただき、僭越ながら最後に講評を語らせていただいた。'14.8.10
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▲審査結果発表と表彰式は、10日朝9時から行われた。'14.8.10
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来年の開催は8月8日(土)・9日(日)とアナウンスされており、すでに募集が始まっています。文部科学省後援となったこともあって、来年はさらに熱い夏がやってくるに違いありません。

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